2008-11-04 第170回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
この機能は、協同組合系統金融機関といたしまして、他の信用組合でございますとか、あるいは信用金庫、労働金庫と同様の系統を構成しているわけでございます。
この機能は、協同組合系統金融機関といたしまして、他の信用組合でございますとか、あるいは信用金庫、労働金庫と同様の系統を構成しているわけでございます。
○高橋政府参考人 基本的に、今回のスキームにつきましては、他の協同組合系統金融機関と同様の措置ということで、農林系統金融機関についても措置をしたところでございます。
現在、都市銀行、長信銀、地方銀行、信用金庫、それに信用組合、系統金融機関等の協同組合がそれぞれ存立し、これに住専に象徴されるような預金受け入れ機関ではないノンバンクが金融業務に参入しているのが現状であります。それが、大蔵省、地方公共団体、農水省、通産省を監督官庁としておるのでありまして、このほか巨大なものとして郵便貯金があります。
そこで、自由競争の中でどのようにこれから組合系統金融が生き残っていくか。これにつきましては、現在の農協の数は約二千数百に縮小しておりますけれども、一金融の立場から申し上げますと、農協の預金規模にいたしましてもせいぜい今のところでは二百億から三百億、これは平均的に見た場合ですね。これは信用組合の約六百億に比べましても半分というような非常に小さい規模でございます。
第二は、御指摘のように、組合員からする多彩な金融ニーズがございますが、組合系統金融という建前から、可能な限りその範囲を広げて、組合及び組合員のニーズに対応いたして業務拡大を図った次第でございます。 これは一つの私見かもしれませんが、大体、金融自由化の助走期間といいますものはほぼこれで終わったのではなかろうか。
これをうまくやるためにはやはり組合系統金融というのを使うのが便利だと。したがって、それにかわって組合をつくり、組合が保証するわけです。ところが、組合も非常に歴史の長い組合になりますと、非常に強固な基盤を持っておりますから、これは役員も安心して何らかの措置を講じないで保証ができる場合がございます。
もう一つは、やはり貸し出しの適正化の問題でございまして、御指摘のとおり、大蔵大臣からも、組合系統金融については多少ルーズなところがあるのではあるまいかというような感想が述べられました。私どももはなはだ残念ではございますけれども、そういうことは絶対ございませんと言い切れないようなケースが確かにございます。
したがって、所属団体、いわば組合系統金融機関の構成員に対します貸し付けもほぼ順調にいっているものというふうに私どもは考えております。
○岡安政府委員 御承知のとおり、農林中金は組合系統金融機関の頂点に立っているわけでございますので、農林中金の資金運用と申しますものは組合系統金融の中でどういう地位を占めているかということを考える必要があろうというふうにまず考えているわけでございます。
○政府委員(内村良英君) 農林中央金庫は、申し上げるまでもなく、組合系統金融の中枢機関としての特殊法人でございまして、農林中金の業務の上については、系統金融の指導的立場において運用されることが強く要請されているわけでございます。この中金の基本的な性格につきましては、今般の改正の際にも変わっていないわけでございます。そこで改正前におきましては理事長と監事は出資者総会において選任される。
これら両制度につきましては、制度創設以来、逐年制度の内容及び運用につき改善をはかってきたところでありますが、最近における農業者等の資金需要の大口化、多様化の動向等に即応して、農業近代化資金その他農業者等の必要とする資金の融通の円滑化をはかり、あわせて最近における組合系統金融をめぐる諸情勢のもとにおいて組合系統資金の一そうの活用に資するため、農業近代化資金制度及び農業信用保証保険制度について、所要の改善措置
この点につきましては、農林省におきまして農政審議会の金融部会というものがございまして、そこでいろいろ農業金融についての検討が行なわれたわけでございますが、その際にもやはりそういった最近の農村事情の変化に基づく資金需要の多様化というものに組合系統金融も対応すべきではないかというような意見も出たわけでございまして、そういったことを受けて今般の改正が行なわれているわけでございます。
これら両制度につきましては、制度創設以来、逐年制度の内容及び運用につき改善をはかってきたところでありますが、最近における農業者等の資金需要の大口化、多様化の動向等に即応して、農業近代化資金その他農業者等の必要とする資金の融通の円滑化をはかり、あわせて最近における組合系統金融をめぐる諸情勢のもとにおいて組合系統資金の一そうの活用に資するため、農業近代化資金制度及び農業信用保証保険制度について、所要の改善措置
私ども中小漁業の対策といたしましては、あの法律ができたのと前後いたしまして漁業近代化資金の制度もつくりまして、中小漁業に対する農林漁業金融公庫と並んで、設備資金等に対する組合系統金融の充実をはかったこともございます。それから、中小漁業につきましては、経営診断事業というようなことも実施をいたしてまいったのでございます。
これは金融機関の中では、都市銀行、相互銀行、信用金庫、信用組合、系統金融等ございますが、日銀の範疇にないもの、俗にいわれる雑金融機関という戦後の金融機関は、これは中小零細企業に貸し付けるように、言うなれば農協資金のように、相当制約をして中小企業、零細企業の育成を求めたわけでございますが、やはり中小零細企業というものの一番目的としておるものは、いま申し上げたような政府関係機関であるということでございまして
それから一七ページへまいりまして、水産業協同組合系統金融機関の状況というところで、漁協と信連の三十八年度——四十二年度までのそれぞれの貯金、貸付金の状況であります。貯金のほうは、漁協は三十八年度が五百三十一億、それから四十二年度千三百六十九億ということで、かなり急速度に貯金が増加しつつあります。貸付金も六百八十億から千四百六十二億ということで、ほぼ同じようなテンポで伸びつつあります。
したがってそれはもちろん一定のワクでの運用は認めておるわけでございますが、やはり上部機関でございますところの信連に上がるというようなこともございまして、農協の組合系統金融の問題はいつも古くて新しい問題になっておるわけでございます。先生御指摘の不正事件も実は信用部門において起こっておることは御指摘のとおりでございます。
また、農業近代化資金制度は、農業協同組合系統金融機関の資金の農業部門への活用という側面においても、系統金融機関特に農業協同組合段階における長期貸し付け金の比重を高める等相当の貢献をしてきたところであります。
○太田説明員 肉牛の問題でございますが、肉牛の問題につきましては、現在の近代化資金では、御承知のとおり、肉用の繁殖雌牛の導入について近代化資金の対象になっておるわけでありまして、肉用の肥育素牛につきましては、御承知のとおり、きわめて短期間で現金が回収されるということでございますので、これは本来いわゆる組合系統金融の融資分野になじむものだということで、近代化資金の対象にはいたしていないわけでございまして
いま一つの理由といたしましては、肉用素畜につきましては、本来は組合系統金融で融資をするに最もふさわしい分野だ。と申しますのは、いま申し上げましたように、短期に代金の回収ができるというふうに見ておりますので、別途先ほど申しましたように集団的に個別農家の経営を拡大するための肉用素牛導入事業という補助事業をやっておりますが、近代化資金では肉用素畜は対象にいたしておりません。かような次第でございます。
また、農業近代化資金制度は、農業協同組合系統金融機関の資金の農業部門への活用という側面においても、系統金融機関、特に農業協同組合段階における長期貸し付け金の比重を高める等相当の貢献をしてきたところであります。
したがって、新たにこれを農業改良資金として生活改善資金を融資するには、従来の、先行してこの機能を果たしておった組合系統金融との十分なる連絡協議というものがなければ、非常にこれは混乱を現地で招くことは必至なわけです。したがって、こういう生活改善資金というものを出すには、その組合系統金融と協議をするということを、運用の上で明確にしなければならないという問題が当然考えられるわけです。
ただ、三機関の中で商工中金だけは歩積みをやっていることはおかしいじゃないかということもありますが、しかし、これは組合金融、いわゆる組合系統金融でありますので、他の二機関とは違う性格のものであるということだけは事実であります。