1970-04-23 第63回国会 衆議院 地方行政委員会運輸委員会交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号
そこで、警察庁のほうといろいろ検討いたしまして、ただいま申しましたような危険な違反行為あるいは累犯の少年に対する適用の除外のあり方を協議いたしたわけでございますが、この適用の段階で、いまのような累犯少年の区別をするということが技術的に非常に困難であることがわかったわけでございます。
そこで、警察庁のほうといろいろ検討いたしまして、ただいま申しましたような危険な違反行為あるいは累犯の少年に対する適用の除外のあり方を協議いたしたわけでございますが、この適用の段階で、いまのような累犯少年の区別をするということが技術的に非常に困難であることがわかったわけでございます。
そこで、今回も立案当局といろいろ意見の交換を重ねたのでございまして、危険度の高いような違反行為あるいは累犯少年を適用から除外することなど具体的に真剣に検討いたしたわけでございますが、実施面で不可能あるいは種々の困難を伴うということがございまして、なかなか結論が出なかったわけでございます。
特に事故に結びつくような危険な行為を犯した者、あるいは違反を繰り返しておるような累犯少年につきましては、教育的措置が必要であるというように考えます。
それは、ただいま警察庁長官からお話がございましたように、本制度の適用を受けることによって、たとえば非行前歴もあり、家庭裁判所におけるところの教育処遇が必要であるという累犯少年、そういうものが反則金を納めて家庭裁判所における教育処遇を回避し、そうしてむしろ初犯者というふうな軽いものが反則金を納めないで家庭裁判所に送られてくるということを来たしますことになれば、これはやはり道路交通の安全を確保するという
すなわち、現状といたしましては、その犯罪の悪質化、犯罪の集団化、累犯少年の増加、年少少年の犯罪が増加しておる。それからまた、学校に籍を置いております少年の犯罪が増加しておる。それからまた、中流家庭——これはかなり常識的な見方でございますが、中流層の出身の少年の犯罪が増加しておる。それから少年犯罪の大都市への集中化が見られるというふうに思われるのでございます。
年少者の暴力犯罪が激増しつつあって、しかも非行年齢が低下するとともにそれが集団化の傾向をたどっていること、さらに累犯少年が年々増加してきておりますことは、国家社会の前途を考えて暗たんたるものがあるばかりではなく、子供を持つ親はもちろん、国民全体のきわめて寒心にたえないところであります。年少者犯罪、特にその暴力犯罪について説明を願いたいと思います。
それから累犯少年が年々増加してきておる。それから学校に籍を持っておる在学少年の犯罪が増加しておる。それからまた、これは中流、上流とかいうことばを使いましても必ずしも明確ではないのでございますが、中流以上と常識上考えられます家庭の子供、こういう犯罪少年が非常に増加しておる。それから少年の犯罪が都市へ集中化する。
ただいまお手元に資料を差し上げておきましたように、私もこの十年間、非行少年の特性というものはどういうところにあるか、また、特に、犯罪を繰り返す累犯少年の特性というものは、どんなところにあるかということの因子を研究することに費やしたのでございますが、まあただいまの暫定的な結論におきましては、非行少年の特性といたしましては、友だちが悪い、余暇の使い方が悪い、それから、女の子の場合には不良の異性と肉体関係