1957-07-09 第26回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第4号
そういうふうに変えた最も大きな原因は、当時の精麦業界の非常に強い要望もあり、当委員会でもそういうお話が少しあったと思うのであります。というのは、政府から買い入れる量で申しますと、三類三等はごくわずかで、二類三等は非常に多くて、標準的なものという意味では二類三等で建値を出してもらいたい、こういうわけで、それに符節を合せたというのが経緯でございます。
そういうふうに変えた最も大きな原因は、当時の精麦業界の非常に強い要望もあり、当委員会でもそういうお話が少しあったと思うのであります。というのは、政府から買い入れる量で申しますと、三類三等はごくわずかで、二類三等は非常に多くて、標準的なものという意味では二類三等で建値を出してもらいたい、こういうわけで、それに符節を合せたというのが経緯でございます。
小麦につきましては、精麦に比べますと、中小製粉はやはり三十年の豊作以来非常な苦しい経営を続けてきておりますが、精麦業界ほどの競争というものまでには立ち至っていないようでありますが、これは最近の小麦あるいは精麦の売れ行きを見ておりますと、やはり小麦の方が回復が早いようであります。
これは御承知のように精麦業界方面において、麦の逆ざやというような関係からいたしまして非常に苦境に陥っておって、工場の休止するもの、倒産するもの数知れないという状態でございます。
○武田説明員 私の御説明が足りなかった面もあるようでありますが、内地麦の今のお話は、むしろ精麦業界あるいは製粉業界に関しての問題であろうかというふうに思うのでありますが、これらの面につきましては、御承知のように、最近、現在の市場実勢等に基きまして売り渡し価格の一部引き下げ等も実施いたしまして、できるだけ実態に即応するように対処いたして参っておるわけでございます。
あなたの方は精麦業界の苦情を一手に背負って、早く解決をしなければならぬ立場にあるのですよ。そのあなたが何だかよけいにぼけたような御答弁をなさったんでは、これは非常に責任問題だと私は思う。
○宮川政府委員 現在の麦の価格が米の価格に比較いたしまして割高になっておりまするために、その消費がおくれておる、従って精麦業界も非常に困惑を来たしておるという実情にあることは、私どももよく承知いたしておるのでございますが、ただ食管内におきまする麦の勘定だけを見てみましても、大麦、裸麦、小麦、いずれも国内産麦につきましては、政府の買い入れ価格と売り渡し価格とのギャップがあるものですから、赤字を生じておる
それからいま一つは、精麦業界が重大なる浮沈に立っておるから、この際政府は麦価を引き下げろという国民の非常な強い意見に対して、麦価が引き下げられるのではないかという二つの相対照した見方があるわけです。原因は一つといえば一つということになるわけですが、この点について、一つ政務次官並びに長官の概括的な意見をまずお伺いをいたしたい。
なぜそれじゃあなたの認めておられる精麦業界が重大な不振にあるか。これは精麦業界が何か勝手なことをやったのか、何かぼろもうけでもしたのか、何か政府にとっておもしろからざる勝手なことをやってそうなったということが一つでもあれば、おれらの知らぬことだとあなたは言えるかもしれません。しかしこの麦の問題については、ことごとくが今日政府の施策によって生じたことだと思うのです。
私は、結論に入る前にもう少し両者に意見を求めたいと思いますのは、事の原因というものは、今日の二年続きの豊作がまず直接原因としてあるわけでありますが、ちまたに現われている重大な問題は、精麦業界における重大な浮沈の問題です。たとえばここに一つの表がございます。
精麦業界が昨年以来非常に疲弊いたしまして、昨年の暮れから倒産に次ぐ倒産を重ねて参っておるのであります。詳しい事情はまた別といたしまして、この倒産いたして参っております事情は、大きな原因は、豊作による米価の下落ということでございます。政府におかれましても、昨年のような豊作によりまして外米の値下げ、配給量の増加ということで、実効価格がぐんぐん下って参っております。
私はこの資料ばかりでなしに、昨年の質問の際もずっと過去のものを調べてみたのですが、あなた方が精麦業界と売却の契約をしたり、統制時代の委託賃の契約をなさるときには、少くとも政府として相当の費用をかけて、多数の人員を擁して、具体的な計算を基礎にしていろいろ契約をなすってみえると思うのです。
○山本(幸)委員 この際今の問題に関連して少し御質問をしたいのですが、私の聞くところによれば、たしか六、七月ごろだったと思ったのですが、精麦業界の非常に熾烈な価格改正の要求で食糧庁側も非常に検討なすって、その結果どう考えても食管会計の赤字等で、なるほど業界の主張は相当程度認められるし、食糧庁みずからも売却価格の改訂については認められる。
実はこれは先ほど申し上げた麦価の売却価格にも関連いたしますけれども、精麦業界は非常な浮沈、深刻な状況にあって、倒産が続出しておる。このいう状態を作った原因は幾つもあると思うのです。たとえば一つはあなた方の価格政策の悪さ、これはさっき申し上げた通り。
すまでもないのでありまするが、ところが生産者価格の関係もこれはあると思うのでありまするが、ほとんど国内麦は政府にむしろ大部分が入っておる、むしろ米は直接統制をしておりながら、これは入らないで、統制をはずした麦の方が政府に入っておるという実は逆な現象を生んでおるわけでありまするが、そこで国内麦も大部分が政府に買われており、輸入麦はこれはもう制度として全部政府がキャッチしておるわけでありまするが、そこで現在では製粉なり精麦業界