1999-07-29 第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第18号
この細管全数は一万八百三本ございまして、そのうちの一本を閉めたというものでございます。
この細管全数は一万八百三本ございまして、そのうちの一本を閉めたというものでございます。
○説明員(倉重有幸君) 蒸気発生器の細管の検査でございますが、これは日本では定期検査の際に細管全数を検査することにしております。外国ではそのようなことをしておりませんけれども、日本では念には念を入れるということで一本ずつ細管について検査するわけでございます。
今回の事象、我々は毎年定期検査をやってきておりますが、蒸気発生器につきましては細管全数についてECT、渦電流探傷検査をやってきているわけでございます。それで、今まで蒸気発生器の損傷といいますと、リークとかということでございまして、その原因は割れ、減肉ということでございまして、これに対しましてはプラグをするなりスリーブを入れるなり、いろいろ対応してきたわけでございます。
それから定期検査でございますが、定期検査につきましても、蒸気発生器につきましては、細管全数につきまして渦電流探傷装置、ECTというのをやってきて、減肉とかあるいは割れにつきましてはECTで確認をし、必要なプラグ等対策をとってきているわけでございます。 今回の事象につきましては、先ほど申し上げましたように高サイクル疲労という新しい事象でございます。
定期検査におきましては、蒸気発生器の細管全数につきまして渦電流探傷検査というのをやったわけでございますが、これは応力腐食割れ、SCCと言っておりますが、それと粒界腐食割れ、IGAと言っておりますが、いろいろな細管の損傷のモードがあるわけでございます。
当該機につきましても、昨年の四月五日から定期検査をやりまして、その細管全数につきましてECTというのですか渦電流探傷検査をやりました。その結果、実は十六本の細管に有意な指示ということで、貫通したものではございませんけれども、細管にわずかなクラックが入っているという信号がございまして、その十六本については施栓をするということをしたわけでございます。
蒸気発生器につきましては、八千八百五十二本の細管があるわけでございますが、すでにめくら栓をしたものが二千九本ございまして、それを除きました細管全数六千八百四十三本について、渦流探傷試験という試験を行なったわけでございます。その結果、四本の細管、内訳を申し上げますと、蒸気発生器が二基ございますが、Aの蒸気発生器に三本、それからBの蒸気発生器に一本の減肉指示が認められました。
そこで、心配でありますから細管漏れがあるかないか、細管全数の一〇%についてエディオ測定を実施した。実施した結果をこの報告には書いてございません。しかし、四十六年十二月二十九日、第一回の定期検査が済みまして、そうして細管漏れが半年後の六月十三日に発生しておるわけですね。いままで一年間ちょっと運転して第一回の定期検査をやった。
たとえば「海外における蒸気発生器の細管漏れ事例から、細管全数の一〇%についてエディオ測定を実施した。」こういうことが第一回の定検のときあります。