2014-05-29 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
日本でいうと約束水準四兆円ということでございまして、そういった意味でこの黄色の政策、先ほどのお話がありましたように六千億程度でございまして、相当の余裕がありまして、いろんな政策的な自由度がこの中であると、こういうことであろうかと、こういうふうにも考えておるところでございます。
日本でいうと約束水準四兆円ということでございまして、そういった意味でこの黄色の政策、先ほどのお話がありましたように六千億程度でございまして、相当の余裕がありまして、いろんな政策的な自由度がこの中であると、こういうことであろうかと、こういうふうにも考えておるところでございます。
本会議での質疑では総理の方から、まだ約束水準に天井が届くまでには余裕があるので大丈夫だというような御答弁がありましたが、私の質問の実は趣旨は、天井まで確かに余裕はあるにせよ、どうしてWTOの政策の方向と逆のことを我々日本が主導して法律で行う必要があるのかといったところであります。その辺りの見解を大臣の方にお伺いしたいと思います。
○国務大臣(林芳正君) このWTO農業協定でございますが、それぞれの国ごとに黄色の政策の合計額があらかじめ定められた約束水準を超えてはならないと、こういうふうに定められております。
○林国務大臣 国内補助金のWTOルールでございますが、緑の政策、青の政策、黄の政策、デミニミスに分けて通報することになっておりまして、黄の政策については約束水準の範囲内におさめる必要があるわけでございます。
ただ、例えて言えば、コンニャクイモみたいに高いものを持っておりますとそういうことが御指摘をいただくことがありますが、AMSの約束水準で申しますと、日本の場合には約束水準が三兆九千七百二十九億円ということに相なっておるものでございます。
先ほどの資料を御覧いただきたいんですが、一番左端が日本、その四角で囲ったところを見ていただきますと、約束水準の一四%しか使っていないという状況。それから、米国は約束水準の六八%も使っている。それから、EU、これは四六%を使っている。いずれも国際ルールの中に入っているんですよ。ですから、日本は一四%ですから極端に削っていると、こう言って差し支えないというふうに思っております。
まさに、日本はこのAMS、WTOの約束水準があります。その約束水準よりもずうっと下回った実績しかないと、こういうことであります、一言で言いますと。 それで、私どもは、WTOに顔を向けるよりも、今の日本農業は大変な状況にあるわけですよ。WTOに顔を向けるよりは、大変な状況である。
二〇〇〇年の約束水準は三兆九千七百二十九億円、こういう額になっておりますが、現在のAMS、この補助金の実績というのは七千億前後だというふうに聞いております。そして、これは農業総生産額の八%、WTO約束水準の二〇%弱と、こういう状況であります。 ここは是非とも、WTO、世界の中で一緒に行かなければいけないというのはよく分かります。
約束水準というのがあるじゃないですか。ですから、そこを有効に活用してくださいと、こういうお願いをしているんですよ。決してWTOを脱退しろとかそんなことを言ってませんよ。ここのところをよく御理解していただきたい。
現時点におきましては、AMSの約束水準の一九%しか使っていないと。ほんの一九%しか使っていない。一言で言いますと、WTOに顔を向けている。でも、今の日本の農業の実情というのはそうじゃないんですよ。
○紙智子君 日本の場合、アメリカ、EUもそうですけれども、そのAMS、国内助成はWTOの協定の中でも認められた中身で、アメリカでいいますと八八%実績、約束水準の枠内で八八%まで実績上げてますし、それからEUも七〇%を超えていると。そういう中で、日本は約束水準の一九%というのが今実績ですよね。
○国務大臣(松岡利勝君) 約束水準、こういったものがございまして、我が国もその約束水準、ちょっと今数字はぱっと出てきませんが、我々は今大体一八%、だから八二%削減してきました。これはもう本当に他の国からしますと、EUが六四%削減いたしております。我が国は八二%、そんなわけで非常にこれは一番優等生と、こうなっています。
しかしながら、我が国は、これまでの農政改革によりまして総合AMSを二〇〇二年には約束水準の一八%にまで削減してきております。その他のAMS主要国のアメリカ、これは七五%、EUは六四%、これらと比較しても大幅に削減してきております。
今後の、WTOにおいてこれらの政策が黄色と認定される場合を想定する中で、いわゆる日本としての対応、なかなか表向き答えにくいと思いますが、我が国のいわゆるAMS水準が、これまでの農政改革により約束水準の一八%まで下がっている、こういう状況もある中で、あえて黄色の政策と言われても仕方のない政策を入れたのか、もしくは、いやいや、これは黄色じゃないと言って突っぱねるという手もありましょうし、いろいろ手のうちをお
例えば、おわかりだろうと思いますけれども、日本の二〇〇〇年の約束水準は三兆九千億ですよ。米や麦は価格支持をやっていた。それを日本が通報した。経営安定対策で緑だと。同じように補助金が行っているんですけれども、急に七千億ぐらいになる。そういうものなんですよ。日本がちゃんと、断固たる態度を示して、こうだと言っていけばいいんです。
今御指摘のように、日本は総合AMSの約束水準の八二%まで既に実績を下げておりますので、七〇%でも七五%でもいいんですけれども、もう既にやっておりますから、そういう意味で、さらなる実害はないという理解で、攻めの部分であるというふうに申し上げたわけであります。
ほかの国、アメリカ、EU等々は日本よりもはるかに低いわけでありますので、日本としては、攻めるべきところと冒頭申し上げたうちの一つとして、日本は思い切り下げますよ、ただし、現実には約束水準をもう達成していますよという観点を総合的に勘案して、七五という数字を申し上げているわけであります。
○高橋分科員 攻めるところの一つだというお話でありましたけれども、私も現地で約束水準の問題を切り札だというふうな説明を受けました。なるほどと思ったわけです。 ウルグアイ・ラウンドの約束水準、大幅に上回って日本は削減をしてまいりました。四兆円の水準なのに対して七千三百億円だ。一八%しか達成をしてこなかったわけです。
この基準期間に対する約束水準でいくと、二〇〇〇年度は三兆九千七百二十九億円となりますが、実際には九六年で三三%も削減し、九八年度にはもう二〇〇〇年度の水準も超えて、八割以上も削減しているんです。米に至っては、九八年度からゼロであります。 つまり、輸入の方は国貿だからと約束どおり入れる、一方では、国内助成は約束よりも何倍も早く削減していく、こういう食料政策はあるだろうか。
もう一つ聞きたいのは、この提案で、AMS、削減対象の国内支持総額の約束水準、これを現実的なレベルにする必要があるんですが、これはどういうことです。
○亀井国務大臣 私が申し上げたのは、AMSの約束水準、こういう範囲を超えていないことでありますから、協定上は可能、こういうことは理解をいたします。しかし、いろいろ今、WTO交渉等々当面する中でもありますし、価格の支持、こういう面では、アメリカはそういうことでありますけれども、各国からやはり非難を受けることではなかろうか、私はこう申し上げたわけであります。
現在、我が国のAMSは、二〇〇〇年度の約束水準の一八・八%と、ほかの国はもっといっていますけれども。それにもかかわらず、大臣は、それはやらないんだということをおっしゃっているわけです。
そうしますと、三兆三千億円余ということになりますので、それから、あくまで二〇〇〇年度の約束水準から引きますと、約六千億円程度の余裕はあるということになります。
○石原政府参考人 AMSの削減枠ということじゃありませんで、AMSの許容量といいますか、ということになりますと、二〇〇〇年度、これが約束水準になっておりました。これが現在もこのまま生きているということでございますけれども、今先生からお話のありましたように、三兆九千七百二十九億となっております。
基準期間、これは八六、八七年の数字でございますけれども、これの八割を、要するに二割カットということで、二〇〇〇年度までに一番右の約束水準まで持っていくということでございます。 これは既にもう九六年度、九七年度、この目標を達成いたしておりますので、この約束水準との関係からしますと、さらにこれを引き下げる必要はございません。
○鉢呂委員 世界的に見ますと、輸出国を中心にAMSの約束水準というのは、日本も三〇%程度クリアしておりますけれども、もっとそれ以上の、アメリカ等はもう七〇%削減ということで、むしろ削減の度合いは、今二〇%以上は日本自体もクリアしておりますけれども、しかし、実際問題、現実の問題として、現状のWTOの協定内容を考えますと、非常に厳しいものがございます。