1979-03-28 第87回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第1号
○矢原秀男君 糖価安定法、甘味資源特別措置法等の糖業政策の基本によって本来円滑な需給調整というものが図られる中で、国際価格の変動にも対処でき得るものでなければならないと思います。現実には非常に不安な材料というものを業界も、そうして労働界も非常に心配をしているのが現況でございます。
○矢原秀男君 糖価安定法、甘味資源特別措置法等の糖業政策の基本によって本来円滑な需給調整というものが図られる中で、国際価格の変動にも対処でき得るものでなければならないと思います。現実には非常に不安な材料というものを業界も、そうして労働界も非常に心配をしているのが現況でございます。
○矢原秀男君 糖業政策についてお伺いをしたいと思います。 砂糖を初めとする甘味資源に係る糖業政策についてでございますけれども、まず、近年における砂糖の国際需給のバランス、特に国際原糖価格の推移をまずお伺いをしたいと思います。
しかし、精製糖業界はこれまでその合理化が進んでいない面もございますし、今後の糖業政策推進の上で業界構造の改善を図ることが不可欠であると思われるので、これらの動向にも十分注意しつつ適切に対処してまいりたいと考えております。
それが糖業政策なのか、甘味資源対策なのか。どういうふうにお考えになっておりますか。これは審議官なり事務当局の答弁でよろしい、あなた方が、まずいまやることですから……。
○米内山委員 最後でありますが、これらの問題をずっと考えてみると、問題点は今日の糖業政策にあるのではないか。先ほど最初に申し上げましたとおり、今日砂糖の値段が高騰しているのは、決して原料の値上がりでもなく、国際糖価の影響でもなく、糖業資本が明らかに独占利潤をさらに高度なものにするためにやっていることであります。
周知のように、この事件は、政府の糖業政策から発生しました。政府は、砂糖自由化によるブドウ糖メーカーの保護と国内産製糖の助成に名をかりて、甘味資源特別措置法、糖価安定法をつくり、また、それと前後して農林中央金庫、農林漁業金融公庫、開発銀行等を通じて、計八十数億の不正融資を共和グループに行なったのであります。
この問題は糖業政策のミスです。ミスリードです。先が見えなかった。だから業界が一千億円もの借財を背負っている。これはいわゆる政府、自民党の糖業政策の誤りだと思うのですよ。単に農林中金がだまされた事件ではないのですよ。東京地検が一片の終結宣言を出したということでなくて、糖業政策行政上のミスですよ。しかも、農民の金だ。この責任は一体だれがとるのですか。
○大森創造君 私は、いいですか、糖業政策のミスリード、それから政策自体が非常に先見の明のない政策の決定のしかたが業界を誤らしめたと思う。客観的な情勢の変化は私も認めますけれども、そういう感じがして、繰り返すようでございますが、農林中金が単に菅一味にだまされたということでこれを受け取ってはいけないと思う。 さらに言えば、国有林の問題はいかがでしょう。
なお、御指摘の糖業政策の問題でございますが、今日の時点から考えますと、御指摘のような経過であると存ずるのでありますが、これは国際的な糖価の関係もございますし、また粗糖の輸入を自由化した等の経緯もございまして、今日のような結果に相なっておるのでございまして、この糖業政策につきましては、やはり真剣に検討を重ねなければならない、かように存じているわけでございます。
そういう考え方で糖業政策をやっておるその考え方が、私に理解できない。 それから次に、価格の関連で畜産局長にお尋ねいたします。私の質問は一応てん菜となっておりますが、労賃関係だけ関連がございます。大体これは同じ農林政策の中で多少関連があるし、また均衡ということで及んでくると思いますので、労賃関係だけをお尋ねしたいと思います。 まず、今回出されましたこれは、前の委員会で強く指摘をしておきました。
第二は、金融機関の、昨日、矢山委員があるいは大森委員が従来の委員会で指摘したような数々の不正融資の実態も、政府の糖業政策の無定見に基づくしわ寄せであると見られるのでありますが、しかし、この施策にいたずらに迎合し、しかも融資にあたって事業計画に対する長期、科学的な分析の機能を金融機関が喪失したという責任も、これはいなめない事実であります。融資の際の資金管理も、これは適正を欠いている。
全く全体の糖業政策から見れば支離滅裂であると言わざるを得ない。一体、これは、政府が共和製糖及び共和糖化工業等に多額の融資を認めたという事実はいかなる目的によるものか、まず農林大臣の見解を明らかにしてもらわなきゃならぬ問題であります。
○山田(長)委員 今回の共和製糖のできごとをいろいろな角度で見まして痛切に感じますことは、戦後二十年たった今日も、糖業政策につきましては依然として統制的な政策が行なわれておって、価格政策につきましては、いまだにこれが明確な線が出ていない印象を持つのです。
そこで、私は、角度を変えましてちょっとお尋ねしておきたいと思うわけでございますが、現在のこのような形の糖業政策、昨年度つくりました事業団等の動きにつきましても、おそらく、今日の段階では、業者側においても実はたいへんな苦慮をしておると思うのです。生産者からすれば、業者は交渉相手だと単純に考えておるわけです。
ですから、農家にしてみても、工場能力があるからといってどんどん生産をすればもう値段が下がるのだ、また会社にしても、能力があるから手一ぱいやったけれどもかえってこれは損をした、こういうことでは、糖業政策上からいっても好ましくないのではないか。
それから七は、主要国の糖業制度でございますが、四六ページから六九ページにわたりまして、各国の糖業政策の概要なり制度につきまして記載をいたしております。 それから参考資料の図でございますが、第一は、国際糖価の動きにつきまして、参考図表をつけまして記載をいたしております。 それから第二は、国際糖価の推移でございますが、これも簡単に図表にいたしてございます。
自由主義経済の上に立っておるのですが、自由主義経済の上に立ってやるとすれば、いまの糖業政策なんて、工場を建てるについても、原料を集める集荷地域をなにするにも、自由なんてものは何もないのですよ。政府が指定して、指定した区域からは自由にできないのですよ。
糖業政策に関する限り政府はなっていません。その意味において、私はいまの数字なんか信用しない。 それではあらためて次にいたしますので、本日はこの程度にいたします。
いわゆる国際糖価を現在じかに受けるようないまの糖業政策、糖価政策というものは、私はきわめてまずいと思うのです。政府が今度砂糖法案を検討しておるということを伝え聞いておりますが、国会に出されるかどうか知りませんが、おそらく標準糖価の問題は大きな問題になろうと思う。
私はこういう国内の甘味資源をほんとうに積極的に考えるならば、こういう先進国の糖業政策の足らざる点に思いをいたして、日本でもおくればせながら、価格政策についても、流通の政策についても、あるいは私が冒頭に質問したように、この前の法律の提案には消費者価格の安定ということをうたっておったが、今度は、そういう提案からは除いておる。
いま渡辺先生のお話がありましたが、私も各国の糖業政策状況を見まして、やはりそれぞれの国によってのいき方が若干違っておる。
この糖業政策の各国をごらんになったでしょう。イギリスは二五%しか自給度がない。それはどういう理由ですか。イギリスは国内の自給度が絶えず二五%に定着をしておる。これはどういう理由ですか。
したがって、これがもしも、国際的な需給が非常に緩和して、その場合に、再び自由化の門を閉ざすということもできない非常に決定的な、これは政策の打ち出しなわけですから、糖価の推移からいって自由化は差しつかえがないという判断は、今後における国際糖価の——各国の各国の生産あるいは輸出——貿易、糖業政策の構造の問題、それらを踏まえて科学的に判断した上に自由化をやったというふうに受けておるわけですから、いまの答弁
それは生産と消費と貿易と糖業政策、この四つの柱にわたって、この百五カ国のそれぞれの実態がきわめて要を得た報告が出ているわけです。これは少なくとも、これからの審議にはきわめて重要な資料であります。この国際砂糖理事会が編集した各国の糖業経済と政策ですね、これをひとつ、三井物産の砂糖部で出しているのですね、これをどうですか、各委員に配るだけ集めてもらえませんか。
質疑は、第三次農地改帯、土地改良、農地の細分化防止、開拓農民、愛知用水、国有林の開放、林野労務者の雇用条件、木材の輸入に伴ういかだ輸送による水産物の被害補償、臨時食糧管理制度調査会の設置、米価問題、米の需給状況、食糧事務所出張所の統廃合、農産物流通機構の改善、畜産振興、糖業政策、ノリの被害救済、韓国ノリの輸入、漁港の整備、穀用かます、僻地農業対策、農民の出かせぎ、農林統計等の諸問題について行なわれました
こんな程度——最初の糖業政策として、それから国内自給度を高めるとして発表した事柄にこういう根本的な狂いがきたというのは、ただ国際糖価の関係だというだけでは、見通しが甘かったんだというだけでは、砂糖の問題だから甘い問題で解決しようったってそれは答弁にならぬと思うのです。
その点がいま一番糖業政策における根本の問題だと思う。もっと本質は何かということをこの辺でちゃんと立て直さなければ、それだけ農民も被害を受けるし、糖業工場のほうも自分の向かう方向がきまってこない。そして政治というものがこんなに無責任な、こんなにでたらめなものかという不信を買う結果だけだと思う。三者が三様にそれぞれ大損をしておる。
最初に、糖業政策についてお伺いしたいと思いますが、そのうちの国内産糖としてのビートの問題について、国内における砂糖生産の計画が当初の計画より相当狂ってきた、計画を立てかえたようであります。この最初の計画と相当にひどい狂い方をしているということは、原因がどこにあるのか、そうしてその計画の組みかえの重点をどこに置くのか、この点をひとつ伺いたいと思います。
そうしてこれと取っ組みますためには、これはそうむずかしい問題ではありませんから、甘味資源特別措置法の中には審議会があるわけでありますが、ああいうものとは別に、糖業政策全般にわたる国策樹立のための審議会というものを設けられるお考えがあるかどうか。それから現在の砂糖の政策の実情に対して大臣はどのような考えを持っておられるか、実情に対する現状の分析、把握を明確に示していただきたいと思います。
糖価の問題を追及していきますと、糖業政策そのものの本質に触れていかなければほんとうの価格の問題は抽出できない、私はこう思うのです。なぜ上つらの価格の面だけ小手先で処理していく、本質的な問題をもう少し追及しないのか。ことに砂糖の問題については長い年月にわたって、これは伏魔殿のごとく言われておるわけです。こういう問題に、なぜもっと内部にメスを入れないのか、この点について大臣の御答弁を願います。