1967-06-23 第55回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第20号
しかもガス、湧水、盤圧、地下温度の上昇など、こういうような悪条件が重なっておりまして、経済的採掘がまことに困難であることは御承知のとおりでありまするが、それにもかかわらず、わが国の石炭産業の生産性の向上は今日まことに目ざましいものがございまして、能率におきましてもフランス、英国を凌駕し、西ドイツに迫らんといたしておるわけでございます。
しかもガス、湧水、盤圧、地下温度の上昇など、こういうような悪条件が重なっておりまして、経済的採掘がまことに困難であることは御承知のとおりでありまするが、それにもかかわらず、わが国の石炭産業の生産性の向上は今日まことに目ざましいものがございまして、能率におきましてもフランス、英国を凌駕し、西ドイツに迫らんといたしておるわけでございます。
次に、私は、鉱区の整理統合についてお伺いしたいのでありますが、新鉱、増強、維持炭鉱を問わず、また、その炭量の多い少ないにかかわらず、その坑口と基幹坑道の展開を中心にしてその経済的採掘可能区域を設定し、その間の鉱区をすみやかに整理、統合して、長期的、かつ経済的採掘条件をすみやかに整備すべきであると思うが、鉱区調整に関する基本的態度を承りたいのであります。
その理由は第一に石炭鉱業は他の地上の工場と性質が違いまして、地上の工場でありますと、一旦設備いたしましたものから生産をして、それが償却によつて又新らしい設備を造つて又生産をするというふうに、回転いたして行くのでありますが、石炭業におきましては償却の起業の基礎となりまする経済的採掘可能炭量というものが、自然物でありますので、断層の変化その他によりまして起業当時に予定したものよりは著しく変ることが非常に
○政府委員(平井富三郎君) 大きな炭鉱になりまして、いわゆる第一坑、第二坑、第三坑というような坑口が複数あるものも当然あるわけでありますが、これらが一つの事業場と見られます地理的な條件、経済的、採掘上の條件から見まして、一つの炭鉱と見られます場合は、一炭鉱とみなすわけであります。