2001-06-05 第151回国会 参議院 経済産業委員会 第11号
まず、石油公団の支援対象案件の採択審査でございますけれども、これは公団の事業の核でございますので、具体的にプロジェクト審査に当たりまして、欧米メジャーズも活用しているような定量的な評価の導入、それから審査体制につきましては、採択部門とそれから経済性審査部門、これを分離いたしまして内部牽制効果を発揮するようにする、こういった措置を講じております。
まず、石油公団の支援対象案件の採択審査でございますけれども、これは公団の事業の核でございますので、具体的にプロジェクト審査に当たりまして、欧米メジャーズも活用しているような定量的な評価の導入、それから審査体制につきましては、採択部門とそれから経済性審査部門、これを分離いたしまして内部牽制効果を発揮するようにする、こういった措置を講じております。
さらに、審査体制につきましても、採択を行う部門と経済性審査を行う部門を分離いたしまして、内部牽制機能を強化するというような努力をさせていただいております。
そしてさらに、与謝野前大臣の指示により外部の中立的専門家から成る委員会を設けて徹底した検討を行い、現在はこの検討結果に基づいて経済性審査の改善、情報開示、外部監査など他省庁の幹部諸君がそこまでやるのかと驚くほどの前向きの姿勢でその改善に取り組んでいることを承知いたしております。
プロジェクト審査能力及びリスク管理能力の向上については、採択時の経済性審査の一層の定量化を図るため、従来から活用してきた投資収益率、RORなどによる評価に加え、十月末には欧米有力石油開発会社が近年導入している成功、不成功の確率及びそれぞれの場合の収益、損失を勘案したENPV、期待現在価値による評価を導入いたしました。