1948-06-10 第2回国会 参議院 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第10号
その庶民金庫なるものの制度そのものの、いわゆる立法そのものの根本精神というものを、中島課長が十分に御理解と御同情を以て把握していらつしやいましたならば、私はこれから、こういう問題が起つたときには、必ず大藏大臣に對し、乃至は厚生大臣に對してかかる事態を發生しておるが、このままで處置するならば非認證の不幸なる結果を出來するが、それでよろしきやというような、そこまでの連絡あつて然るべく、或いは更に百尺竿頭一歩
その庶民金庫なるものの制度そのものの、いわゆる立法そのものの根本精神というものを、中島課長が十分に御理解と御同情を以て把握していらつしやいましたならば、私はこれから、こういう問題が起つたときには、必ず大藏大臣に對し、乃至は厚生大臣に對してかかる事態を發生しておるが、このままで處置するならば非認證の不幸なる結果を出來するが、それでよろしきやというような、そこまでの連絡あつて然るべく、或いは更に百尺竿頭一歩
私の方は先程申しましたように、一般的な生業資金の圓滑なる貸付け、或いは別途の計畫といたしまして貸付金の囘收の精神的促進、或る場合におきましては取立てまで將來やらうと思つておりますが、そういう概括的なことはしておりますが、貸付金そのものの申込みなり、或いは審査というものにタッチしておりませんので、具體的にどれだけの件数があるのか、殖えておるのか、減つておるのか、そういうことについては私は存じておりません
本會議において通過いたしましたときに、丁度私第一囘國會の特別委員長をしておりましたから、このままで本會議に出すならば、我々は通過させることはできない、何となれば、失業者の中で一番の失業者は、いわゆる國家に代つて強制勞働に服して引揚げて來て、そうして上陸して、その第一歩を踏み出した引揚者が失業者中の失業者、實質的失業者だ、その失業者を除外してのこの立法は、いわゆる戰争犠牲の公平なる負擔、憲法の平等の精神
とにかく兒童福祉法の豫算は削つて、あちらこちらの浮浪兒を收容し、或いは精神薄弱兒を收容する設備を完備する方に廻し得ずして、それに對する必要な經費を國家が惜しんで、その状態の下において悪い少年は裁判所へ廻そうというならば、これは實にどうも何ら兒童を愛と熱を以て訓化しようという氣持は一つもないと言うてもよいと思うのであります。
過ぎではないかと考えているようなわけで、御承知の通り現在少年審判所という名前を附けておるのでございますが、これが少年裁判所に變る、こういうことにつきましてはその事情は御承知の通りと存ずるので説明に及びませんが、ともかく青少年に對する取扱は愛と光の氣持を以てしなければならん、同じく虞犯少年に對しましてもただ引つ張り上げる、社會から隔離する、或いは應報的にこれに刑を課するとかいう意味でなくして、教育の精神
こういう精神をそこに幾らか緩和して、そうしてまあその程度の極めて犯罪としては輕い者を善導して參りたい。そう考える次第でございます。
要するに、規定の内容は三百三十五條と同樣でございますが、ただ三百三十五條の中、第二號の被告人が婦女である場合に、裁判所が事情によりまして官選辯護人を附することができるという規定がございましたが、これは憲法の精神から申しまして、兩性の平等という點に反しまするので、この規定を削除いたしました。 次に第三十八條の規定でございますが、これは現行法の四十三條に相當する規定でございます。
この章におきましては、規定の順序を現行法と幾分變えておりまするが、大體の内容は現行法を踏襲いたしまして、細かい點におきまして、憲法の人權尊重の精神に從いまして、いろいろ修正はいたしておりまするが、大體の内容は現行法と大差ございません。
地方財政はいたずらに今日澁滯を來しておるような結果を生んでおるのでございまして、敗戰による若難の中から立ち上りまして、平和日本の再建に努力すべき地方の活発な活躍も、せつかくの自治法の精神に副うことができない現実にあるわけであります。
即ち從來自己の從業員のみならず、無線電信技術者の養成という部外者に對する訓練をも行なつて來たのでありますが、教育基本法の精神からして、かかる一般教育體系の編入するを至當と認むるものについては、遞信省の所掌よりこれを文部省の所掌に移すのを適當と認め遞信省の訓練に關する所掌は、事業に從事するものにのみ限定さるべきものと思料したのであります。
そういたしますると、この檢察審査会法案の精神は、檢察官の公訴を提起しない処分の当否の審査に関する事項については、法律の知識のない者をもつて、まず適当なりとする精神である。同じような場合において、この新刑事訴訟法の二百六十二條は、むしろ專門家の審査を受けるのを妥当としておかれるという精神でなければならないのであります。
この刑事訴訟法の中に、そういう精神的要素、殊に良心というような道徳的要求を盛込むということは、これは不可能に近いことでありまして、そういうふうな言葉で、一人の有罪者を逃してはいけない、一人の寃罪者をつくつてもいけない、こういうふうに書けば書けないことはありませんが、すべての判檢事がその意氣込みをもつて執務すべしという道徳的規範をどこかへ入れてみたところで、これは大したことではないのでありまして、これは
それからこの新刑事訴訟法案の精神から言つても、これは一日も早く施行したいという、この二つの御見解については、なお一点私からお尋ねし、さらに強い希望を申し上げたいと思うのであります。
ただいま逓信大臣から御答弁のありましたように、終戰後混乱しました精神的の虚脱状態は漸次改善されまして、田舎の方面も改善の緒についていくと思うのであります。それに任せませず、私ども管理者側といたしましても、これが一日も早く改善促進されるように努力いたしておるのであります。
しかしながらこれはすでに海野君御存じのごとく、昭和七、八年以來、殊に昭和十二年日華事変以來、わが國の軍國主義、帝國主義的持導精神のもとで育てられたところの人々の中には、往々にしていわゆるヒユーラー・システムと言いますか、命令があり、監督があればよくやるけれども、それがないときにはやらないといつたような面も多分にあることはと思うのであります。
ただその中に行政と運営との分離の精神を取入れまして、たとえばこれは設置を予定いたしておりますところの観光局等は、これを行政面、いわゆる運輸省の中に入れて鉄道総局から切り離すというかつこうをとつております。それから逆に陸運監理局に属しております國営自動車に関する部面を鉄道総局の中に取入れる。これは問題は運営でございますので、総局に取入れるという措置をとることにいたしておるわけでございます。
また二十一年の南海大地震においては、関係六縣でありますが、これまた一農家にわら十五貫とか、野菜、馬鈴薯等相当量見舞品として送つたのでありまして、かかる災害の場合における各農家の隣保相助の精神が発揮されて、それらの災害地方も非常に助かつておるのであります。
從來の藥事法におきましては、すべての藥剤師は藥剤師会を設立し、これに強制的に加入いたさなければならないことになつておつたのでありますが、新憲法の精神から申しまして、かような強制設立、強制加入の制度を設けておくことは適当でないと考えまして、医師会、齒科医師会と同様に法律の面からはこれを削除いたしまして、医師会、齒科医師会と同様に民法に基く社團法人として任意加入、任意設立の建前で、しかもその行います仕事
地方自治法の精神からいたしまして、地方に対しまして中央が許可認可等の権を持つことは、自治権の侵害になるという意味から成るべく避けたいと考えております。税法におきましてもその趣旨を採りまして、從來ありましたようないわゆる標準率超過課税或いは法定外独立税というようなものにつきましては、すべて自由にいたしたいと思います。
どうもその点が説明だけでは納得できないし、法文自体が國民の了解に苦しむように書き方が含んでおるこれは運賃等をきめますのに、財政法第三條の精神を貫きたいという建前でいきますと、どうも簡單に納得のいくような形で務させてないと思う。
運輸大臣がこの法律によつて、一箇月ないし三箇月の定期券に対しては普通料金の百分の五十までしか引上げることができない、六箇月は百分の四十以上を上げることができない、こういうことになつておる、それを逆に考えますると、今度の三・五倍の運賃の上げた上において、運輸大臣がこの法律によれば、今後國会の承認を経ずして、普通料金の百分の四十まで、あるいは普通料金の百分の五十まで上げ得るという権限を留保してある、あれは精神
それは精神的にもそうでありますが、運輸当局の態勢においても、そういうものがなくては相ならぬ、かように考えておりまするが、運輸大臣は大体精神的に、また運輸省自体が実質的な態勢において、どういうような心構えをもつてこの法案を提出されたか、この点からお尋ねいたしたいと思います。
およそ生産管理は、労働者が要求貫徹のために工場を占拠し、設備、資金、資材等をその手に収め、よつてその商品を賣却する等、使用者の意思を排除して、その所有物を管理処分する事実行為でありまするから、かくのごとき行為は、労資対等の地位を認めようとする労働立法の精神に反するのみならず、法益平等の原則に反すると私は思うのであります。
において、日本経済再建のために、熱意をもつて協力態勢をとつでもらうようにしなければならないが、経済的には、何と申しましても今日の情勢下において、満足を買うまでには、とうていそのすべての施設をもつことができないので溜ります従つて、経済的には非常に不満であるが、しかしながら、がまんがし得られるというところで、がまんをしてもらうということにしなければなりませんが、他の一面においては、労働者の心理的な、あるいは精神的
この法案の中に「特別調達院」という文字を使つてあるようでありますが、実は私どもの民主自由党は、党の精神といたしまして絶対的に行政の整理を行わなくてはいけない。むしろ敗戰の日本の姿に即應したところの行政機構の縮小改革ということを熱心に主張しておりますし、断固これが実現をはかろう、こういうような心組で決意をいたしております。
ただ新憲法の精神に基きまして、裁判官を重んずるということを何らかの形で表現するために、同じく待遇はされて行くのであるが、一番上に行つたらずつと高くなる、こういう建前を採つた。檢事はどうしてもそこへ行けないという一つの地位がある。こういう意味において差を設けた原案を出しておるのでありますから、そういう意味で申上げたわけでありまして、結局私の答えも官房長官の答えも同じことに帰着するのであります。
もし今日の生活保護法の適用を受けるということになりますと、これは非常に精神的な矜持というものが傷つけられて、一生郷党の師父として仰がれてきたところのその人たちが、生活保護法の適用を受けて生活をするということになりますと、ひいては斯道の頽廃を誘致することにもなるということを、御本人たちは非常におそれているという実情であります。
これを読んで見ますと、「辯理士ハ特許、實用新案、意匠又ハ商標ニ關スル事項ニ付裁判所ニ於テ當事者又ハ訴訟代理人ト共ニ出頭シ陳述ヲ爲スコトヲ得其ノ陳述ハ當事者又ハ訴訟代理人カ直ニ之ヲ取消シ又ハ更正セサルトキハ自ラ之ヲ爲シタルモノト看做ス」、「前項ノ規定ニ依リ帝國臣民ニ非サル辨理士出頭シテ陳述ヲ爲サントスルトキハ裁判所ノ許可ヲ受クヘシ」、こういう規定がございまして、民訴法の八十八條のいわゆる輔佐人という精神
は堪能なる者もありませんので、常に疑問の点は持出しまして、司法省の意見を求めておるのでありますが、今のような点につきましても一應考慮をいたしたのではございますが、この宣誓というものは、その内容の如何に拘わらず、その宣誓を神聖視するというところによつて罰が決まるという思想から、大体この宣誓に対しまする罪は、これで統一されておりまするので、特にこのものだけ、從來から宣誓というものに対して取扱われておる精神
○政府委員(久保敬二郎君) ちよつと今のお話について附加えて置きとうございますが、今の代理人の権限の問題につきましては、同じ精神、趣旨を盛るのではございますが、こういう代理の問題は、弁理士法の方に規定いたしておりまするので、この第九條というものが、今まだの補佐人というものでなしに、完全なる代理をなし得るというような意味になりましたならば、大体御趣旨を達成し得るものかと存じます。
國會圖書館の主たる意味は議院の立法を補助するということが設立の根本精神であるにも拘わらず、立法部局の豫算に對して相當程度の削減が加えられておるという點については、これは委員會としても是非とも立法部局を強化するようなことにして行かなければならないと考えております。
すなわち從來自己の從業員のみらず、無線電信技術者の養成という部外者に対する訓練をも行つてきたのでありますが、教育基本法の精神からして、かかる一般教育本系に編入するを適当と認むるものについては、逓信省の所掌よりこれを文部省の所掌に移すのを適当と認め、逓信省の訓練に関する所掌は事業に從事するものにのみ限定さるべきものと思料したのであります。
いかしながらその精神においては別に責むべきではないけれども、その行き過ぎの行動、役所のものを使つた、あるいはこれを無料でやるというごときは、はなはだもつてけしからん、こうしたけじめは今後つけてまいらなければならぬと私は思うのでありまして、全國各地にわたる各組織に対しまして、今後嚴重にこの点は戒告して、あくまでわれわれは監督官廳ではない、現業官廳として國民にサービスし、通信という重大なる文化的な機関のいやが