1952-03-31 第13回国会 衆議院 通商産業委員会建設委員会経済安定委員会連合審査会 第3号
この前の電力分割のときは、純粹民営を可とするということを主張された。しかしこの電源開発法は何といいますか、特殊法人であり、国策会社であり、特殊会社である。ここに思想的相違がある。私は電気というものは、開発と運営とが別個のものではないと思う。これは一元的なものだと思う。それに対して根本方針が明らかになつていないから、それを問いただしたのである。
この前の電力分割のときは、純粹民営を可とするということを主張された。しかしこの電源開発法は何といいますか、特殊法人であり、国策会社であり、特殊会社である。ここに思想的相違がある。私は電気というものは、開発と運営とが別個のものではないと思う。これは一元的なものだと思う。それに対して根本方針が明らかになつていないから、それを問いただしたのである。
そうしてそのときには、純粹民営をもつて最も電力事業の形態としてよいと考え、そうして大いに能率を上げるのだ、サービスをよくするのだ、また純粹民営にするならば外資導入も可能であつて、電源開発も大いにやれる、こういうことを盛んに強調された。しかも国会の開会中であつたにもかかわらず、国会の審議権をも無視してしまつた。実に非民主的。非立憲的な措置に出られて、ポツダム政令によつて電力再編成を断行した。
純粹民営がよいか、あるいは公社的な今ここに出ているような特殊会社というような形態がよいか、あるいは純粹国営がよいか、あなたたちは、どういう形態を最も是としておるか、その信念を聞いている。それをはつきりと伺いたい。