1982-08-19 第96回国会 参議院 農林水産委員会 第19号
これによりますと、「改正法による生糸の売渡しに当たっては、一元輸入措置を含む繭糸価格安定制度が基準糸価維持を本制度の基本としていることにかんがみ、いやしくも糸価に悪影響を及ぼすことのないようその適正な運用を図ること。」ということで歯どめをしてございまして、過度にわたる放出はないようにということを厳重に申しているところであります。
これによりますと、「改正法による生糸の売渡しに当たっては、一元輸入措置を含む繭糸価格安定制度が基準糸価維持を本制度の基本としていることにかんがみ、いやしくも糸価に悪影響を及ぼすことのないようその適正な運用を図ること。」ということで歯どめをしてございまして、過度にわたる放出はないようにということを厳重に申しているところであります。
記 一 改正法による生糸の売渡しに当たっては、一元輸入措置を含む繭糸価格安定制度が基準糸価維持を本制度の基本としていることにかんがみ、いやしくも糸価に悪影響を及ぼすことのないようその適正な運用を図ること。 二 いわゆる実需者売渡しが法制化されることに伴い、その実施に当たっては、糸価の動向及び絹業の安定に十分配慮して適正に行うこと。
ちなみに五十四年度について見ますと、前年度に比べまして二割減あるいは五十五生糸年度について見ますと一割減と大幅に減ったために、五十四年六月以降長期にわたりまして糸価が低迷したというようなこともございまして、事業団は糸価維持のために輸入在庫糸の売り渡しを停止すると同時に、継続的な国産糸の改良を行ったというようなことから、先ほど申し上げましたように十五万九千俵の在庫が累増いたしておるわけでございます。
従いまして、その当時、政府といたしましても、臨時立法を作りまして、この糸の安売りを防止せざるを得ないというような状態になりまして、それに伴って需要供給のバランスと申しますか、一つの糸価維持のために繭をある程度の生産制限をすべきではないかという立場に立って、桑園の整理を一部やったのでございます。
それでまた政府がここで後手を政策的に引かないように、すぐその必要な措置として、たとえば二十億なら二十億大蔵省から出しましょう、そしてその二十億を基礎に政府補償を五倍なら五倍つけましょうということになるならば、百億の資金でその調整をやるといえば現在の糸価維持が可能なんですよ。これは今必要な措置を緊急にやらぬとまた大へんなことになる。だからそれに対してどうです。
そこで、この臨時措置法によって、百億円の生糸代金と、五十億円の乾繭共同保管分でございますが、こういうことだけではこれからの糸価維持は容易ではない、そこで、需給調整をしてこれにいくならば、昭和三十三年の繭糸価格は安定できる、こういう御説明がありました。
われわれの方にははっきり伝わりませんけれども、伝わるところによりますと、政府の方では、農林省と大蔵省との関係で、大体において百五十億をもって繭糸価維持対策についてはいけるんだというふうに、首を押えられている点がある。これらについて皆さんの方でどれだけの検討をされた上で政府の二割制限案をのまれたのか、そうしてその間に、政府とどういう約束なり何なりが取りかわされた上で二割制限案をのまされたのか。
非常に桑の生育が順調な状態にありますので、生産制限につきまして農家側といたしましては、かなり桑を目前に見ましてむずかしい立場に立っておるようでありますが、生産者団体の綿密な指導によりまして、本年度秋蚕の生産調整を行なって糸価維持に協力をしてもらう建前は、各府県とも末端農協ないし単位農家までその趣旨は浸透いたしておるようであります。
○政府委員(須賀賢二君) ただいま御指摘のありましたように、この金額がまとまります過程において、いろいろの考え方が出たわけでございますが、それらは、いずれも無制限買い入れという態勢を示すために、金額の幅を大きくしておくということが、糸価維持のために非常に有効であるという考え方から出ておるわけなんでして、二百億という考え方が出ましたあとも、十万帳の生糸を現実に買うということは、何らこれは予想いたしておらないのであります
それから、糸の五万俵につきましては、これは今回は、十分の資金を用意いたしまして、買い応ずる態勢で糸価維持をはかっていくという考え方に立っておりますから、買い入れの条件等は、けさほど来申し上げておりますように、繭代金の支払いについて最低繭価見合いのものを支払う、あるいは現在製糸が操短をやっておりますが、その操短を確実に実行するという二つの条件ははっきりときめまして、その他につきましては、たとえば毎月の
従って、具体的に申し上げますと、この際生糸五万俵、共同保管のたな上げ二百五十万貫ということで、糸価の維持をここで固めますと、あとは夏秋蚕段階では、生産抑制の効果も上りまして、それによって本年度を通じての糸価維持ができるという考え方に立っているわけでございます。従いまして、現段階におきましては、夏秋蚕について特別の資金を別に用意をするというような考え方はいたしておらないのであります。
従いまして、今回の買い入れにつきましては、いわゆる業者別のワクを作りまして、あるいは毎月の買い入れ限度数量をあらかじめきめまして、その範囲内で興うというようなことはいたさないつもりでありまして、従来の経験からいたしますと、そういう方法は糸価維持の面にあまりいい効果を出しておりません。今回は、先ほど申し上げましたような二つの条件をつけまして、申し込みに応じて買って参るわけであります、
その場合は繭糸価維持が困難になってくるという情勢においては、臨時国会はおそらく九月末ごろから始まるでしょうが、そのときに直ちに買い上げ資金の補正予算を組むというお考えはあるのでしょうかないのでしょうか。
農民の問題でもあるが、同時に、糸価維持の基本的な問題は、この二割制限が可能であるかないかによって決定的な問題になってくるのです。そこで、具体的に二割の制限というものはどういう処置、方法をとるのか、これについて御答弁を願いたい。
を示すに至りましたので、六月三日臨時応急針策として、本年の生糸及び夏秋蚕繭の出産抑制、保管会社及び農協連合会による生糸及び繭のたな上げ、生糸の新組用途の開拓など、需要の増進をはか三等の方針を決定し、すでに保管会社による生糸の買い入れ、乾繭共同保管の手配、夏秋蚕繭の生産調整の趣旨の徹底等につき、具体化を進めてきたのでありますが、さらに今回繭及び生糸の取引の実情にかんがみまして、農家の繭収入の確保と糸価維持
低落気配を示すに至りましたので、六月三日、臨時応急対策として、本年の生糸及び夏秋蚕繭の生産抑制、保管会社及び農協連合会による生糸及び繭のたな上げ、生糸の新規用途の開拓など需要の増進をはかる等の方針を決定し、すでに保管会社による生糸の買い入れ、乾繭共同保管の手配、夏秋蚕繭の生産調整の趣旨の徹底等につき具体化を進めてきたのでありますが、さらに今回繭及び生糸の取引の実情にかんがみまして農家の繭収入の確保と糸価維持
その分程度の資金手当をいたしておきますれば、現実には糸価維持に不安はないであろうというような考え方でやっておったわけであります。ところが去年の暮からことしの二、三月にかけまして、一般繊維の方におきましても不況の度合が非常に濃厚になって参った、また一般の経済状況もただいまのような状況でございますので、予想外に政府に持ち込まれるものが多かったというような結果になったわけであります。
さらにまた糸価維持をはかるために、もしも必要がありますれば、適当な機関をして一時生糸の買い入れ保管をせしむる等、これまた万全の措置を講じまして、そうしまして、内外の生糸価格に対します不安を除きまして、生糸の輸出の不振と農家経済の安定をはかる方針であります。なお同時にまた、私どもとしましては、政府もこういうふうな決意をもちまして、最低の価格十九万円というようなところに安定せしむるとの決意であります。
ここで一言加えておきますが、資金の確保をはかるほか、さらに糸価維持をはかるために必要があれば、適当な機関をして、一時生糸の買い入れ保管をせしめる等、この措置は、現在御審議願っております保管会社等をして繭の買い入れをさせる、それに対する資金等の措置については、十全の措置をこの際講ずる、こういう趣旨であります、付け加えておきます。
○説明員(保坂信男君) ただいまお尋ねのいろいろな事情の心配もございますので、政府の糸価安定特別会計資金の側といたしましても、今後の三月等における見通しが、かりに今申し上げましたような実情で推移するか、あるいはそれよりももっとふえるか、いろいろな事情も今後十分勘案をいたしまして、先ほど政務次官のお話にもございましたように、政府として糸価維持に対する資金の手当なりあるいはほかの具体的な方法なりを検討して
こういう非常に八方ふさがりの環境下において、ただいま糸価維持法の改正が出てきましたが、これは農林省やわれわれのみならず、日本の経済政策それ自体に抜本的な改正を加えなければ、将来先細りになっていくのじゃないか。
特に、最近三月に入りますころから、先物相場につきまして八月限、七月限等の先物につきまして、十九万円の線を下回る相場が現出をいたして参りまして、政府持ち込みが非常に増加いたしますと同時に、政府の買い入れ資金がだんだんに減少をして参りますので、そうした先の糸価維持に対する、何と申しますか、不安感等が若干ございまして、先般は八月限、七月限等で十七万円台の相場を現出する状態が出たわけであります。
それで市場が今月の初めごろに持っておりましたような、政府の来年度に対する糸価維持の方針があるいは変るのではないかという考え方は、一応そこで解消をする筋合いでありまするし、これには、先ほど政務次官もお答えになりましたように、いろいろその裏づけとなりまする措置を講じて用意をいたしておるわけでございます。それらと相伴いまして漸次相場が回復をして参ると考えるのでございます。
私どもも、ただいま御指摘がありましたように、今後の糸価維持につきましては、万策を講じまして、現在の安定帯価格を維持して参るように極力努力していきたいと思います。
それから第二には右の最低価格決定に関連いたしまして、今後の糸価維持につきましては生糸の需給事情を改善するために必要な施策を総合的に講じていく必要のあるのは申すまでもありません。そこで、生糸の消費の促進について、政府の補助事業のほかに、この際蚕糸業界自体一体となって強力に需要の促進、開拓に努力させることといたしたいと思います。