1949-07-15 第5回国会 衆議院 考査特別委員会 第20号
○吉武委員 それではあなたは終戰後國鉄の組合ができたときから組合員にお入りになつたと思いまするが、ずつと組合員にお入りになつてから最近の事態の間において今回の事件のようなことがしばしばありましたか。あるいは今回の事件がその中で特異な現象を持つておつたようにお見受けでしようか、どうですか。
○吉武委員 それではあなたは終戰後國鉄の組合ができたときから組合員にお入りになつたと思いまするが、ずつと組合員にお入りになつてから最近の事態の間において今回の事件のようなことがしばしばありましたか。あるいは今回の事件がその中で特異な現象を持つておつたようにお見受けでしようか、どうですか。
終戰後國鉄の電化計画にあたりまして、この区間を長期電化計画中に編入いたしましたが、まだ工事には着手いたしておりません。次に本区間の複線工事でありますが、現在線の急勾配を緩和し、北陸線の輸送力を増すという目的から、昭和十三年から工事に着手いたしましたが、地質の関係で非常に工事が遅延しておりまする折から、戰爭に遭遇いたしまして、現在約六分通りの工事進行になつております。
しかるに終戰後國鉄の赤字が著しく巨額に上つて今日に至つた。これは一に戰爭に伴う経済変革の結果がここに現われたもので、すなわち敗戰経済の樣相が國鉄の上にもにじみ出ておる。こういうことで一應の説明はできると思うのです。從つて鉄道輸送を今後國有のままで維持するとしても、遠からざる將來において、独立採算制を堅持し得る基礎は十分に発見せられる。