2019-06-05 第198回国会 参議院 本会議 第23号
児童虐待問題に関わっているある専門医は、目黒区の結愛さんの事案では、二度にわたって一時保護された際に、その都度、協同面接と系統的全身診察が行われていたにもかかわらず、両者の情報共有がされなかったために、虐待のアセスメントが不十分なままに終わってしまった問題を指摘しておられます。
児童虐待問題に関わっているある専門医は、目黒区の結愛さんの事案では、二度にわたって一時保護された際に、その都度、協同面接と系統的全身診察が行われていたにもかかわらず、両者の情報共有がされなかったために、虐待のアセスメントが不十分なままに終わってしまった問題を指摘しておられます。
このようにもともとかなり先進的だったんですけれども、そんなオレゴン州であっても、身体的な児童虐待については司法面接やまた系統的全身診察の実施が限られる傾向にあったそうです。そんな中で、オレゴン州で二〇〇五年、先ほど申し上げたカーリー・シーハンちゃんの、三歳の女の子に不審なけがが見つかって虐待通告をされた。
CPSのソーシャルワーカー、児童福祉司ですね、子供虐待専門刑事、子供虐待専門検察官、司法面接者、系統的全身診察医、この五名で多機関連携チームがつくられる、マルチディシプリナリーチーム、MDTと呼ばれますけれども、通告された児童虐待の中で深刻な虐待、中でも性的な虐待については、MDTを組んで多機関連携チームで対応する仕組みを、オレゴン州は全米で初めてつくった。