1951-11-14 第12回国会 衆議院 人事委員会 第5号
さらにまたわれわれといたしましては、現在の給與形態におきましても、あまりに上に厚く下に薄い給與の形態がとられておりまして、これに対しまして反対の見解を持つておるものでございますが、今次改正が行われるといたしますならば、この上に厚く下に薄いという給與形態が、さらに拍車をかけられる結果に相なります。
さらにまたわれわれといたしましては、現在の給與形態におきましても、あまりに上に厚く下に薄い給與の形態がとられておりまして、これに対しまして反対の見解を持つておるものでございますが、今次改正が行われるといたしますならば、この上に厚く下に薄いという給與形態が、さらに拍車をかけられる結果に相なります。
もしこういつたような給與形態がなされるならば、国家公務員の場合も地方公務員の場合も、また国の官庁であろうと、地方の自治体であろうと、皆さんが最も希望されないような結果を招来すると思うのであります。
その次に常傭出来高労務者でありますが、この常傭出来高労務者につきましては、大体勤務形態が非常に……給與形態が、第一に出来高拂いでありますのと、それから勤務拘束度等が非常に低いと申しますか、勤務の拘束度が低いというような観点からしまして、これを常勤職員という状態に取扱うことはできなかつたのでありまして、成るべく年から年中おるという点に鑑みまして、これを常勤に近付け得るならば得るような処遇の方法を講じたいと
○加藤(充)委員 どうも定給の者と出来高払いの者との区別を、非常に概念的に区別をされますが、こういうものこそが、現在の日本の給與形態なり、給與の性格として、区別ができないようなものになつて来ておる。その区別のできないということは、先ほど舌をかんだ、非常勤的非常勤というようなものと、非常勤的常勤という言葉との区別がつかないというよりは、もつと区別しにくい形態であると思うのであります。
すなわち現実に給與形態によりまして、結局この出来高払いの番に対しましては、現在のところまだ支給することは考えておりません。
それは事実上そういうふうに一般の常勤の公務員と同じような勤務をいたしておるから、事実上そういう取扱いを例外的にするということでございまして、この点は日雇いの場合とそれから請負の場合とでは給與形態も違いますし、日雇い労務者に入つておりますところの、事実上継続勤務いたしております者も、私どもの考え方といたしましては、本来ならば石炭手当なり寒冷地手当なりを支給すべきものではないと考えるのであります。
職階制に基く給與制度は、資本主義が発達し、国民所得が増大しまして、賃金水準が平均労働力の再生産費を上廻つて、給與形態が生活給よりもむしろ能率給にはつきりと移行し得る地盤の上にのみその本当の効果を発揮するものでありまして、現下の我が国の窮乏化して社会におきましては、この点職階制が健全なる体制で運営されるという容観的な地盤が非常に不安定なのであります。
最後に共産党の米原委員は、給與形態については一層の考慮を拂うべきであるとの警告をつけられまして原案に賛成なされたのであります。討論を終り、両補正予算を一括採決に付した結果、全会一致原案通り可決確定いたしました。 この段御報告申し上げます。(拍手)