1999-07-19 第145回国会 参議院 予算委員会 第19号
それから、医療保険制度の改革も、厚生省の提案いたしました日本型参照価格制度、いわゆる薬剤定価・給付基準額制という制度をずっと長いこと検討してまいりましたが、なかなか合意が得られないということでございまして、これも一応、その方式それ自体はいわば白紙還元ということであります。
それから、医療保険制度の改革も、厚生省の提案いたしました日本型参照価格制度、いわゆる薬剤定価・給付基準額制という制度をずっと長いこと検討してまいりましたが、なかなか合意が得られないということでございまして、これも一応、その方式それ自体はいわば白紙還元ということであります。
例えば、薬価制度の問題にいたしましても、その趣旨に沿って薬剤定価・給付基準額制という制度を二年近くかかって検討して提案申し上げたのでありますが、基準価格を超える部分について自己負担を求めるという内容でもございまして、なかなか合意が得られませんでした。
○宮下国務大臣 今、主として薬価制度を中心にした医療保険の改革について与党内で議論をしていただいておりますが、率直に申しまして、私ども、薬剤定価・給付基準額制というものを御提示いたしたのでありますが、なかなかこれが同意が得られない。これは党内の同意ばかりではございませんで、対米関係等もございました。
それから医療保険につきましても、これは医療保険福祉審議会におきまして、もう一年有余にわたりまして検討が重ねられ、そして我々は答申をいただいたわけでございますが、これは薬剤定価・給付基準額制、いわゆる日本型参照価格制度というものでございましたが、これについてもいろいろな角度からの見解がございますし、その調整にかなりいろいろ難航いたしまして、今日、参照価格制度は一応戻して、しかし、薬価差に基づく医療保険
薬価制度につきましては、今委員の御指摘のように、いわゆる参照価格制度、薬剤定価・給付基準額制と申しておりますが、これがいろいろの面で異論もございまして、薬価差に基づく診療のあり方を十分是正できるかどうかという問題の提起もありまして、これは一応これにこだわらないということにいたしまして、しかし、薬価差による医療保険制度というものはおかしいので、この是正は図るということは共通した認識で、今具体的な方法についてかなり
具体的に今、委員御指摘ございました意見書の、出す意見として取り上げられました薬剤定価・給付基準額制の考え方は、基本的には個々に設定をされます薬剤定価に基づきまして保険給付を行うわけでありますけれども、やはり臨床上、それによりまして同等の効果がある薬剤のグループごとに給付基準額を設定いたしまして、その給付基準額を上回る薬剤定価のものについては定率負担とは別に患者負担が生じるという格好にいたしております
また、この意見書あるいは取りまとめにつきましては、薬価の基準制度の新たないろいろな試案が提示されたところでありますけれども、その中で薬価改定について薬剤定価・給付基準額制という方式が、いわゆるたたき台ということで特に提示されているわけであります。
なぜ厄介かと申しますと、これは、薬価制度につきましては既に審議会から答申が出ておりますけれども、いろいろの意見がございまして、特に私どもは、いわゆる日本型参照価格制度といいますが、薬剤定価・給付基準額制というのを主流に考えて、ずっと審議会で御審議をいただいてまいりました。しかし、それはかえって抑制になって、しかもまたいろいろの点でふぐあいだという意見が強力に展開されております。
その中で、さっき言った薬剤定価・給付基準額制が一番いいのではないかということが審議会の答申で述べられつつ、なおこれは非常に問題だということもつけ加わった特殊な、両論併記とまではいきませんけれども特異な答申になっております。 したがって、この問題は、仮にそれだけに固執をした場合には対決的な状況がなかなか解消しにくい面もあることも否定できないと思います。
あるいは薬剤定価に係ります流通経費率等につきましての検討、あるいは画期的新薬の範囲をどうするか、そういった基準上の例外扱い等をするものについてどのように範囲を決めるか、こういったことにつきましては専門家の組織で、厚生省が密室でやるというような御指摘がございましたけれども、そういうことではなくて、情報も公開をして、透明性、公平性を確保した中でやっていくというような方向を考えようというのが今の薬剤定価・給付基準額制
○金田(誠)委員 厚生省は、これから薬剤定価・給付基準額制をやろうというふうに思っているわけでしょう。そうではない、全く白紙でございますというならそれはそれでいいのですけれども、これほど手間暇かけて検討しているのは、それを導入しようというお立場なわけです。
○羽毛田政府委員 公定価格ということでは同じではないかということでございましたけれども、現在の公定価格という意味合いと、まだ最終案ができておりませんから確定的にこの案に準拠して物を申し上げるということがなかなかできないところがございますけれども、仮に薬剤定価・給付基準額制というたたき台ということで出していただきましたのはいわゆる給付基準額という形で、上限を決める額とは本質的に事柄としては違っていると