1967-04-21 第55回国会 衆議院 決算委員会 第5号
参議院の決算委員会で、わが党の二宮委員の質疑の経過から見ますと、四十年の八月には、公庫は、共和の流用すなわちブドウ糖関係の遠心分離機あるいは結晶かんを設置するための融資金を精糖部門に流用する事実を知っておったが、その検査の際に融資金の流用を発見していたと思われるけれども、この点についてはどうですか。
参議院の決算委員会で、わが党の二宮委員の質疑の経過から見ますと、四十年の八月には、公庫は、共和の流用すなわちブドウ糖関係の遠心分離機あるいは結晶かんを設置するための融資金を精糖部門に流用する事実を知っておったが、その検査の際に融資金の流用を発見していたと思われるけれども、この点についてはどうですか。
しかし、その当時の調査によれば、数字はちょっとわかりませんが、四億貸したわけですが、その砂糖のほうに転用された結晶かんその他の価格を差し引きましても、ブドウ糖の費用等に四億以上のものが出ているという判断で、全体としてはこちらから貸した資金の流用がなかったという判断で償還を命ずるというようなことをしなかった、こういうことでございます。
それで、そのとき、あなたは、結晶かんとか遠心分離機等が流用されておるということでおっしゃたのは、二億一千万ないし二億二千万と、こういう数字まであげておっしゃっているわけですよ。そうしますとね、いろいろ言いわけはありましょうけれども、このときにすでに用途外流用があったという事実はわかっているわけでしょう。それもわからないといって逃げるのですか。
○参考人(大沢融君) その当時の話として申し上げますが、私どものほうの金の貸し方としては、たとえば結晶かんが二億かかるから二億貸す、それから埠頭の工事が一億かかるから一億貸すというようなことじゃございませんで、工事全体をつかんで幾らかかる、そのうちどれだけの実支払いをしたかということをつかんで、四億以上のものが使われるという判断のもとに四億出しているわけです。
公庫のほうから相手先に対してどういうふうに金が支払われたのか、融資がどういうふうに支払われたのかということを公庫のほうで会社に追及をしたところが、そして、特にその中で機械の代金決済について問い詰めていったところが、会社側からまことに申しわけないが、当時精糖部門を早急に完成しなければならなかったので、ブドウ糖関係の遠心分離機あるいは結晶かんを精糖部門に流用した、結果的には精糖機械のほうに支払い代金を充
○二宮文造君 ならば、その遠心分離機と、それから、私もよくわかりませんが、先ほどの結晶かんの機械の金額をお知らせ願いたい。