1957-02-06 第26回国会 参議院 本会議 第5号
質問の大要は、一月八日、組閣第一声を日比谷公会堂において行われまして、あの五つの誓いを国民になさった。世に五カ条の誓文と言われておりまするが、その五項目は取り立てるほどの斬新なものではございませんが、なお国民が拍手してやまないゆえんのものは、ひとしく多年にわたって要望しておった事項であり、かつは石橋内閣の実行力を高く評価しておるからであろうと思います。
質問の大要は、一月八日、組閣第一声を日比谷公会堂において行われまして、あの五つの誓いを国民になさった。世に五カ条の誓文と言われておりまするが、その五項目は取り立てるほどの斬新なものではございませんが、なお国民が拍手してやまないゆえんのものは、ひとしく多年にわたって要望しておった事項であり、かつは石橋内閣の実行力を高く評価しておるからであろうと思います。
(拍手) 第五に、政界淨化を組閣第一声とせられたる現内閣は、はたして淨化の力ありや、またその資格ありや、私は、現内閣にその資格及び能力なしと断じなければならないと思うのであります。(拍手)のみならず、かえつてその後突発せる百万円献金問題、泉山問題その他等々につき、政府は当然責任を負うべきものなりと考えているのであります。
吉田首相は、十月十九日、組閣第一声において、私が——民主自由党が一貫して主張して來たことは、明朗にして健全な民主政治の確立であると申されました。はたしてしかりとすれば、連合國の輿論の不信や警戒を惹起したのは何ゆえであるかを、掘り下げて反省する必要がありましよう。