1977-11-15 第82回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
○坂倉藤吾君 この溶糖能力の算出根拠、これをお尋ねをしたいんですが、これはそれぞれのいわゆる公称能力によってこの数字というのがはじかれたのか、あるいは機械寸法能力によってはじかれたのか、あるいはまた経済操業能力といいますか、そういう立場ではじかれたのか。農林省のいわゆる研究会ですね、これは機械寸法能力を採用されておるようですが、この辺は何に基づきますか。
○坂倉藤吾君 この溶糖能力の算出根拠、これをお尋ねをしたいんですが、これはそれぞれのいわゆる公称能力によってこの数字というのがはじかれたのか、あるいは機械寸法能力によってはじかれたのか、あるいはまた経済操業能力といいますか、そういう立場ではじかれたのか。農林省のいわゆる研究会ですね、これは機械寸法能力を採用されておるようですが、この辺は何に基づきますか。
西欧等の実例からいたしましても、大体百二、三十日というのがビート工業の場合の一応の目安になっておるようでございますので、大体ことしあたりの大根の量、これは歩どまりは別にいたしまして、大根の量といたしましては、大体いまの施設とことしの大根の量というのはほぼ経済操業度に見合ったような形にまでなってきておるということは言えるかと思いますが、しかし、今後全体としての目標年次に従って全体の生産量がふえてまいりますというと
ですから、あのときの根拠というものは、原料の面においては、一応操業日数は百二十日操業というものを経済操業の一つの目標に置いて、そうして原料面においては四千百斤の六千町歩。これは、別に反収がそれでなければならぬとか面積が幾らでなければいかぬということではなくて、四千百斤で六千町歩の原料が生産された場合においてはこれは十四万七千六百トンの原料が生産される。
その三点を前提にして、この条件のもので経済操業を行なった際には今まで言いましたところの原価になるということであって、現実には、北海道ビートに進出する場合に初年度から六千町歩という土地が果して確保できるかどうか、こういう問題が新設工場には出てくると思うのです。
そういう場合には、少くとも将来の需要増を考えますと、直ちにその設備が百パーセント稼働しなければ、それは合理化施設でないか、将来伸びることを考えてできた設備が、ある程度の経済操業単位になりましても、十分コストが切り下げられるという場合には、やはり、進歩前進の意味で合理化施設として取り上げられていい問題じゃなかろうか。
例えばストリツプ・ミル、今まで手でロールを通しましたいわゆる二重式で、プルオーバーと一般に言われておりますが、やつておりましたのがストリツプ・ミルになりまして満足な稼働を示しますと一割又は二割五分の原価引下げになるということがかなり明瞭になりまして、海外の情勢その他を調べましても、はつきりわかるのでありますが、問題は果してこれが満足な経済操業度まで達し得るかどうか。
最近の情勢を申上げますと、先ほど申上げましたような高炉、平炉につきましてはほぼ合理化を完了して、合理化の効果を発揮しておりますが、圧延におきましてはまだ必ずしも所期のいわゆる経済操業と申しますか、そういう状態には達していないものがございます。例えば広畑の製鉄所におけるコールド・ストリング・ミルの工事、これは合理化計画の中で最も大きな工事の一つでございまして、約百億の金を投じた工事でございます。
○説明員(三井太佶君) 五カ年後と申しましたのは、これは世界銀行融資の対象になつた工事が、借りられてうまく完成した場合というのでありまして、現世に第一次合理化計画に関する限りは、五カ年後以前に少くとも来年度の中期においては、私どもは殆んどすベてが経済操業に乗つてもらわなければ困ると思つております。