1953-07-01 第16回国会 参議院 大蔵委員会 第10号
現在問題になつておりまする一番大きな点は、やはり金融機関、特に銀行におきましてその経営をできるだけ合理化する、そうしてコストをできるだけ下げ、一方において預金者の保護に欠けるところがないだけの十分なる基礎を築き上げると共に、国民経済殊に産業界に対する融資と申しますか、できるだけこのサービスを向上して行くということのために努力をいたさなければならん、こういう観点から私どもかねがね具体的な問題についていろいろと
現在問題になつておりまする一番大きな点は、やはり金融機関、特に銀行におきましてその経営をできるだけ合理化する、そうしてコストをできるだけ下げ、一方において預金者の保護に欠けるところがないだけの十分なる基礎を築き上げると共に、国民経済殊に産業界に対する融資と申しますか、できるだけこのサービスを向上して行くということのために努力をいたさなければならん、こういう観点から私どもかねがね具体的な問題についていろいろと
くしたいというお言葉でありますが、これはどの地方においても経営の合理化を図ることは当然であつて、少くすることが当然でありますが、併しながらそれはどうしてもお言葉の中に国鉄としての経営の企業性、或いは経営の合理化ということに急であつて、その結果或いは他の公共性に対して、殊に私は申上げたい点は、單なる他の事業と違つて地方の経済、大きく言えば日本の経済というものに直結した非常に重要な意義のあるものでありますから、日本経済殊
この点については政府の財政收入を確保する意味から申しますと急速にこれを処分したいのでありますが、一般産業経済殊に証券市場を圧迫しないということの建前からその時期と方法には單に今までの手続法で決めてありますだけでは適当でないかように考えております。
それと同時に、他方におきましては貿易産業を促進いたしまして、貿易産業と傾斜生産による重点基礎資材の増産ということと相まちまして、そして、一般の産業にそれが順次及ぶようにいたしまして、経済殊に産業回復、生産回復の一途をたどるようにいたしたい、こう考えておる次第であります。