2020-02-21 第201回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
一般的には中小企業の方が長時間労働になっていますが、その改善に向けては、スライド八枚目のとおり、短納期発注等の取引慣行の適正化が必要です。
一般的には中小企業の方が長時間労働になっていますが、その改善に向けては、スライド八枚目のとおり、短納期発注等の取引慣行の適正化が必要です。
短納期発注がふえて在庫を抱えさせられている、あるいは親事業者が土日にやっていた作業をいわば回されている、こういったしわ寄せに関しますお声を把握をさせていただいております。 こういった実態に基づきまして、昨年の十二月でございますが、下請中小企業振興法に基づく振興基準に、納期負担のしわ寄せの是正あるいは働き方改革の実現を阻害するような取引慣行の改善、この二つを重点事項として改正をいたしました。
今回の労働時間設定改善法の規定、これ努力義務でありますから、義務違反に対するペナルティーを科すものではありませんが、労働基準監督署において監督指導を実施した結果、法違反が認められ、その違反の背景、例えば長時間労働とかですね、そういった違反が認められ、その背景に極端な短納期発注等による下請法違反が疑われる事案については、これらの違反に対する指導を担当する公正取引委員会や経済産業省に通報する制度を設けているところでありますが
また、長時間労働の背景には、例えば大企業と中小企業の間の短納期発注とか取引慣行の問題もあると思っております。こういった問題につきましても、中小企業庁などと連携をいたしまして改善を進めてまいります。
働き方改革を進めるに当たり、現場の中小企業・小規模事業者からは、大企業の働き方改革の影響によって短納期発注などのしわ寄せ、生産性向上やコストダウンといった努力の大企業や親事業者による吸い上げに対する懸念や不安の声も聞こえており、取引条件の改善が重要であると考えます。
そのヒアリングの結果、働き方改革を進めるに当たりまして、現場の中小企業、小規模事業者からは、大企業の働き方改革の影響によって短納期発注などのしわ寄せが来るんじゃなかろうか、それから、人手不足の中、せっかく自分たちが生産性向上やコストダウンの努力をしても、その果実を大企業や親事業者に吸い上げられてしまうんじゃないか、こういった懸念の声が聞こえてくるところでございます。
○政府参考人(吾郷進平君) この一月十一日に関係省庁連絡会議で御報告いたしました中小企業・小規模事業者の働き方改革をめぐる取引に関する不安や問題点といたしましては、一つは、大企業の働き方改革の影響によって短納期発注などのしわ寄せが来るのではないか、あるいは、人手不足の中、せっかく自分たちが生産性向上、コストダウンの努力をしてもその果実を大企業や親事業者に吸い上げられてしまうのではないか、そういった点
働き方改革を進めるに当たり、現場の中小企業、小規模事業者からは、大企業の働き方改革の影響によって短納期発注などのしわ寄せが来るのではないか、あるいは、人手不足の中、せっかく自分たちが生産性向上やコストダウンの努力をしても、その果実を大企業や親事業者に吸い上げられてしまうのではないかといった懸念や不安の声も聞かれており、取引条件の改善が重要であると考えております。
さらに、企業が働く方に長時間労働を強いる背景には、取引先からの短納期発注や急な仕様変更に応えなければならないという業種ごとの商慣習や取引条件の問題があります。 働き方改革を進めるに当たっては、こうした商慣習の見直しや取引条件の適正化について、それぞれの業界の実態に応じたきめ細かな対応に取り組んでまいります。
長時間労働の是正を真に実効あらしめるためには、短納期発注を繰り返す発注者側の意識や過剰なサービスになれ切っている国民意識も含め、意識改革を進めなければならないと考えますが、先生はどのようにお考えでしょうか。
○国務大臣(加藤勝信君) 長時間労働の背景には、短期の納期発注や急な仕様の変更などの取引関係に係るもの、また賃上げについても、元請からの単価引下げ要請など、そうした取引環境が影響しているというケースも見られているわけであります。
例えば、短納期発注における単価協議の必要性や書面で交付すべき業務内容など、事例を挙げて説明をしているところでございます。 また、アニメ産業全体の市場成長や生産性向上も重要な課題だと認識をしておりまして、経済産業省では、アニメ等の国際見本市の開催による国際展開や、デジタル技術の活用による生産性向上促進等の振興策にも取り組んでいるところでございます。
これを見ますと、一律何%、総額幾らとかいう合理的説明のない原価低減要請、あるいは、人件費・労務費、電気料金、原材料価格などの高騰分を転嫁できない、量産品、量産時と同じ価格で製作をさせる、円高時にそれを理由にコスト削減を要求されたが円安になったのに還元がない、短納期発注にもかかわらず残業代などコスト増を無視した価格決定となっていると。
一方、短納期発注それから多頻度小口納入、こういったものを反映しない単価、コストが十分こういったものに反映されていない、そして下請事業者にこれを押しつける、こういった親事業者の悪質なケースにつきましては、下請代金支払遅延等防止法によりまして厳正に対処を行っているところでございます。 以上です。
七、下請企業における労働条件の改善・向上に資するため、関係省庁が十分連携し、下請振興基準の周知徹底を図るとともに、短納期発注の改善等取引慣行の是正に向けて、政府全体として強力な取組みを進めること。 八、みなし労働時間制については、休日及び年次有給休暇の確保を含め適切な運用が行われるよう十分指導すること。
○国務大臣(村上正邦君) 下請企業における労働条件の改善、向上に資するため、関係省庁との連携を図りながら下請振興基準の周知徹底を図るとともに、関係省庁への協力要請、定期連絡会議の開催等により、短納期発注の改善等取引慣行の是正に向けて、政府全体として強力な取り組みを進めてまいります。
しかしながら、振興基準に盛り込まれております事項、例えば時短の推進を妨げる発注の抑制について申し上げれば、親事業者が費用増を考慮しない単価で短納期発注を押しつけるなど、下請中小企業に過度な負担を強いるような悪質なケースにつきましてま、下請代金支払遅延等防止法によります規制の対象となるような制度となっているところでございます。
六 下請企業における労働条件の改善・向上に資するため、関係省庁が十分連携協力しつつ下請振興基準の周知徹底を図るとともに、短納期発注の改善等取引慣行の是正に向けて、政府全体として強力な取組みを進めること。 七 労働基準法の履行確保、労働時間短縮の一層の促進を図るため、労働基準監督官等の増員をはじめ労働基準行政体制の充実強化を図ること。
週末発注あるいは週の初めの納入や短納期発注など下請企業の労働条件を全く無視した発注が非常に多うございます。これはユニオン連合の実態調査でも具体的な数字でそのことが示されているわけであります。政府・通産省も、下請振興基準を改正して、これらの無理な取引が是正されるよう行政指導を進めているところのように承知をいたしておりますが、一向にそういう問題がなくなっていかない。
○村上国務大臣 下請企業における労働条件の改善向上に資するため、関係省庁と連携を図りながら下請振興基準の周知徹底を図るとともに、関係省庁への協力の要請、定期連絡会議の開催等により、短納期発注の改善等取引慣行の是正に向けて、政府全体として強力な取り組みを進めてまいります。
改正下請振興基準に基づく行政指導が行われていますが、親企業、発注元による短納期発注などは一向に後を絶っていないのであります。これでは下請企業が労働時間短縮に取り組もうにも取り組むことはできません。やはり思い切った法的規制を考えなければならないと思いますが、通産大臣、いかがでしょうか、お尋ねをいたします。
しかしながら、振興基準に盛り込まれております事項、例えば時短の推進を妨げる発注の抑制について申し上げれば、親事業者が費用増を考慮しない単価で短納期発注を押しつけるなど、下請中小企業に過度な負担を強いるような悪質なケースにつきましては、下請代金支払遅延等防止法による規制の対象となるような制度となっているところでございます。
公取に確認をいたしたいんですが、去年の五月に下請代金支払遅延等防止法第四条第一項に関する運用基準の一部を改正して、短納期発注、多頻度小口納入について、下請法に違反するのはどういうケースかということを明確にいたしましたですね。
それで、アンケートという調査ですとどうしてもいろいろ厳しく書く面もあるかと思うんですが、公正取引委員会としては、そういう短納期発注ですとか多頻度小口納入に伴って下請上問題があるという具体的な事案がわかった場合には厳正に法律で対処していく、こういうように考えているわけでございます。
○政府委員(矢部丈太郎君) 親事業者が下請事業者に対して、短納期発注ですとかあるいは多頻度小口納入なる発注を行って、それに伴って下請事業者においてその費用増が生じたというにもかかわらず、それを考慮しないで、下請事業者と十分な協議もすることなく、一方的に通常の代価に比べて著しく低い下請代金の単価で額を決めるという場合には、いわゆる買いただきとして下請法上問題が生ずるおそれがあると考えております。
また、中小企業の労働時間短縮を阻害する発注方式等の改善が重要な課題となっている中で、短納期発注及び多頻度小口納入に伴う下請法上の問題点を明らかにするため、下請法の運用基準の改正を行いました。