2005-04-26 第162回国会 衆議院 法務委員会 第15号
現に、そういうものは悪用しよう、あるいは会社経営のために、経営権支配のために、買収のために使おうという関心が非常に高まっているときに、それをさっき南野大臣は、しっかりと守ってみせるのですと。これは、守ってみせるどころか、裏口は全然、ガードマンもおらないような状態ではないですか。そういう認識で、大臣、正しいのですか。
現に、そういうものは悪用しよう、あるいは会社経営のために、経営権支配のために、買収のために使おうという関心が非常に高まっているときに、それをさっき南野大臣は、しっかりと守ってみせるのですと。これは、守ってみせるどころか、裏口は全然、ガードマンもおらないような状態ではないですか。そういう認識で、大臣、正しいのですか。
この赤坂で、政治家や銀行の幹部が今まで大きな株式の企業の経営権、支配権の取引を全部行ってきたでしょう。日本のTOB、企業再編のほとんどは取引所の中ではなかったんです。立ち会い外取引、時間外取引、場所も兜町ではなくて赤坂、ここで行われてきたのが日本の企業再編のほとんどですよ。これは証取法の対象になっているのかどうか。
この、取引所の中で株式を取得する、こういう十九世紀から続いているような方法だけが今でも経営権支配、取得の唯一の方法だと考えられてこれはつくられているのか。それ以外に、この方法、この方法、この方法、全部想定し、会社法とのすり合わせも済ましてございますという、その五つのメニューをちゃんと示してください。
今後の石油開発につきましては、従来のような、利権を取得して、そして利権を取得した会社がその産油国で掘って、そして自分の決定でそれを売ってしまうという形から、やはり産油国の経営権支配に移っていくということが世界の大勢だと私どもも思っております。
そうしました場合に、いわばもぐってと申しますか、隠れてと申しますか、みんなの目のオープンにならないところでもってそういう買い占め、あるいは経営権支配というような現象が行なわれていく、こういうことになろうと思うのです。