1967-07-05 第55回国会 参議院 決算委員会 第14号
○黒柳明君 私は、当委員会において問題になりました共和製糖のその後の処理について若干質問したいと思いますが、特に公庫、中金の債権の保全及び回収の状況、なお、共和の細島工場を引き継いだ第一糖業の設立の経過及びその後の状況について質問したいと思いますが、先ほどから何回も繰り返されておりますけれども、時間が非常に迫っておりますし、このあとまたお一人御質問があるやに聞いております。
○黒柳明君 私は、当委員会において問題になりました共和製糖のその後の処理について若干質問したいと思いますが、特に公庫、中金の債権の保全及び回収の状況、なお、共和の細島工場を引き継いだ第一糖業の設立の経過及びその後の状況について質問したいと思いますが、先ほどから何回も繰り返されておりますけれども、時間が非常に迫っておりますし、このあとまたお一人御質問があるやに聞いております。
というのは、農中が菅一味から詐欺にかかった金額は十三億で、細島工場の売買が三十億であろうと、三十六億になろうと、農中金庫に対する共和製糖の責務の肩がわりなんですよ。共和製糖の菅貞人のほうは、農林中金その他のほうに借金がある。それを細島工場を第一糖業に売ることによって肩がわりをしようということなのです。
○桧垣政府委員 共和製糖の細島工場に対しまする融資の問題について、御案内のような種々の問題が出てまいったわけでございます。そのうち、開発銀行の融資の分については私のほうからお答えいたしかねますが、農林中央金庫及び農林漁業金融公庫の共和製糖に対する貸し付け金についての債権確保の状況なり、あるいは返済の見込みという点についてお答えを申し上げます。
今度の場合は、細島工場の資金集めに山が利用されているのですよ。当時の松野農林大臣がなぜあわてふためいて、いま言われましたような改善策をとらざるを得なかったのか。佐藤総理大臣じゃないが、具体的な政治姿勢においてこういうことを政治家というものは正していかなければならないのに、こういうことを政治家はぬけぬけと利用しているのだ、ひどいものですよ。
そうすると宮崎工場の生産量、細島工場の生産量の月額などから換算して一月に操業するとどのくらい損がいくと、現実に損が出るかということはおわかりの方はお答えいただきたいと思います。
○大森創造君 その御説明、よくわからぬのでございますけれども、私は現実に宮崎、細島工場の経営をするというと相当な欠損が出ることになっているだろうと思うんです。
ところが、その工事を受けたほう、納入先は、共和製糖の細島工場ということになっているわけです。金額にして五百九十万ほどでありますがね。それからもう一つは、四十一年の四月の二十日の契約になっておりますが、二億二千五百七十万円の甘蔗糖の脱色精製装置です。これも同じように契約者が東食です。納入先が共和製糖の細島工場、こういうことで受注をしております。
しかし、そういうことではなくて、むしろ細島工場以外にどこかで共和の事業をやっておって、その分に流れているのではないかというお話でございますならば、当時の事情を調査いたしましたところ、他の地点において横浜、千葉等々、共和グループが工場を持っておりますけれども、共和グループ関係の細島以外の他の工場において建設をしているという事実はございませんから、細島以外に金はある程度流れているということは私はないと信
それから、私のほうで取っておりますのは、そのほかに東洋果糖の細島工場の施設として汚水処理施設、変電所というようなものがございますが、これは公庫だけの担保になっておりますのでそういう問題は起こりません。それから共和糖化が持っております千葉の…、宝不動産が持っておる土地ですが、これは金庫との競合はございません。 大体従来取っております担保ではそのような事情でございます。
○相澤重明君 そういたしますと、これは事務的にひとつ聞いておきたいのでありますが、経済局長は、あるいは食糧庁長官は、前の食糧庁長官がこの甘味資源確保のための細島工場の建設に対して、該当の会社のこの申請に対して、関係金融機関に対して融資のあっせんをしたわけですね、そういうことになっておりますね。これは、この点いかがですか。
それから十月一日に岩間委員が指摘されたように、芦屋市の保安林解除、山の交換をする必要があるという政治的要求のために、山の交換というものは、細島工場全体、共和製糖グループ全体の連関において把握しなければならない。単なる山の交換ではありません。過剰融資、不当融資、そして共和製糖問題全体の中の一つの山の交換だと思う。山と共和製糖、山と細島工場は絶対に切り離して考えることは私はできないと思う。
○矢山有作君 したがいまして、私のこの宮崎の細島工場財団を組成しておる物件別の評価と、それから宮崎の細島工場に投下された事業費、それについては、詳細な資料を出していただいた上で、なお明確にさせるように質疑をさしていただきたいと思います。そこで、時間の関係がありますから、次に移ります。
工場財団に入っていない、宮崎の細島工場に投入されたのと関係のないものを並べられてつじつま合わせてもらったんじゃ困るんですよ。
○参考人(石原周夫君) 過般、これは大蔵委員会でございましたか、お配りをしてございまするが、十九億二千五百万というのが私どもが提出いたしました細島工場の現在担保に相なっておる物件評価額でございます。これはまだ取得早々と申しまするか、でき上がったばかりの工場でございますので、取得価額と申しまするか、帳簿価額と申しまするか、でき上がった値段で評価をいたした金額でございます。
それとも、例の細島工場分に対してだけ、つまり四億ですね、これだけに対してだけ認められたのかどうか。 それから償還をさせるその期限はいつになっておるのか。また、償還の方法は一時に償還させるのか、あるいは分割で償還させるのか。 それからさらに、これは電話連絡で繰り上げ償還を命じられておるわけですから、正式文書による償還命令は出されましたかどうか。
それで、私は委員長のほうにお願いしますが、農中がいかに細島工場財団についてでたらめな評価をやっているかということも、いま明らかになったとおり。なお、工場財団と言わないならば、細島工場についてもでたらめな評価をやっているということは明らかになったのでありますから、したがって、これを向こうで調査しますと言っているのですから、早急に調査をして、その調査結果を委員会に報告してもらいたいと思います。
これが一つはこの細島工場の最大の融資先である東洋果糖、現在の共和糖化というものに発展してくるわけですよね。このナツメヤシ、デーツの関税五%を無税にしたことから始まりまして、そういう融資問題というのがずっと起こってきております。このデーツも、これはこの当時東洋果糖というもの以外に取り扱っておらない、こういうことが一つあります。
実際にやったと銀行側が言っていること、共和製糖あるいは細島工場が言うておることよりもぐんと少ないのはいかなることか。専用埠頭はにせの領収書によって積み重ねられて、実際の支払いは二億八千百万円というふうになっている、金額は二億八千百万円です。これは熊谷組の東京本店で確認しました。ところが、これは実際は広島の水野組が請け負ったのです、実際は。これは石原さん、よく聞いてくださいよ。
○大森創造君 そこで、これはあとからにいたしますが、それでは各行がいずれも債権保全のために相当多額の金を出しておりますから、細島工場財団というものをつくりましたね、それに対して第一陣営で開銀が八億、公庫が一億、農中が二億、宮崎銀行が一億計十二億。第二陣営で三和銀行三億がそれぞれ担保についている、これはいまさら確認するまでもないと思うのです、そのとおりだと思うのです。そうですね。
○大森創造君 そこで問題は、細島工場の評価の問題なんです。事業費なんです、工作物別に確認した、それぞれの銀行でこれはわかっておるはずですから、きのう大沢総裁はそのことはわかっているとおっしゃいましたから、その支払い先を明示願いたいと思います。
○大森創造君 開銀の方にお伺いをいたしますが、午前中の私の質問では、いま岡委員と農中のほうで問答がありましたけれども、細島工場財団について、公庫のほうは十九億ということを言っていましたね、これは間違いありませんね。あなたのほうの回答は十五億。それの評価、この財団の評価はどうか。
○大森創造君 いいですか、農林開発とか、いろいろな会社が十ぐらいございますが、ブドウ糖、果糖だとか、あるいは砂糖工場という名目で、細島工場に相当の融資をしているわけですよ。数十億の融資をしているわけですよ。その基礎になるのは何かというと、これは一々チェックしているわけですよ、これはあなたのほうで。
こういう細島工場の建設について、それぞれ公庫や開銀や中金が大体金を出しておるのだ。それを専用埠頭とか倉庫、製糖工場などについて、だれが請け負って幾らの金額で請け負ったかということは、あなたのほうでおわかりにならなければ、これは責任は済まされない、これはわかっておるはずだ、手元に数字があるはずだ。
この前、二宮君と一緒に尋ねた宮崎県の細島工場について伺いますが、これはわかっておるはずですから、そのままお答え願いたい。公庫のほうにお尋ねいたしますが、専用埠頭、倉庫、製糖工場、これはだれが請け負って幾らの見積もりをしましたか。
そこで、この土地約三千五百万円、先ほどのお話のように、農林中金をはじめとして四十億の担保に取ったというお話でございますが、その担保は日向市の細島工場をはじめいろいろなものを取っておりますね。千葉県の工場やいろいろなものを取っているわけでしょう。そこで、高槻の土地、この土地についての担保の額は幾らかおわかりですか。林野庁長官か銀行局長。