1948-03-29 第2回国会 衆議院 財政及び金融委員会 第13号
あるいは一般の金融の手から出ないから、復金へすべてのものが殺到すると言いますか、非常に集中的に要望があつて、金額がかさんだというけれども、それは大体において日本の産業経済の復興のために、その方向へ資金が注がれたということだけは見てよいのじやないか。さらに考えなければならぬことは、ただいまお話があつたように、一般金融機関との関係はどうなるかということも問題になります。
あるいは一般の金融の手から出ないから、復金へすべてのものが殺到すると言いますか、非常に集中的に要望があつて、金額がかさんだというけれども、それは大体において日本の産業経済の復興のために、その方向へ資金が注がれたということだけは見てよいのじやないか。さらに考えなければならぬことは、ただいまお話があつたように、一般金融機関との関係はどうなるかということも問題になります。
復興金融金庫の資本金は、今回の増資をもちまして、すでに五回にわたつて増額いたされたわけでございまして、この間國会の御要望にもこたえまして、貸出しにあたりましては、つとめて嚴格、愼重に実行してまいつたのでありますが、戰後経済の混乱期にあたりまして、産業界の資金需要に即應いたしまして、よく経済の復興再建に寄與してまいつた次第であります。
本案は、日本経済の民主的再建にあたりましてきわめて重要な意議をもつ法案でありますので、本委員会におきましても、廣く各方面の有識者の方々の御意見を伺つた上、審議を進めたいと存じます。本日連絡をいたしておりまして、二、三斯界の有識者の方にお越しを願うことに相なつておりますので、午後その方々の御意見を伺いたいと存じますが、御異議はありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
昭和二十三年度の年間を通ずる予算の編成にあたりましては、嚴に收支の均衡を保持するはもちろん、企業会計にあつては独立採算制を確保し、いやしくも財政の面からするインフレーシヨン高進の原因を拂拭し、進んでわが國民経済の再建を推進し、國際信用回復のための素地を培う建前をもつて、目下鋭意その策定を進めておる次第でありまするが、なお現下の事態に対処すべき諸般の対策、特に予算編成の基礎となるべき物價等の問題につき
十一は拂下物品とその用途の関係、この拂下物件は一九四五年六月二十四日でありますか、司令部からの指令によつて、物の使用は國民の救済のみに使えということ、あるいは経済の救済に使えというような一つの方針が定められておるにかかわらず、それがはたしてそういうようになつておるかどうかということであります。
○鍛冶委員 先般皆樣に御報告申し上げました通り、東北振興纖維工業株式会社の隱匿物資と認めらるるものの調査報告の通り報告書をつくりまして、これをもとにしてわれわれの調査したるところはこの通りだ、これに対して私としては仙台地方経済安定局並びに縣警察部に対してなすべきことを指示してまいりましたので、その指示通りに行われておるかどうかを詳細御報告してもらいたいということを送つてやつたのであります。
マーシャル案以前から去年暮までの間にイギリス、フランス、イタリヤ、ギリシヤは合計八十五億ドルの援助を得て、経済は復興ではなく悪化の一筋を辿つていること、トルーマン大統領の認めた通りである。ソ同盟。ポーランド、チエコスロバキヤ、ユーゴースラービヤは合計十四億ドルを得、ルーマニヤとブルガリヤとは一文も得ていない。して東ヨーロツパは危機軽く、経済復興は着々と進んでいるのである。
政府は、最近の経済状況に鑑みまして、又租税の課税の実況等からいたしまして、所得税等につきまして、相当軽減を図る目的を以ちまして、基礎控除或いは扶養家族控除又は勤労所得の税率等につきまして、改正案を近く國会に提出する予定であるのであります。
しかし、なおこれでもなかなか今日の経済状態、戰爭の及ぼした精神的荒廃に十分に打勝つことができませんので、好ましくない状況に陷つております者につきましては、文部省といたしましては青少年教護委員会というものを設けまして、他省との連絡において、これらのことに対策を講じておりますが、根本的には、この青少年に対する今日の状態は青年自身の力によらなければなりませんので、新しい意味の青年運動が、これらの中に、職域的
インフレ経済のもとにおいては、月給取の生活は困難であるはずでありまするが、料理屋を最大限に利用するのは、奇妙なことに、いまなお月給取の官吏が一番多いといわれております。国民は、この複雑な機構の維持と、厖大な官吏を養うために、悪税に苦しめられておるのであります。
そういう考え方もあるかもしれませんが、労働爭議は主として経済條件の維持改善を目標とする運動でありますから、不幸にして私は加藤君と見解をにすることができません。御了承を願います。 第二の問題は、中道政治を行うには経済生活の均衡をはからなければならぬ、耐乏生活に耐え、勤労者精神に徹するにあらずんば日本の再建はできないのだ、それをどう思うかという御意見でありましたが、私は全然同感であります。
少くとも同じような性質のものが國会の内部に二つできるということは、いろいろな面で支障が生ずるし、しかも現在のような非常に逼迫した経済事情下において、経費の点でも相当大きな問題として考えなければならないと思いますので、この点は委員会の意向として、委員長から議院運営委員会に対して、國立國会図書館の性格及びその具体的な内容について、はつきりした申入れをしていただいて、そしてこのような二重の施設をするような
リーを基準として八十五グラムの蛋白質をとれる一日の最低生活費と、この一日当りの必要量に六五%を加えたものを計算して最低賃金として要求する、むろんこの要求が現在のわが國の経済状態からして許されるとするならば、私もまことに結構なことであると思うのであります。
敗戰國家として、國民のだれ一人として自分の思うような経済的要求の貫徹のできないのは、敗戰國の経済であります。組合員諸君は、組合員であると同時に國民の一人であることを自覚して、組合の要求と日本全体の財政経済とを調和せしめることこそ眞に祖國を愛する者の態度であるといわなければなりません。
(拍手)今回のストライキは、たまたまドレーパー視察團が來訪されまして、わが國の経済復興を援助する好意的な計画が発表されておる最中でありましただけに、対外的に與えました悪影響も、この際われわれ日本國民といたしましてはまじめに反省しなければならないことと考えるのであります。私は加藤労働大臣に対し、ごく端的に次の点をお尋ねいたしたいと考えます。
このこいとか、ふなとかいうものをどんどん放殖いたしてまいりましたならば、非常に農村の國民の体力を増強いたしますばかりじやなく、農村の今日、私は経済上におきましても、大きなる影響を與えていくものと思う。たとえばここに專門的な例をとりまするが、わが國において、静岡縣におきまして養鰻だけでも約六百町歩あつた。今これが米作に轉換いたしまして、おそらく二百町歩ぐらい残つておるかと思います。
○稻村説明員 私、経済安定本部の生産局の稻村であります。ただいま石原さんからまことにごもつともな御要望、御意見を承りまして、一切私どもまことに御同感と存ずるわけであります。この魚價と資材との関係はまさに不可分の関係にありまして、資材がはつきりいたしませんければ魚價がきまらぬということは、まさにお説の通りであると思うのであります。
昨年六月に発表いたしました経済白書にも書いてございますから、皆さんすでによく御存じのことと存じますが、戰災によりましてわが國の不足しております住宅戸数は、約四百万戸と推定されております。これに対しまして政府はできるだけ早く住宅の復興をするように、一々手を打ちまして鋭意努力しておるのでございますが、資金、資材その他の関係がございまして、なかなか思うように住宅が建ちません。
このこと自体が納税者に非常に大きな支障を來し、日本の経済に混乱を讓していると思う。これに対して何か警告を発するというようなことはできないか。
そういうことはぼくは非常に大衆に対する感じの上から言つても、またもちろん経済関係から言つても、きわめて好ましくない。そういうことを私は是正しつつ專賣益金の予定額の賣上げに努めることは結構ですが、そういうそもそもの初めから無理をやるような事柄であつては、いかに國庫の歳入を上げたいという氣持がありましても、私はそういうやり方はよくない。こういうふうに考えるのでしつこくそれを聽いておるのであります。
一言にして申しまするならば、銀行には銀行の役割があり、信託会社には信託会社の役割があり、証券業者には証券業者としての役割がその本質から当然ありますので、いわゆる経済民主化の線に進むということになりますならば、その本來の職能を十分におのおのの分野において達するのが適当である。こういう考えのもとに、六十五條によりまして、從來信託会社等がやつておりましたことができない。
英國は戰勝國ではありますが、相当の財政的打撃を蒙りましてその経済回復策といたしまして大々的に観光事業を取上げまして、政府の観光局を作り、民間國体である英愛旅行協会と協力いたしまして、来國民を観光客の第一目標として最も活發な活動を展開いたしております。
我が國が今後諸外國に國情を十分了解せしめる方策としても、亦経済再建のための外貨獲得の重要な部門としても、この際観光事業は是非これを國策の重要なる一部門として取入れなければならないと信じておるのでありまして、昨年十一月に当時の片山総理が、文化委員会において意見を発表した点は、私そのままにこれを継承して、同じ方向に向い極力國策事業発展のための必要な施策を行いたいと考えております。
私は終戦後日本國民が平和世界の建設誠意を以つて邁進する決心を持つていることを申述べ、又この際日本の経済再建が如何なる方法によつて行わるべきかについて政府の所見を説明いたしました。そうして今日、我が國が当面しておる難関の打開について、でき得べくんば連合國がこれに格別の援助を與えられんことを要望いたしました。
まず原案について申し上げますと、政府は最近における賃金、物價等経済情勢の推移、課税の実情に照ちし租税負掛の軽減をはかる等のため、所得税の基礎控除、扶養控除、勤労控除、税率等につき改正を行う必要があると考え、目下檢討中で、これが改正案は、近く成案を得て國会に提案いたしたい方針であるので、本年に限り所得税の四月予定申告書の提出及び第一期の納期に関し特例を設け、所得税法の改正が國会で可決された後、改正規定
これは原案では第十三條第一項の場合は三年以下の懲役、不正行為をなした者は五年以下の懲役、こうなつておりますが、現行刑法では三年以下の懲役、不正の行為をなした者は五年以下の懲役となつておりますし、経済関係罰則の整備に関する法律によりますと、要求や約束をした場合には三年以下、不正の行為をなした場合は七年以下となつております。
○平田政府委員 今のお話は制度といたしましては、私どもはやはり正しい制度であると思うのでありまして、正しい納税者が納期までにきちんと納め、それに対しまして遅れて納める分につきましては、今の経済諸情勢に鑑みますと、まだ金利といたしましても、実際は低いくらいの加算税でございますので、この分につきましては、やはり原則として徴收するという建前にいたしませんと、あまりに先に納めた納税者と、遅れて納めた納税者との
○石原(登)委員 経済情勢がどういうふうに変化してくるか、今のところはつきりわからないと思いますが、私は今のような情勢でいきますと、相当國民所得は減つていく一方だと考えております。ところが一方では、こういうふうにいろいろ役所なんかどんどん殖えてくる。そうしてその費用の大部分はほとんど所得税に賦課される、こういうことになりますと、國民経済はますます圧迫される。
これは特に戰後の経済は、御承知の通り正常経済が営まれていない点が多いので、この点はなかなか捕捉に困難だろうと思いますが、その点が多分に加味されていないのではないかと思います。と申しますのは、私どもが知つておる実例からみましても、相当おかしいというような課税があります。
この制度は、お話の通り憲法第二十五條の趣旨にに鑑み、健康にして文化的な國民の最低生活を保障する廣汎な制度でありまして、既存の保険制度並びに我が國経済及び我が閥財政の情勢と睨み合せて、目下その具体化を図つているのであります。これを完全に実施いたしますことは、奥議員お話の通り相当多額の費用を要するのでありまして、一挙にこれの完璧を期することはなかなか至難であると思います。
或いは自由経済学説が最も適当だと考える政党もありましよう。併し我我の目前に控えておるこの経済的危機を突破するに当つて、一々各政党の基本イデオロギーを論究して、甲論乙駁する時間はないと私共考えておる。從つて政府は、差当つてこの経済危機を突破するための対策の中で最も適切であり、緊急であるものを纏めて、これを以て連立内閣の基本政策とする以外に行く道はないと私は信じておるのであります。
外資の導入につきましては、基本的には政府対政府、若しくはその斡旋による外資の導入を要請いたしますと、日本経済の回復速度を早め、且つ國際的協調の線に沿い得るためには、外國よりの民間外資の導入も亦望ましいところであると考えております。
私は、今日のような日本の経済事情のもとにおきましては、もとより能率を高め得られるだけ高めなければならぬといようことについて異議はございません。しがしながら、能率給一本でいく場合には、ややもすれば労働過重の弊害を生ずることもまたこれ爭われない事実であります。
こういう窮乏経済の中にあるのでありますから、何としても生産を増強しなければならぬ。この点により多くの力を入れなければならぬという点から、片山内閣以來、いわゆる重要産業についての傾斜生産方式をとつておる。これは他産業を多少犠牲にいたしますけれども、この点はやむを得ない。
私は、終戰後日本國民が平和世界の建設に熱意をもつて邁進する決心をもつていることを述べ、さらに日本の経済再建がいかなる方法によつて行わるべきかについて政府の所見を説明しました。また今日わが國が当面している難関の打開について、でき得べくんば連合國がこれに格別の援助を與えられんことを要望いたしました。
右の率は大藏大臣が、金融市場並びに証券市場の状況その他一般経済界等の情勢に即應するように、証券取引委員会の意見に基いて定めることとしたのでありまして、証券取引の健全性を保持し、過当投資の防止に資するとともに、金融の調整にも資することができるものと存ずる次第であります。
政府は、最近における賃銀、物價等経済諸情勢の推移、課税の実情に照らして租税負担の軽減をはかる等のため、所得税の基礎控除、扶養控除、勤労控除、税率等につき改正を行う必要があると考え、目下檢討中であります。
ただ実際上、昨年度の経済情勢の変動等から顧みますと、またやむを得ないところも相当あつたのではなかろうかと思う次第でございます。所得税法の改正その他につきまして御意見のございますところは、できる限り考慮いたしまして、近く改正案を出します際に、十分御審議を煩わしたいと考える次第でございます。
又他面には、民間事情精通者或いは経済團体等に諮問をいたしまして、民間の協力をも願いたい、かように考えでおるのでありまして、各あらゆる方法を以てそれらの捕捉に努めたい。又現にその捕捉に努力をいたしておるのであります。
昭和二十三年度といたしましては、すでに経済安定本部等と年度計画を策定いたしておりますが、これによりますると、田村君の御指摘のごとく、少くとも海陸で一億四千百万トン余の輸送をいたさねばならんのであります。
先ず税体系の根幹をなしますところの所得税につきましては、最近これに相当大幅の改正を加えたいと存じまして、只今檢討中でございまするが、これは國民経済の状況等に鑑みまして、税負担を軽減するという観点から、基礎控除、扶養控除、並びに税率そのものの改正を行うことにいたしまして、只今相当にこれが進行を見つつある次第でございます。
それからさらに、日本の産業あるいは経済復興のために必要なる資材その他についての輸入に多大のものを寄せておられる点であります。それからさらにいま一つは、貿易再開を契機といたしまして、輸出入のための原材料の輸入に多大の援助を寄せておるのでおりまして、この三つの点は、すでに各位の御存じのところと思うのであります。(拍手) 〔國務大臣森戸辰男君登壇〕
次に、東洋の隣邦諸國が政情の安定を見ないために、わが國の経済再建にも差支えが起るという言葉を私が述べた。これは現在の事実をありのままに述べたにすぎません。
しかしながら、八年間の戰爭の後、政治的にも経済的にも社会的にも混乱したる戰後の状態において、この程度の治安を維持することができたのは、思つたよりもよかつた。こういうところであります。(拍手)