1959-10-07 第32回国会 衆議院 建設委員会 第7号 この台風は二十六日未明、中心示度が九百三十ミリバール、中心付近の最大風速六十メートルという強大さをもって紀伊半島潮ノ岬と白浜の中間に上陸し、半島中央部を抜けて北陸に出たのでありまして、台風の右側に当る両県は甚大な被害を受け、特に伊勢湾は、このために異常な高潮となり、名古屋港で三メートル九十に達し、しかも風速は二十八年の台風をはるかに上回るものであったため、伊勢湾北部に大きな被害を与えたのであります。 逢澤寛