1991-03-12 第120回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
さらには、特に次世代のライフサイエンス分野で大きく期待されております糖質につきましての糖質の構造改変に関する総合研究というものを新たに予定しておりますほか、さらに細胞融合技術や膜利用技術などを使いまして、農産物の品質向上機能を有する有機質肥料や生態系と調和した高機能肥料を実用化、産業化するための民間への助成というようなものなどに新たに着手することにいたしております。
さらには、特に次世代のライフサイエンス分野で大きく期待されております糖質につきましての糖質の構造改変に関する総合研究というものを新たに予定しておりますほか、さらに細胞融合技術や膜利用技術などを使いまして、農産物の品質向上機能を有する有機質肥料や生態系と調和した高機能肥料を実用化、産業化するための民間への助成というようなものなどに新たに着手することにいたしております。
民間等の試験研究に対する助成につきましては、大学及び民間の試験研究機関の研究者を対象とした農林水産業特別試験研究(応用研究)並びに細胞融合技術の開発研究を実施いたしますとともに、農林水産技術の開発推進方向に関する調査研究及び技術に関する情報交流活動について助成いたしました。
○説明員(上原達雄君) 細胞融合技術でございますけれども、植物の場合で申し上げますと、細胞同士の融合によりまして普通の交配ではつくれないような雑種などをつくる技術でございまして、各種のバイオ技術の中でも特に先端的なものの一つでございます。農林水産分野においても画期的な新品種育成の手段として今後大いに期待している技術でございます。
さて、先ほど申し上げたように、組み替えDNA技術や細胞融合技術等先端的技術の発展により、バイオテクノロジーは新たな時代を迎えようとしているのであります。私たちの身近な場面でどのような応用が可能かを考えてみますと、まずその第一に医療関係が挙げられます。従来製造が困難であった新たな医薬品の大量かつ安価な生産、生体に影響の少ない医薬品の提供がこのバイオテクノロジーによって可能となります。
約二年後にイギリスのオックスフォード大学のケラー、ミルスタインという二人の博士によりまして、細胞融合技術の中でも特殊なハイブリドーマ技術でモノクローン抗体というものをつくる発明がなされました。この二つの発明が現在のニューバイオテクノロジーの骨格をなしておるわけであります。
そういうものが非常にポピュラーに使えるようになったものですから、近ごろ高級な植物やお花が我々の手にも非常に安く入るという時代になったわけでございますが、そういう「初期胚操作技術及び我が国で最初に発見された細胞融合技術等が新しい光の下に飛躍的な発展をみせてきた。
しかし、これはバクテリアと違いまして、細胞融合技術を使っても一サイクルと申しますか、改良したものが実を結ぶまでにはやはり数カ月の時間がかかるということで、どうしても時間の制約というのは抜け切れない。恐らく時間的には十年を半分に短縮することができればまずいいのではないか、三分の一に短縮することはできるかもしれませんが。
細胞融合技術でございますが、細胞融合技術では、植物の分野におきましては、一九六八年に我が国でプロトプラストの大量調製法が開発されております。それ以降、一九七二年に米国でたばこの種間融合個体の育成に成功しておりますし、一九七八年には有名な西ドイツのポマトの作出がございます。 こういったところが著明な成功例であります。
この植物工学研究所と農水省とが、六十年の一月十日から六十一年三月三十一日までの間、農水省の細胞育種部細胞育種研究室とが一体になりまして、稲の細胞融合技術についての共同研究を進めてきたと思います。
それは細胞融合というものでございまして、この細胞融合技術を使いました、モノクローン抗体という非常に特異性の高い抗体を使いました診断薬の開発が進んでおります。これは、そのモノクローン抗体を使いました診断薬のキットの一例をお示ししていますが、これはクラミジアという一種の性病を検出するキットでありますが、これはモノクローン抗体という極めて特異的な抗体が得られて初めて開発が可能になりました。
ハムスターによってヒト細胞の大量増殖を行う独自の技術と、細胞融合技術とを組み合わせることによって、既にインターフェロン、ガン破壊因子CBF及び腫瘍壊死因子THFの大量生産技術を開発いたしております。 次に、香川県での日程ですが、第一に、県庁において、四国通産局より四国経済の概況、また県当局より香川県経済の概況を聴取いたしました。
例えば工業関係での細胞融合技術でありますとか、あるいは遺伝子組みかえ技術でありますとか、こういったような技術が開発されれば、それは食品工業にもあるいは薬品工業にも農業関係にも使われていく可能性は十分あると思っておるわけであります。
私ども研究機関で持っておりますもろもろの技術の中で葉たばこの改良ということに役立つような技術といたしまして、世界に先駆けまして開発をしているものといたしまして、半数体育種法とか、あるいは最近よく言われておりますバイオテクノロジーの一環といたしましての細胞融合技術、そういったようなものがございまして、これらの技術も駆使しながら今後より喫味のいい葉たばこ、あるいは耐病性の強い葉たばこ、あるいは産地の地域
私は、ここで率直にお伺いいたしたいと思いますことは、近年、各分野におきまして遺伝子組みかえ技術、細胞融合技術等の産業化が期待される余り、この技術を支える基礎研究がおろそかになっていることはないかということであります。
バイオテクノロジー、特に遺伝子組みかえあるいは細胞融合技術、細胞大量培養技術、バイオリアクター、この応用範囲は保健医療から農業化学工業、食品工業、資源エネルギー等非常に広い分野にわたっているわけでありまして、それだけにこのバイオテクノロジーの健全な発展というのは非常に大切なことだと思います。
○神田委員 最近、研究の進歩が伝えられております細胞融合技術及び遺伝子組みかえ技術について、日本の開発状況とそれに対する政府の対応というものについてお聞かせをいただきたいと思います。