1971-03-05 第65回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
○谷川政府委員 先ほど申し上げました格差が今度の改正でも残りますものにつきましては、生糸、組織物はなかなかむずかしい問題がありますが、その他の物品につきましては、とにかく国内の生産体制が整備中であるから、もう一年輸入の動向を見て、来年考えようじゃないかという品物も実は私ども考えているのでございます。
○谷川政府委員 先ほど申し上げました格差が今度の改正でも残りますものにつきましては、生糸、組織物はなかなかむずかしい問題がありますが、その他の物品につきましては、とにかく国内の生産体制が整備中であるから、もう一年輸入の動向を見て、来年考えようじゃないかという品物も実は私ども考えているのでございます。
その説明によりますと、おおむね人絹にいたしましても、七月ぐらいが最低値百六十二円ぐらいであったのが、二月には、今月は二百十円、組織物にしても、十月から四十二円くらいのものが四十八円くらいにまで高騰しておる。非常に好況であります。
そうして組織物で出ておる玉が非常に少ない。それから割合張っておる最近においては、ロー・シルクで出るものよりか織物で出る、それが多い。これは私は、アメリカにおいて値段もさることながら、何よりも安定を欲しておるということを示す。しかも、生糸が安ければ高いアメリカの労賃で加工してもやれる。
やはり組織物が非常によいというこの魅力を持たれまして、人気がきわめて上昇いたして、今後、平和が続く限り、この傾向はだんだんと強くなるのではないかと思うのであります。今後、生糸の消費は大幅な増加を見ることであろうというふうに観察されるのでございます。
いろいろの色のプリントの織物、非常に込み入つた縞物、――プリントのようなものは大工場でよろしゆうございますが、縞物の組織物となりますと、これは黒といいましても一色ではございません。青みを含んだ黒もあれば、赤みを含んだ黒もあり、何となく暗い感じのする黒もあれば明るい色の黒もあります。絵の具の色は十二色ありますが、絵になりますと何百種類の色になるかわかりません。
組織物になりますと四五%が二五%に下ります。それからテーブル掛、ナプキンというようなものは三五%のものが、綿のものは二五%、麻のものは無税になります。