1987-05-14 第108回国会 衆議院 科学技術委員会 第1号
さて、先ほど申し上げたように、組み替えDNA技術や細胞融合技術等先端的技術の発展により、バイオテクノロジーは新たな時代を迎えようとしているのであります。私たちの身近な場面でどのような応用が可能かを考えてみますと、まずその第一に医療関係が挙げられます。従来製造が困難であった新たな医薬品の大量かつ安価な生産、生体に影響の少ない医薬品の提供がこのバイオテクノロジーによって可能となります。
さて、先ほど申し上げたように、組み替えDNA技術や細胞融合技術等先端的技術の発展により、バイオテクノロジーは新たな時代を迎えようとしているのであります。私たちの身近な場面でどのような応用が可能かを考えてみますと、まずその第一に医療関係が挙げられます。従来製造が困難であった新たな医薬品の大量かつ安価な生産、生体に影響の少ない医薬品の提供がこのバイオテクノロジーによって可能となります。
そういうものが非常にポピュラーに使えるようになったものですから、近ごろ高級な植物やお花が我々の手にも非常に安く入るという時代になったわけでございますが、そういう「初期胚操作技術及び我が国で最初に発見された細胞融合技術等が新しい光の下に飛躍的な発展をみせてきた。
この数におきましては、遺伝子組みかえの技術あるいは細胞融合技術等におきまして、ついに一九八五年ぐらいを境にしまして、そのいずれにおきましても出願数は欧米諸国から出てくるものよりもふえてまいりました。数がふえたということは決して中身が優秀とは申せませんが、質が高まる前には数がふえるということは非常に重要なことであります。
私は、ここで率直にお伺いいたしたいと思いますことは、近年、各分野におきまして遺伝子組みかえ技術、細胞融合技術等の産業化が期待される余り、この技術を支える基礎研究がおろそかになっていることはないかということであります。