1948-07-03 第2回国会 参議院 運輸及び交通委員会 第14号
大体経濟運賃といたしましては、國有であります関係上、コストを中心にして、經費を中心して決めるべきものでありますが、そういう観点から見ますと、現在の旅客運賃というものは、大体経営費の四八%から五一%の運賃だと承知いたしております。 又貨物運賃におきましては、経営に対しまして一二%程度のものだと了承いたしております。
大体経濟運賃といたしましては、國有であります関係上、コストを中心にして、經費を中心して決めるべきものでありますが、そういう観点から見ますと、現在の旅客運賃というものは、大体経営費の四八%から五一%の運賃だと承知いたしております。 又貨物運賃におきましては、経営に対しまして一二%程度のものだと了承いたしております。
これは今まで大分問題になりましたが、経濟運賃であるべきものが、財政運賃になつたということが言われております。それで経濟運賃が財政運賃になつて、今言つたように國家財政そのものを破壞するようなところへ行つておる。ところが更に問題が進んで、いろいろな党派の関係から、倍率に変化が生じて修正案も出て來ております。そうして或るところへ落着こうという趣きが見えておる。
勿論國鉄が一企業として進む以上、原價計算に基く経濟運賃を以て仕事をするということは望ましいことでありまするが、只今も中村議員から話がありましたごとく、この旅客と貨物及び一般國民、この三者の負担の公正を得ておるや否や、又國民生活の安定の見地から言いまして、更にインフレ政策の上から言いまして、更に経濟復興の觀点から見まして、その他各種の今日の重要政策を勘案して、果してこれで適正なりや否やということが問題