2009-06-12 第171回国会 参議院 本会議 第29号
また、タクシー問題はセーフティーネットの構築なき無原則な規制緩和による格差拡大、雇用崩壊の象徴でもありますが、厚生労働大臣は、規制緩和によるタクシー運転手の賃金水準の悪化の状況や、社会保険未加入の問題、最低賃金法の違反率が急増している問題、通達で禁止されながら野放しにされている累進歩合等に基づく給与制度の問題等について現状をどのように認識しているか、またその上でどのような対策を講じていくつもりなのか
また、タクシー問題はセーフティーネットの構築なき無原則な規制緩和による格差拡大、雇用崩壊の象徴でもありますが、厚生労働大臣は、規制緩和によるタクシー運転手の賃金水準の悪化の状況や、社会保険未加入の問題、最低賃金法の違反率が急増している問題、通達で禁止されながら野放しにされている累進歩合等に基づく給与制度の問題等について現状をどのように認識しているか、またその上でどのような対策を講じていくつもりなのか
第三に、累進歩合等については、労働の質、量に対応して賃金が公平になるようさらに検討を加え、労使間の話し合いにより解決に努力するよう各県協会を指導するということでの報告をいただいているわけでございます。
六大都市のタクシー運転業者の就業規則につきましては、累進歩合等は、指導におきまして、ほぼ完全に就業規則からは姿を消しておる現状になったわけでございます。 そこで、このような事情を踏まえまして、運輸省におかれては、一月一日に横浜、名古屋、京都、神戸等で運賃改定をなさったようでございます。
また、よく論議になりますところの累進歩合等の極端な刺激的な給与の改善につきましても、二月九日の通達でうたっておりますが、昨年の十月末現在でこれらの累進歩合をとってまいっておりました事業場の二一%が一応改善したという報告が参っております。去年の十月のことでございます。その後、特に本年度におきましては、この改善に力を注ぎたい。
そこで、実は改善基準につきましても労働時間だけではございませんで、給与につきましても累進歩合等の極端な走行刺激的な給与につきましては、これを改善するということをうたっておりますが、労働時間は労働基準法に全部あてはまりますが、賃金につきましては、先生御承知のように労使で話し合ってきめる筋のものでございますので、強力な指導ということにとどまるわけでございます。
たとえば、累進歩合等が多過ぎるから、これを固定給をなるべく増大さして危険な累進歩合は引き下げていけ、こういう方向については、業界の良心ある方々は努力されておりますけれども、まだ総体的に見ていい結果でない。