2011-05-20 第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
中国への戦争、こういうもとで国民統制の国民精神総動員体制というものがしかれ、大日本体育協会も組織を挙げてこれに協力をするということになりました。一九三七年八月に、馬術競技の中心を担っていた陸軍が、戦時を理由に、馬術競技の準備を中止すると決定をいたします。そういたしますと、東京の町内会から、非常時に巨万の費用をかけるオリンピックは中止の声が上がり、問題は一気に政治問題化いたしました。
中国への戦争、こういうもとで国民統制の国民精神総動員体制というものがしかれ、大日本体育協会も組織を挙げてこれに協力をするということになりました。一九三七年八月に、馬術競技の中心を担っていた陸軍が、戦時を理由に、馬術競技の準備を中止すると決定をいたします。そういたしますと、東京の町内会から、非常時に巨万の費用をかけるオリンピックは中止の声が上がり、問題は一気に政治問題化いたしました。
自衛隊法改正の百三条は、病院、土地、家屋の管理、医療、土木、輸送の協力と命令を打ち出しておりますけれども、憲法で保障されている国民の権利を奪うものであり、従わない場合に懲役や罰金を科すやり方は、戦前の国民精神総動員法を思わせる悪法と思います。
国民精神総動員、きょうも参考人の方の質問の中でこの言葉を申し上げたわけでありますけれども、この法律によって社会教育あるいは生涯にわたる国民教育が政府機関によって中央集権的な管理を受けないという保証がこの法律の中にどこにあるか、そのことをお尋ねしておきたいのです。
今もお話があったわけですが、私どものように戦前派の者にとりましては、戦前社会教育が国民教化とか国民精神総動員とかいう形で使われてきた苦い経験を持っておりまして、そういう経験の上に立って、戦後、教育基本法が生まれ、社会教育法が生まれたわけでございます。その点から考えまして、この法案に中央集権化とか営利への従属といいますか、それに対する歯どめがあるのかどうかという問題を最初にお伺いしておきたいのです。
○山原委員 社会教育法が制定されるときも大論議になって、これは御承知のように戦前の国民精神総動員的な性格のものから新たな戦後を迎えて民主的な憲法と教育基本法のもとにおいて社会教育法がつくられて、そしてその定義もきちっと出されているわけですね。
○川俣委員 それで、もう少しお気持ちを聞かしてもらいたいのは、食管制度というのは昭和十七年、あの当時の一億国民精神総動員の物資不足のときにつくられた知恵だとは思うが、ただやはり農民が、生産者が再生産できるように所得、生産費を補償してやろう。しかし、そうなると非常に高くつく場合が往々にあるので、したがって、消費者との競合で、消費者には安く売ってやろう。
○志苫裕君 ぼくは評価をしておるわけじゃないので、やっぱり失政だという基本認識をあいまいにする、あるいは故意にそらして、こう国難のように言いふらして国民精神総動員のような体制をつくっておることは承服できないということを申し上げておるわけです。いかがですか。
その後のいろいろな情勢をこう見てみても、府県一名の社会教育主事が大正の末期には郡市にどんどん上から任命されて持っていく、あるいはそれが昭和に入って待遇改善をやると同時に、いわゆる昭和四年の教化総動員とか昭和十四年の国民精神総動員、これと密着に結んだところの形で、たとえばその後の社会教育主事選任が百六十一名とか主事補が五百十名もふやされて、やがては社会教育教化委員とか、あるいは社会教育委員というのが相当
それから災害のほうをひとつ考えますと、昭和十四、五年からのいわゆる一億国民精神総動員の線に沿って掘って掘って、掘りまくった銅山が十三万立米という膨大な廃滓を谷間に捨てておった。ところがそれのうちの三分の一の四万立米がくずれた。
しかも生産性本部が、技術を研究するとかなんとかということじゃなくて、やっていることは、昔やった国民精神総動員なんですよ。そういういわば精神教育なんですね。ですから、ここで金を貸すわけじゃなし、いわばそういう精神教育の場であった。それだけに、政府も政策転換をするんですから、この生産性本部も大きく転換をしていく段階だろう。そこで私は二、三、転換の方向を申し上げたいと思うのです。
したがって、その論評は差し控えますけれども、しかし、いずれにしても、韓国における、いわゆる朝鮮半島における緊張状態というものが、わが国の安全というものにきわめて重要な影響力を持っておるという認識を政府はお持ちになっていらっしゃるわけでございますから、やはりこの朝鮮半島におけるような、こういう非常事態宣言をしなければならないというような事態、これは国内的な精神総動員的なものであろうとなかろうと、しかし
ただ考えられるのは、これは防諜上、諜報防止、そういうふうなことから、国家機密保護、さようないろいろな施策が必要になってくるようにも思う、こういうようなことでありまして、非常に異例なことでありまするけれども、国際関係の緊張ということが主たる前提ではないのでありまして、国内精神総動員的な性格を持っておる、そういう理解をいたしたのです。
大坪保雄君の履歴を見れば、典型的な戦時官僚のコースを歩いて人民を弾圧した内務官僚であり、軍国主義、ファシズムを鼓吹し、国民を戦争にかり立てた国民精神総動員本部の常任理事として、侵略戦争の推進役であったことが明らかであります。
(拍手) 大坪君は、戦前の内務官僚、警察官僚としての典型的なコースを歩み、国民精神総動員本部常任理事、満州国法制処長をつとめるなど、戦前の軍国主義、ファシズムのにない手として、学問の自由、思想・言論の自由を圧殺し、弾圧に狂奔した黒い手の持ち主であります。(拍手)その罪を反省することなく、大学運営臨時措置法案の強行採決によって、自民党の一党独裁の先兵となり、学問の自由を圧殺せんとする。
国家総動員法、一億一心とか国民精神総動員とか、いろいろの形で、すき、くわを持っている者から、交通を守る者から、小さな工場で働く人から、商人で生活や流通機構をやっておる方々から、あわせて私は総動員令や一億一心とか、または精神一到何とかというような、また、八紘一宇とかいうかっこうで、一人の者も遊んで、楽しんでということもなく、自分だけいばって、戦争関係者だけが働いたというかっこうじゃなしに、戦争が深刻になればなるほど
その安保体制というのは、三本の足からできていると思う、一つは軍事体制であり、一つは産業経済体制であり、しかも、これをささえるために、かつて東条時代にやられましたように精神総動員体制、いわゆるイデオロギー体制をはっきり確立する、この三本足を強行することが、現在アメリカの原爆戦略体制の中に、はっきり編入した、この性格を持つ安保を強行するためには私は必要だと思う。
ところが、戦争前は全く文部大臣がこれを握っておって、そして精神総動員本部の具体的な運用をやっていたわけです。そしてその末端機関としてこれを使った。私はこういう点から考えるというと、やはり今の教員諸君が日本の教育についていろいろな要求を持っておるわけです。子供を育てていくために対して、いろいろなこれは要求を持っているわけです。この要求が結集された形がこれは日教組の要求に今日なっている。
しかし、この実際のやっておる状況等をごらん下さいますというと、かつて戦時中のいわゆる精神総動員の運動であるとか、こういうこととは違った、ほんとうに国民の間から一つ盛り上る運動として、政府としてもこれを助長していく、あるいは地方公共団体においても助長するという面で、いわゆる戦時中のそういう精神総動員の運動等の、政府が一つの官制の考えを押しつけて国民を型にはめるという考えはとっておらないのであります。
国民精神総動員運動に始まって貯蓄強制——戦費調達のための貯蓄だとか、資源回収だとか、あるいは食糧増産だとか、あるいは軍人援護だとか、銃後も戦場というようなことで徹頭徹尾やったことは何だったかと考えてみますと、地方自治団体といいながら自治なんというものは何もない。中央の戦争の遂行に協力するというだけの仕事をめくらめっぽうしている。
道義の高揚と申しましても、只今お話の中にもありましたように、ただ抽象的な戦時中にやりました国民精神総動員というようなものを政府が掛声をしてもできるものではないのでありまして、いろいろな施策を総合する中につきましても、特にやはり普通の常識から申しまして、国民経済をよくして行く、生活水準をだんだんに高めて行くということが根幹にならざるを得ないのではないかと考えております。
そういう考えから、政府の施策といたしましては、抽象的な国民精神総動員的なものよりも、やはり自立経済の達成ということに中心をおいて行くのが当然でないかと考えております。
(拍手) かくのごとく、国家財政の面において、あるいは諸法令の面において再軍備の促進、軍国主義の復活強化を企図しておる政府は、さらに国民道義の高揚、愛国心の涵養の名のもとに精神総動員を行つて戦時体制の精神的基盤を確立せんとしておる。吉田総理は、機会あるごとに、国民道義の高揚を口にし、愛国心の涵養を説いておる。
即ち吉田総理は、口に愛国心を説き、道義の高揚を機会ある、ことに宣伝しながら、国民をして再び東条時代のあの精神総動員体制に駆り立てようとしているのであります。総理はみずから「臣茂」と呼び、憲法に違反して事ごとに天皇制の復活に腐心している。岡野文相は又過般の衆議院予算委員会の席上で、教育勅語を千載不磨の法典であると礼讃している。
道義の高揚は別の目的があるので再びあの時代の、精神総動員をやつて日本を軍事体制に陥れる、そのための掛声に過ぎないのじやないか、私はそう思う。そうでないというならば、はつきりあなたは今いつたような日本の腐敗堕落に対して徹底的にこれを除去するかどうか伺つておきたい。
○堀越儀郎君 特に施政方針演説で展開されましたあの言葉ですね、戦時中に行われた国民精神総動員というような一大運動を展開されようというような意図の下にお考えになつたのか、或いは更に国民の教養を成るたけ高めて行こう、つまり教育尊重という意味でお考えになつているのか、或いは前の天野文相のときのように、国民の実験要領というものを出そうと文部省が計画されて非常に世論の反撃を受けて、天野さんはあつさりと引込められた
○堀越儀郎君 先はど総理は、施政方針演説において高調せられた道義の高揚と愛国心についての山下委員の質問に対して、総理は何か以前のような、国民精神総動員というような形でやられるというようなお考えでありましようか、それとも一般の国民の教養を高めて行くという意味に今後の道義高揚というものの実体をお考えになつておられるのか、そういう点についてお伺いいたしたいと思います。