1952-04-30 第13回国会 衆議院 法務委員会公聴会 第1号
それで私たちは、世界中の国が戰争をしないように、日本はそのために一生懸命骨を折る、それが平和憲法にはつきりと示されたところのものでございまして、日本がどんな再軍備——百万、二百万、三百万の再軍備をいたしましようとも、原爆や細菌爆彈で襲われましたときに、私たちは一体どうしたらよろしいのでございますか。日本はふつ飛んでしまいます。
それで私たちは、世界中の国が戰争をしないように、日本はそのために一生懸命骨を折る、それが平和憲法にはつきりと示されたところのものでございまして、日本がどんな再軍備——百万、二百万、三百万の再軍備をいたしましようとも、原爆や細菌爆彈で襲われましたときに、私たちは一体どうしたらよろしいのでございますか。日本はふつ飛んでしまいます。
最近の雑誌によりますと、ただ原子爆彈ばかりでなしに、細菌爆彈までもすでに実際に使用されるという現状に来ている。そうなつたらどうなるんでしようか。そういうことは予想であるといたしましても、九州と北海道がよその手に渡つたら、手足をとられた本国はどうして守れるか。これは私は再軍備論になるから申しませんが、再軍備論する前に、国警が完全だから再軍備不要じやということを、私はあなたの口から聞きたい。
もうすでに司令部では、細菌爆彈並びに原子爆彈の待避訓練を日本で始めたじやありませんか。命令が出たじやありませんか。国民は何の用意ができているのです。それはなるほど進駐軍に勤めている人だけに爆彈が注文通り落ちればけつこうですが、そうは行きますまい。巻添えを食つたときにどうする。