1956-10-20 第24回国会 衆議院 運輸委員会 第37号
しかしできてから先どう解決するか、どう遺族の人々の物質的、精神的慰安をするかという点については、それは洞爺丸の問題もあるし、紫雲丸の問題もありましょうが、あの濃霧とか台風とかいう問題を含んだこれらの悲惨な事故とは違いまして、これは国鉄全体の責任であると、十河総裁もおっしゃいましたように、この運輸委員会を通じて国民全般に責任の所在を明確にされた点は、私は非常に賛成であり、これを了とするものではございますが
しかしできてから先どう解決するか、どう遺族の人々の物質的、精神的慰安をするかという点については、それは洞爺丸の問題もあるし、紫雲丸の問題もありましょうが、あの濃霧とか台風とかいう問題を含んだこれらの悲惨な事故とは違いまして、これは国鉄全体の責任であると、十河総裁もおっしゃいましたように、この運輸委員会を通じて国民全般に責任の所在を明確にされた点は、私は非常に賛成であり、これを了とするものではございますが
現状においては、更に結核療養を十全にさせるためにはそのような予備教員があつてこそ、初めて次の我々の対象である子供たちを後任者に託して精神的慰安を以て療養のために精進できるのでありますが、現状におきましては教員の責務が、職務がこういうようなものに縛られまして、実は自分の身体がみすみすそのような方向に落ちておるのを知りながら止むを得ず任務を継續する。
そこで私の質問の要点は、決して昔のように刑務所は單なる懲罰の機関にあらずして、少くとも行刑的の大きな社会教育の道場であり、彼らに十分の精神的慰安を與え希望も光も與えて、愉快に働けるような措置をとるために、総裁はどういうお考えをもつておるか。またそれに即應させるためには、根本的には監獄法というような旧式なものを改めて、新しい行刑上の法律が必要ではないか。
しかるに二十五歳までの青年を限り、國法をもつてこれを禁することはかえつて他の一般青年との區別が困難で、その取締りが不可能であるばかりでなく、いきおい前途ある青年を刑餘の人とし、あるいは現下の食糧及び物資の増産に邁進する人の精神的慰安のためにも、このような法律を制定することは國家の將來に害毒をなすものであると思います。どうぞ同法案を否決されるようお願いしたいのであります。