1985-04-10 第102回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
そうして糸値が下がりますから、それに逆に今度は工賃の方は高くなります。そうしますと、昨年のこの工賃が副蚕を引いてキロ三千三百円と、こういうふうに言われております。それが今度の基準糸価の一万二千円で勘定しますと二千五百五十円にしかなりません。
そうして糸値が下がりますから、それに逆に今度は工賃の方は高くなります。そうしますと、昨年のこの工賃が副蚕を引いてキロ三千三百円と、こういうふうに言われております。それが今度の基準糸価の一万二千円で勘定しますと二千五百五十円にしかなりません。
しかしながら、制度不安人気は一向に衰えませず、八月に至りまして、当時の基準糸価、これは一万四千円でございましたけれども、当時の基準糸価に対しまして糸値はおよそ二千円の下落を見たわけでございます。もちろんこれは先物価格でございます。まさに異常事態が到来したわけでございます。当時、異常変動防止の安定下位価格は一万三千二百円でございましたから、これを千円以上も下回る糸値になったわけでございます。
○政府委員(小島和義君) これはちょっと今の段階で申し上げかねるのでございますが、今お聞き取りいただきましたような数字で、五十六年よりは五十七年が少しよくなっておると申しますのは、五十七年は少し糸値が、少なくとも前半はよかった年でございます。
糸値も割といい時期でございます。それから五十四年が五五・六%、五十五年が四九・二%、五十六年が四〇・七%、五十七年が四五・五%ということに相なっております。
いずれにいたしましても、基本的な考え方は糸値の安定を通じて養蚕を保護していく、こういう考えでございますので、その基本的な視点というものは私どもは常に念頭に置いて検討を進めるつもりでございます。 〔理事北修二君退席、委員長着席〕
これは極端な例でございますけれども、輸出をしておられる絹業者の皆さん方には、いわゆる保税糸というのが別枠で割り当てられておるわけでございますが、こういった人たちの話をお聞きをいたしますと、糸値の問題について解決さえあれば、絹というものはみんなが飛びついてくるところまで、何とか繊維の販売のシェアの中に入り込んでいけるものだ、こういったことも言っておられるわけであります。
需給改善をするのが一番大事です、景気浮揚策の推進と糸価の上昇を待って、国産生糸の買い入れを停止したりあるいは輸入生糸の売り渡しをやっていくということで、逐次事業団の在庫が軽減することになろうと思います、こういう観測が述べられていたわけでございますが、たまたまいま糸値が高いということで実需者割り当てがスムーズに行っておるというような形でございます。
○小島政府委員 繭糸価格安定制度は糸値の価格安定ということが一番の生命でございますので、実需者売り渡しといえども価格の大変な低落を招来するような売り方ということは、やはり制度として自殺的なものであるということで、これまでもそういうことはやるべきでないという見解を持ってきたわけでございます。
ところが、一方では実需者の割り当て、これで何とか業界の皆さんがんばってください、そして死なばもろともというのがこの制度でございますと言われるけれども、これがこちらが割り当てはしたけれどもほとんど出ていない、機屋さんは大変欲しいのだ、ところが糸値が出てこないものだから、法律に基づいて出せません、やがてそれは出せる時期があるでございましょうと言われるけれども、しかし実際は、国内の生産高すらこの業界の皆さん
一つは、もう間近に加工原料乳の保証価格、豚肉、牛肉の基準価格、糸値、繭値が決められようといたしております。これはそれぞれ農家がいま一年の家計の決まるときでありますから、農林水産省に全部が注目をいたしております。私どももまた多くの目を感じております。私はここまで来まして多くを語りませんが、一点だけひとつお聞きをいたしたいと思います。
そういう中にありまして、やはり糸値がどういうふうに推移するかということが繭価に影響するわけでございまして、私ども現在のところは糸値の推移はかなり安定した推移を見せてきておるのではないかというふうに認識をしております。
二十元とは約四千円で、三十元は約六千円で、日本の糸値の半分なんです。韓国や中国が日本には八千円から一万円で売っておきながら、その同じ糸をなぜ外国へ四千円か五千円か六千円で売るか。中値をとって五千円で売るかと言えば、それはバーダー方式がとられ、日本から売り込む日本の材料の値と見合わせてくるからなんです。カウントの関係が違うからなんですが、世界プライスというものはそういうものなんです。
しかし加工糸、より糸だとか染め糸だとか、薄物の織ったものがなぜそんなに入るかといえば、日本の糸値より安いからなんです。原料よりもなお安くつくれるからなんです、もとは四千円台から五千円台のものなんだから。
しかし、生産部門の操業が非常にダウンしてもなお糸値はなかなかに回復しない、出血生産をあえてしなければならない、こういう状況。なぜそうなったか。それは、製品の輸入が余りにも多過ぎるからなんだ。これはやがてその製品に直接携わる業界のみならず、その製品の材料である紡績や機屋にまで大変な影響を及ぼしているわけです。
糸値は二十年前と同じ値段ですから、ちっとも上がっていないのですから。もう私の調べたところによりますと、白のあのおむつ、これは幾ら総需要を抑制したって必要なものですが、おむつは五倍になっておるのですね。途中にあまり流通段階を通らないところのダルマじるしの縫い糸、これは三十四倍にたっているのです。それから皆さんがお使いになりますミシン糸、これはちょっと詳しく申し上げてみましょう。
○加藤(清二)委員 私は、さきの委員会において、今日の糸相場、これは二十年前と同じ糸相場である、すなわち、紡績の出し値は、コットンにかかわらず、ウールにかかわらず、スフ人絹にかかわらず、二十年前とほとんど同じ値である、しかも、ここには売り惜しみ買いだめを疑う人はあっても事実はない、にもかかわらず、デパートで売られている繊維製品は、糸値換算すると数倍から数十倍に売られているということを証拠をもって御説明申
これをきょうの糸値ではかってみました。私は何度も何度もやっていますから暗唱していますが、今日の糸値からいきますと七倍から十倍でございます。糸値をうそを言うといけませんから、私は秘書に新聞を取り寄せさせておきました。きのうの相場でございます。当月物は落ちでございます。したがって四月限、五月限、六月限、七月限、八月限、九月限と相場が立っております。一体幾らか。
そうすると元値は幾らですか、糸値は。大まけにしてポンド四百円、二十万円に見積もってけっこうです。
賃織り工賃は糸値と製品価格とによって決定されるものでありまして、糸の買占めあるいは売惜しみが行なわれますと、糸高あるいは製品安というような結果を生じまして、賃織り工賃を大幅に下落させざるを得ないようなことになっております。
特に、この春以来のように糸値が暴騰するということになると、それが国民の生活に及ぼす影響もまことに甚大なものがあるわけですよ。したがって、糸の値段というものは、やはり紡績業者というものが赤字にならない限度で安定をする必要性がそこに存在するわけです。
ただしかし糸値が必ず落ちると思います。と申します根拠は、コストから考えまして、さらにまた現在のような糸の値が続く場合におきましては、相当海外からの多量の輸入のおそれがございます。その二点から考えまして、糸値は近い将来において必ず鎮静をしてまいる、でその鎮静した状態におきまして、これを乱さないような程度を限度として二百万錘程度を目標に一括処理いたしたいと、こういうわけでございます。
そのことはいわゆる磯野談話、磯野声明と相矛盾する、さらにこれは加藤委員も紡機、織機について触れておられましたが、私は糸値について触れますが、昨年この答申案がなされたころ、例の綿糸の四十番手は一ポンド百五十三円だったのが現在二百三円に上がっておる。したがって先ほど来言っておるように事態は動いておる。
その理由は、糸の生産コストから考えてみましても、競争国の糸値から考えましても続かないと思います。糸値は当然低下いたすと思いますが、それによりまして一括処理も関連業者、消費者に迷惑をかけないで可能である。この規模は、審議会の答申によりますと一括処理二百万錘というふうにいっておりますけれども、百五十万錘程度のものをぜひやってまいりたいというふうに考えております。
○大矢正君 繊維局長は、衆議院の商工委員会に行かなければならぬようなおおむね時間になりましたから、私は、この程度できょうは終わりたいと思いますが、最後に言わしていただきますならば、結局のところ、紡績業の構造改善を進めるにつきまして、こういう法律を通して政府がある意味においては力を貸し、助成をするということなんでありますが、しかし、いまのように糸値が高いということで、思ったように構造改善が進まないのではないかという
○政府委員(乙竹虔三君) 先生御指摘のとおり、糸値は現在直っております。この案を考えました当時の不況のどん底、四十番手百五十円を割りました糸が、現在二百円ちょっとになっておりまして、採算点を相当上回っております。ただ、遺憾ながらと申しますか、この値段は私は絶対に永続をしない値段であると思います。