1955-03-29 第22回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
かようなるわけで、いわゆる毎年の考え方のうちでその米の経済供出石数、つまりお米の方がよく売れるので、麦やその他のものを主食の、いわゆる保有米のかわりに食べて、保有米をむしろ超過供出にまわしておったわけなんです。これらの実態を勘案されたので、二十七年、二十八年においては、さようなる一つの生産数量の算定そのものがしんしゃくせられておったのであります。
かようなるわけで、いわゆる毎年の考え方のうちでその米の経済供出石数、つまりお米の方がよく売れるので、麦やその他のものを主食の、いわゆる保有米のかわりに食べて、保有米をむしろ超過供出にまわしておったわけなんです。これらの実態を勘案されたので、二十七年、二十八年においては、さようなる一つの生産数量の算定そのものがしんしゃくせられておったのであります。
そうしますと、権力がなくなつた場合に、これにかわるべきものというと、これは何といつても経済供出といいますか、あるいは価格供出といいますか、あるいは自由価格供出といいますか、少くとも自由価格に近づいた価格において供出せしめる以外に、供出ということはむずかしいことだろうと思います。
しかし短期の問題としまして今食糧管理理を解く、解くんじやないけれども、食糧をこういうふうに自主的供出の方向に持つて行こうというし強制供出から経済供出の方に持つて行こうとしますと、これは輸入もある期間やむを得ないんじやないかという意味で申し上げたのです。