1978-03-16 第84回国会 参議院 予算委員会 第12号
円の価値の安定のためにはアメリカが何といたしましてもぴしっと姿勢を整える、これがかなめでございますが、同時にわが国といたしましても、いま目標を立てている五十三年度六十億ドルの経常黒字、これですね、これを何といたしましても守り抜くということになり、その傾向が出てくるということになれば、これは円の安定のために非常に大きな影響を持つであろうと、そのように考えております。
円の価値の安定のためにはアメリカが何といたしましてもぴしっと姿勢を整える、これがかなめでございますが、同時にわが国といたしましても、いま目標を立てている五十三年度六十億ドルの経常黒字、これですね、これを何といたしましても守り抜くということになり、その傾向が出てくるということになれば、これは円の安定のために非常に大きな影響を持つであろうと、そのように考えております。
同時に、わが国自体も、それらの努力も含めまして、経常黒字百億をかなり上回るというような状態を是正するというために、本当に真剣な努力をする。
もちろん、それに対応いたしまして、わが国といたしましても経常黒字の縮減、これに努力するということが書いてありまするけれども、アメリカも事態の重要性ということについての認識は十分持っている、このように思うのであります。 ただ、アメリカに対して強くドル価値の維持を要請するためには、わが国といたしましても、やっぱりわが国のこの世界通貨のために尽くすべき責任、これを尽くさなきゃいかぬと思うのですよ。
ですから、本当にアメリカに対して、こうすべきだああすべきだ、アメリカはもう本当にドルの価値に責任を持つべきである、こういう主張をするためには、もうわが国が、たとえば五十三年度六十億ドルの経常黒字という目標を設定しましたけれども、これを実現するというような確固たる決意と、それから実績というものが逐次上がってくるという状態で初めて私は説得力を持つというふうに思うのでありまして、非常に私どもは重大な問題としたしまして
○国務大臣(福田赳夫君) ことし五十三年度の経済につきましては、成長七%程度、それから経常黒字六十億程度、こういう二つの大きな見当を打ち出しておるわけなんです。予算を編成いたしましてから若干円高というような空気が出てきております。今日この時点ではそうです。
○福田内閣総理大臣 ただいまわが国経済が当面する最大の課題は、何といいましても経常黒字、これを五十二年度のまあまあおおよそ半分ぐらいに五十三年度はする、こういうことを内外に宣言しているわけですが、これを着実にやってのける、また、これとうらはらをなしてわが国自体の経済成長、これを大方七%程度実現する、こういうことにあるだろうと思うのです。
ここで、福田総理がこの前も間違った、ことしも二回も見込み違いをするということになりますと、国際的不信を買うのじゃないだろうか、こう思いますが、五十三年度六十億ドル経常黒字ということに果たして自信がおありでしょうか、その点を伺っておきます。
しかしおっしゃるように、だんだん国際収支の経常黒字が大きくなって問題になったから、いよいよもってこれは大事な政策だということに心理的になったことは間違いないと思うのでございます。
○宮澤国務大臣 それはお言葉ではございますけれども、確かに日米あるいは日本とECという問題もございますけれども、提起されております問題は、本来的にはいわゆるグローバルに提起されておるわけでございますから、したがって、OPECが現在のように年間二百億ドル余りもの余剰をためておるときに、先進国側でわが国のように大きな経常黒字を積んでおることがどうかというふうに提起されておるわけであって、日米間の問題がないとは
ただ、あの時点はどういう時点かと申しますと、日米間で百億ドルを超えようとする日本側の経常黒字が出るだろう、これは世界の経済という見地から見ても、またその経常黒字の大部分が対米黒字であるという点から見て、アメリカと日本の関係という立場からもきわめて深刻な問題である、そういう問題を抱えておりますから、どうしてもあの当時、牛場・ストラウス会談ということになりますれば、日本の黒字を世界のためにあるいは日米のために
○牛場国務大臣 私も、きょう初めて朝日ジャーナルの記事を見ましてびっくりしたのですが、その記事に対する私の釈明を申し上げる前に、日米交渉の性質についてちょっと藤田さんのお考えに誤解があるようですから申し上げておきますが、今度の話というのは、要するに世界的にインフレなき成長をどうして達成するか、その障害になっている日本の非常に大きい経常黒字というものをどうして減らすか、こういう共通の目的について日米両国
これは国際収支経常黒字の問題があります。また、雇用の情勢、これが非常に大きな絡まりを持つ。また同時に、企業稼働率が一体どうなってくるのだ、これとも非常な深いかかわり合いを持っておるのですが、それらと見合わせまして、これは何か対策をとらなければならぬという際には、これはもちろん機動的な対策をとってまいる、こういう決意でございます。
ところが、輸入の方はどうかといいますと、輸入の方が一向、先ほど申し上げましたいろいろな事情でふえてこないというので、経常黒字問題というのが深刻になってきておるわけであります。
そういう中において、非常に重要な地位を占めるわが国はどうだと言いますと、これも本当に、経常黒字というものはそう大きい状態でないことが世界に対する貢献である、このように私は考えておるわけであります。そのような努力もした一 それから、そのようになるために第一の手段は何だというと内需拡大政策だというので、御承知のような五十二年度財政の運営をやった。しかし、国際収支面ではその響きが非常に薄かったのです。
その辺に私は見込み違いがあったと言えば大きな見込み違いがあったと、率直にそう申し上げざるを得ないわけでありますが、まあ、しかし、経常黒字があれだけ大幅になる、だから九月末ごろから一、二カ月の間にあれほど急激な円高現象が起こる、そういうふうな見通しは、私は不明にしていたしておらなかったわけでありますが、これは全く私が予想した限度を超えた出来事が起こった、このように見ております。
○参考人(森永貞一郎君) 来年度の経済目標は、七%の成長率と六十億ドルの経常黒字幅ということが二本の柱になっておるわけでございますが、私どもといたしましても、景気の着実なる回復のために、そしてまた、それによる内需拡大、さらには輸入増加というようなことによる黒字幅削減のためには、ぜひともこの七%程度の成長率が望ましいと考えておる次第でございまして、それによって国際収支の黒字幅の縮小も初めて可能になるのではないかとひたすらその
関係のあるものは何だと言えば、経常黒字を六十億ドルにするとか、そのことをするためにいろいろこういう措置をしますとか、そういう点は日米間で関係はあります。
○国務大臣(福田赳夫君) ことしは成長目標を実質七%、それから経常黒字を六十億ドルと、こういうふうに見ておりますが、私は大体今度の積極財政、これを中軸といたしまして、成長目標、それから経常黒字目標、これは達成されると、このように見ておりますが、とにかくこれが達成されるように責任を持って努力する、これが私の決意でございます。
さらに、ただいま申し上げました石油のタンカー備蓄、これができる、こういうことになりますれば、それだけ経常黒字は減る、こういうことになる。何とかそれを実現したい、こういうふうに考えています。
私が全力を尽くしていない、サボったということでありますれば、これは全く申しわけないわけでありますが、一番私が遺憾といたしておりますのは、経常黒字、これが百億ドルを超える、こういう結果になっておること、これは何としても是正しなければならない、かように考えております。
だから四十九年から五十二年までとりましてもOPECは千八百億ドルの経常黒字になっておる。そのしわ寄せが非産油国、発展途上国、これが四年間で一千億ドルの経常赤字を出しております。またOECD諸国におきましても八百億ドルの経常赤字になっておる。こういうものが今後続いていくわけですね。その反映としまして、この累積債務というものが増大しておる。
一九七四年にOPECの経常黒字が六百四十億ドルに達するという大きさでございまして、こういうことが毎年続くことはちょっと考えられないわけでございます。そうなりますと、世界経済はめちゃめちゃになってしまうわけでございます。当初の間はお金を貸したり借りたりするということでしのげるにしても、いずれは構造的に国際収支の不均衡が直らなければならない、直るべきであると考えておるわけでございます。
ただ、全体の絵といたしまして、やはり先進工業国がグループとしてある程度の経常黒字を生み出して、それを援助とか経済協力という形で開発途上国のほうへ資金を流していくという形がすっかり変わってしまったわけでございまして、現在の姿を絵として申し上げますれば、一部の国を除きまして先進工業国はみんな石油消費国として軒並み赤字になってしまったと、で、開発途上国の中に非常な黒字国と、そうでなくて一そう困るであろう国
○戸田菊雄君 ことに私が聞きたいことはいまこの第三次円対策も出ているわけでありますが、これとかね合いの関係で、国際収支の経常黒字、これは田中内閣総理大臣も衆参の予算委員会等で答弁をなされておるのでありますが、GNPの一%以内に押える方法、あるいは円再切り上げ問題等々の問題が難航問題として、いま経企庁としてもどう取り扱うかということで前途迷っておるということを聞いておるんですが、その辺の見解はどういう