2006-04-19 第164回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第13号
ですから、官僚組織にとってはこれはまさに組織存亡の危機ですから、聖域なんですよ。小泉総理はその聖域を守る総理だった、このことだけは申し上げておきますが、もし反論があるなら、どうぞ。反論はないんですか。
ですから、官僚組織にとってはこれはまさに組織存亡の危機ですから、聖域なんですよ。小泉総理はその聖域を守る総理だった、このことだけは申し上げておきますが、もし反論があるなら、どうぞ。反論はないんですか。
今は特にいわゆる農協系統の組織存亡が問われている、こういう時期にこういう問題に対する切迫感が欠けている、そんなふうに感じます。 そうなると、昨年、当委員会で農協法の改正、大きな法改正をやりましたね。これは一体何だったのか。こんな体質にある全農の抜本的改革の必要性、これは大臣、今後の課題としてどうお考えになられていますか。
農協系統が組織存亡の瀬戸際にありながら、切迫感、危機感が感じられない。これは、長年、自民党農水部会、農水省、農協がもたれ合いの関係を続け、我が国農水行政をいわゆる族議員が食い物にするような政官癒着構造による甘えが、結果さえ得られれば経過は無視する姿勢となってあらわれているのではないでしょうか。 こういう体質の全農は、もはや解体的な出直しが必要であろうと思います。農水大臣の所見をお伺いします。
一方、金融は、莫大な不良債権を抱えて組織存亡の瀬戸際にある。それもこれも、自己改革を怠ってきたツケが回ってきたのにだれも責任をとろうとはしない、この無責任体質を一掃することが改革の原点であろうと思います。
質疑時間が終わりましたけれども、最後に、農協が組織存亡の瀬戸際にありながら、今日まで農協幹部に切迫感、危機感が感じられなかったのは、最初にも申し上げましたように、やはり長年政治と行政と農協がもたれ合いの関係を続けてきた。だから、最後は国が助けてくれるという甘ったれ根性からも脱却ができなかった。このような癒着型共存共栄にピリオドを打たないと本当の改革はできない、そのことを申し述べて質問を終わります。