1990-06-12 第118回国会 衆議院 科学技術委員会 第4号
そしてもう細管漏れ、細管の施栓率の問題で住民に対して非常に不安を与えている。そういうことを総合的に考えますと、やはりこれから本気で原子力を推進していくのだったら、施栓率の条件を一〇%、二〇%、二五%と緩和してそこにへ理屈をつけて実行するよりも、いっそのこと西欧諸国のようにすかっと入れかえた方がすっきりするんです。その方が納得するんですよ。そう思われませんか。
そしてもう細管漏れ、細管の施栓率の問題で住民に対して非常に不安を与えている。そういうことを総合的に考えますと、やはりこれから本気で原子力を推進していくのだったら、施栓率の条件を一〇%、二〇%、二五%と緩和してそこにへ理屈をつけて実行するよりも、いっそのこと西欧諸国のようにすかっと入れかえた方がすっきりするんです。その方が納得するんですよ。そう思われませんか。
○田畑委員 アメリカのサリーという原子力発電所ではやはり細管漏れがございました。細管の取りかえを実施いたしております。恐らく科学技術庁はそういった点も十分御存じの上でこういった問題を前に指示されたものと私は思うのです。
それから玄海でございますが、先月の十日に、試運転中でございましたが、やはり蒸気発生器の細管漏れを示します警報が鳴りまして、ただいま渦流探傷試験というもので、細管の場所の確認及びその状況について調査をしている段階でございます。
○高橋説明員 昨年の七月十七日に、二度目の細管漏れによりまして美浜一号機が停止いたしたことは、きわめて遺憾に思っているわけでございます。
しかし、その後四十八年三月の第二回の定期検査の際にも蒸気発生器の細管漏れが多数発見され、約千九百本の細管にめくら栓をするとともに、ジルコニウムの燃料被覆管にもつぶれ現象が発見され、約三分の一の燃料体が取りかえられております。ことしに入って再び二月の第三回定期検査で四本、七月の定期検査では百五十六本の細管漏れが発見され、私たちが視察した時点では運転を停止しておりました。
その前に美浜の問題がございましたが、この美浜の問題であなた、何か今度の問題とからめていますが、今度の細管漏れのためにその後原子炉が停止いたしましたのは七月十七日であります。
今日までいろいろと原子炉の事故が出ておりますが、関西電力の美浜原子力発電所一号の蒸気発生器の細管漏れ、あるいは燃料棒の破損、東北電力福島一号の廃液の漏水、中国電力島根一号の制御棒をさかさまに取りつける、そういったようなこともありまして次々と出ておるわけですが、こういった事件ですね、これはその後どういうふうに処理なさったのか。なお、被害状況等はどうなったのか。まず最初に、そういう点からお伺いします。
ところが、美浜の加圧型の一号炉は、御存じのように、去年の六月から十二月まで細管漏れの事故でとまっておって、三カ月動かしてまた三月十五日から八月の十日ごろまでとまっておった。そうしますと、実質一万一千三百六十メガワットだから非常に燃焼度が少ないと言ったけれども、それから三カ月、しかも出力わずかに二十万か二十四万キロで動かして一おった。
それからもう一つ申し上げたいのは、そのことが今度は、現在たとえば美浜の原子炉の蒸気発生器の細管漏れであるとか、その他いろいろ事故が起こっているわけですけれども、そういう事故の内容についても、たとえば福島の住民は御存じないし、それから福島の原子力発電所において燃料棒に故障を生じたというふうなことも、はたしてどの程度御存じなのかわからない。
○説明員(和田文夫君) 美浜の一号機につきましては、昨年六月十三日に、SGの細管漏れによりまして、右側に放射能が、ごくわずかではありますが、漏れるという現象がありました。さっそく運転をとめまして調べたところ、SGの細管の一本に非常に小さいピンホールがありまして、そこから漏れていることが判明いたしました。
ただ細管漏れがあったのは第一回の定検のときではなしに、漏洩が二次側で検知されました、すなわち昨年の六月時点でございます。
○和田説明員 第一回の定検、四十六年の十月から十二月でございますが、そのときには細管漏れ測定をエディオでやったかどうか、いま私存じておりません。
たとえば「海外における蒸気発生器の細管漏れ事例から、細管全数の一〇%についてエディオ測定を実施した。」こういうことが第一回の定検のときあります。