1983-04-12 第98回国会 参議院 商工委員会 第7号
○国務大臣(山中貞則君) 第一の御要望の点についても、ちょっと御参考までに申し上げておきますと、業種をいろいろと考えているうちに、農林水産省関係の業界で精製糖工業会というのがありますですね。
○国務大臣(山中貞則君) 第一の御要望の点についても、ちょっと御参考までに申し上げておきますと、業種をいろいろと考えているうちに、農林水産省関係の業界で精製糖工業会というのがありますですね。
その後なぜだろうと思ったのですが、恐らくその理由は、原材料の変動が日本の——日本の精製糖工業界といっても、これはクリーニング屋さんみたいなものなんですね。ですから、そのもとになる砂糖が国際砂糖協定があるにもかかわらず非常にぶれが大きい。
たとえば精製糖工業界は、北海道のビートとか沖縄のキビとかそういうものを踏まえながら、構造不況で四割の設備過剰というような状態にずっとありますからなかなか構造改善が進まないので、農林省手を挙げる気はないかという誘いもしてみましたけれども、どうも農林省も自信がないらしくて、答えは結局いまのところそれはできませんということで、入れませんでした。そういう経緯がございました。
○坂倉藤吾君 私は前の特例法制定の際にも申し上げましたが、残念ながら精製糖工業界等の体質を見ていきますと、大変それぞれの企業間の競争意識というのはきわめて激しいわけですね。そういうような状況の中で、たとえばカルテル形成等についても、二回行って、その期間中はまあ若干安定したけれども、それが切れると直ちに戦国時代になると、こういう歴史的経過を繰り返してきているわけですね。
私は率直に申し上げて、きょう精糖工業会の方々並びに糖業者の方々も来ておりますけれども、今日のこの混乱を招いた重大な責任というのは、やはりそういう基本的な砂糖の政策を忘れて、精製糖工業会並びにその背後にある商社が利益、シェア拡大、そういうものを中心にしてやはり無秩序な輸入なり、あるいは無制限な設備投資をして砂糖の利益をむさぼろうとしたと言っては大変失礼な言い方でありますけれども、そう言って過言でないようなことが
○参考人(関根正行君) 当面の問題としては、国産糖の業界、われわれ生産者というのは、先ほど申し上げたように、国産糖、これはてん菜糖業、あるいは沖繩では分密糖なり甘蔗糖工業との密接な関係の中で成り立っているわけでありますから、それがこの糖安法の中でこの下限すら保障されない、買い入れ糖価という一面ではある程度保障されても、別な面で自由競争の中で全くストリップになっておるという状態では、これは精製糖工業もつらいかもわかりませんけれども
砂糖工業で、精製糖工業でいろいろ新設の設備が行なわれましたのは、おそらくできるだけコストの安い工場をつくっていこう、こういうことで、共和製糖以外にも、いろいろの工場、メーカーが新しく新設計画を持っております。
次に、これを自由化したなら非常に問題が起こるであろう、こういうことでございますが、私は、自由化することによって、今までいろいろ非難されておりました精糖会社の特別利益の問題、そしてまた、非常な設備を持っておりながら割当制度によって精製糖工業の合理化ができなかったことを合理化することになりますし、またいろいろな問題は、関税政策の適切な方法によりましていろいろな不便なところを除き得ると確信いたしておるのであります
あるいはまたてん菜糖工業についても、中央のいわゆる精製糖工業が北海道のビート工業に進出して、これを対象にして貸し出しを行なっておる、そういうことにこれはなるわけですね。
一定の標準糖価というものは設定しておるが、外糖の輸入価格の引き下げによって、低廉によって、実際企業的に精製糖工業とてん菜工業が競争できない状態に今置かれておるわけですから、これを自由化するということになると、えらいことになるのですね。
ですから超過利潤が持続的に生じておるということになれば、これを吸収するための方法としては、三十四年度には砂糖消費税の引き下げを行なって、その減収部分に見合う分を関税の引き上げということで措置したわけでありますが、一昨年の十二月周東農林大臣の時代においても、これは自由化を前提として関税率をキロ当たり六円引き上げるというような動きもありましたが、これは精製糖工業界の猛反撃にあって、ついにこれもなれ合いでつぶれてしまったという
そういう意味で、その問題は別にしまして、次に一つお尋ねしておきたいことは、先ほど言ったように、国民に安い砂糖をなめていただきたいということになれば、現在の精製糖工業の能力が一体どの程度になっているかということをお聞きしておきたい。
従って、このような関連性のもとにおいて、精製糖工業とテンサイ糖工業が大体均衡のとれた企業として糖価の面においても安定を示しておるのかどうか、どのようにお考えになっておりますか。
そこで更に御説明申上げますと、実需者の範囲を如何にするかという問題でありますが、第二の場合におきましては、直消糖を我々は現在考えておりまして、直消糖と申しましても、或る程度の、黄ザラのようなものでございますが、この場合におきましての実需者は、これを消費する者は、それを加工して利用いたします者と、一般のそれを直接消費する者というふうに考えておりますので、この場合におきましては製糖工業とか、再精製糖工業
粗糖を消費する需要者としてそのほかの団体も勿論考えておりますが、需要者の直消糖の粗糖の場合におきましては、再精製糖工業、それからそれは直消糖の場合と同じような団体、こういうものを考慮して参つたらどうかというふうに考えております。