2000-05-09 第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
それ以外に、ことしの四月から粗糖輸入関税を撤廃し、卸値を約七円引き下げ、さらに、砂糖メーカー各社のコスト削減で三円を引き下げ、結局、ことしの十月から上白糖の卸値を二十円下げようというわけであります。 さっきから出ておりますが、このことから製糖メーカーの再編合理化のあらしが引き起こされてきているわけであります。
それ以外に、ことしの四月から粗糖輸入関税を撤廃し、卸値を約七円引き下げ、さらに、砂糖メーカー各社のコスト削減で三円を引き下げ、結局、ことしの十月から上白糖の卸値を二十円下げようというわけであります。 さっきから出ておりますが、このことから製糖メーカーの再編合理化のあらしが引き起こされてきているわけであります。
この二次調整金やあるいは市価参酌を含めまして、今後の粗糖輸入のあり方につきましては、先ほど大臣から御答弁ありました新たな砂糖・甘味資源作物政策大綱の中で、精製糖企業等の関係者と具体的な検討を進めまして、この十二月を目途に取りまとめていくというふうになっておりますので、その方向で検討を進めてまいりたいというふうに考えているわけでございます。
現状を見ますと、大手商社間における粗糖輸入の拡大というものは即メーカー間の販売競争となりまして、メーカーはまるで商社の代理戦争を行っているような感じが強いわけです。こうした大手商社の砂糖業界分割支配の構造から、いろんな問題点が派生をしてきていると思います。
まず、精糖業界の過剰設備問題でありますが、業界の設備能力は四百四十万トンと言われ、適正な粗糖輸入量が二百六十万トン程度として、単純計算では四〇%の過剰設備になっております。
しかし、昭和三十八年八月、粗糖輸入の完全自由化措置により様相は一変いたしました。その後十数年間、今日に至るまで、企業はおおむね赤字経営、慢性不況に呻吟することになった次第でございます。
その結果、精製糖業界の粗糖輸入は全く無秩序状態に陥りまして、自来十二年間、業界は過当競争を続けて今日に至り、ただいまではこの業界は、先ほど海江田会長もおっしゃったように、壊滅寸前にあると申しても過言ではないと存ずる次第でございます。 このことは、ひいては国内産糖にも悪影響をもたらしまして、常に不安定の状況下に置かれておりますのが現状でございます。
○瀬野委員 あわせてお伺いしておきますけれども、粗糖輸入の秩序というものを維持するということが問題になっているわけです。
○森下昭司君 昨年秋の指導価格の二百八十七円の際には、大体、一応、粗糖の価格というものが、一トン当たり約二百七十ポンドで計算をされたと伝えられておりますが、いまお話がありましたように、何百台というような価格を予想されるということになりますと、相当粗糖輸入価格は高くなっているということを予想しておみえになるわけでありますが、高い値切りで買った会社に視点を置くのか、安い値切りで買った会社に視点を置くのか
ここでは、粗糖輸入自由化をめぐって、精製糖あるいはブドウ糖の業界の苦悶の状態を述べまして、三十七年暮れごろから食糧庁におきまして食品コンビナートの構想を打ち出し、また、同時に、粗糖輸入の自由化後における精製糖工場規模の大型化と甘味資源の一体的合理化をはかる必要が感ぜられ、三十八年秋ごろにはいわゆる甘味総合コンビナートの構想が検討されていたということがございます。
まず細島コンビナート工場建設に対する融資の経緯について申し上げますと、昭和三十八年秋ごろ、農林省としては、粗糖輸入自由化後の事態に対応するための精製糖企業の合理化、イモでん粉の主産地である南九州の畑作振興等の観点から、細島コンビナート工場建設を推進する方針を定め、三機関は、この方針に即し、共和製糖及び東洋果糖が行なう工場建設について所要の融資を行なったものであり、これを融資対象として取り上げましたことは
○説明員(大和田啓気君) 私どもは、この調査書に書いてございますように、当初の構想においては、自由化前後——粗糖輸入の自由化前後をめぐる砂糖業界の合理化の期待、あるいはでん粉の滞貨の新しいはけ口を求める意味でのブドウ糖工業の育成、そういう見地からいたしまして、この細島のコンビナートの工場がもともと無理であった、あるいはもともと不可能であったというふうには判断いたしておりません。
一、三機関の融資決定が行なわれた前後の糖業界の動きを概観すると、昭和三十八年八月に粗糖輸入自由化が実施されて以来、当時比較的高水準にあった糖価は、三十八年十一月に戦後最高値(上白卸売り価格百六十四円八十二銭、キログラム当たり、粗糖ニユーヨーク相場十一セント五十二、ポンド当たり)を記録したものの、その後反落に転じ、一年後の三十九年秋には百十円前後(ニューヨーク相場四セント前後)に、さらに四十年八月には
また、粗糖輸入自由代後の糖価の低迷と競争激化に伴って製造部門の採算悪化のしわを共和産商に寄せる形をとっており、ために共和産商には相当の多額な赤字が累積するに至っている。 現在、上記中核三社に投入している三機関からの貸し付け金残高は、四十一年八月末において、長短合わせ総額四十八億五千七百万円に達するが、他機関からの借り入れ金を加えれば総額六十七億七千二百万円に及んでいる。
まず、細島コンビナート工場建設に対する融資の経緯について申しあげますと、昭和三十八年秋ごろ、農林省としては、粗糖輸入自由化後の事態に対処するための精製糖企業の合理化、イモでん粉の主産地である南九州の畑作振興等の観点から細島コンビナート工場建設を推進する方針を定め、三機関は、この方針に即し共和製糖及び東洋果糖が行なう工場建設について、所要の融資を行なったものであり、これを融資対象として取り上げましたことは
そこで法の目的とするてん菜生産の振興とてん菜糖業の健全な発展を促進するため、この法律の運用にあたり、砂糖の市価が形成糖価に安定するよう、砂糖の需給調整をはかって、適正量の粗糖輸入を行なうこと、市価が形成糖価に達しない場合は国内産糖の売り戻し価格は市価によること、及び国内産糖の事業団買い入れ価格は、原料取引価格の金額を製糖コストに算入し、製糖業者の製造事情を織り込むこと等の措置を講ずることを強く要請しているのであります
○中島説明員 砂糖の自由化、いわゆる粗糖輸入の自由化を去年の八月三十一日に行なったわけであります。そこで、政府といたしましては、当時、甘味資源特別措置法案並びに沖繩産糖の買い入れに関する法案を国会に提出をいたしまして、御審議をいただいたのでございますが、たまたまと申しますか、自由化いたしましたあとの国会で、機会あるごとにこれを提出をいたしまして、御審議をお願いいたしてまいったのでございます。
それから輸入する粗糖でございますが、昨年度、三十八年度は百二十七万三千トンの粗糖輸入を予定いたしておりますのに対しまして、三十九年度におきましては、大体百三十万トン程度の輸入になるのではなかろうか、こう見込んでおります。
すなわち、「かねて政府は、国内甘味資源を保護するという確たる方針を立てている次第でありますが、さきに内外諸情勢の推移を慎重に考慮し、昭和三十八年八月三十一日粗糖輸入の自由化を実施したところであります」云々ということであります。で、この「さきに内外諸情勢の推移を慎重に考慮し」ということは、具体的にどういう内容に基づくものか、そういう点をまずお尋ねをいたします。
すでにその当時も新聞等には発表しておりましたが、粗糖輸入を自由化する場合に、あわせてとるべき措置といたしまして六項目を条件にいたしまして自由化をのんだ、こういう事情でありますので、国内においてとるべき措置といたしましては、これは何らの措置もとらないでと、こういうわけではなかったのであります。
かねて政府は、国内甘味資源を保護するという確たる方針を立てている次第でありますが、さきに内外諸情勢の推移を慎重に考慮し、昭和三十八年八月三十一日粗糖輸入の自由化を実施したところでありますので、これに対処する上からも、特に国内甘味資源の保護育成のための措置を早急に実施に移す必要を一そう痛感している次第であります。
粗糖輸入の自由化をする場合に、あわせとるべき措置につきまして、どのような内容のものであるかということでございますので、読み上げて御説明にかえたいと存じます。 六項目にわたっておりまして、 一、国内甘味資源に関する措置及び沖繩産糖に関する措置関係の法案を、来る臨時国会に提出のりえ、その早期成立を期する。
かねて政府は、国内甘味資源を保護するという確たる方針を立てている次第でありますが、さきに内外諸情勢の推移を慎重に考慮し八月三十一日粗糖輸入の自由化を実施したところでありますので、これに対処する上からも特に国内甘味資源の保護育成のための措置を早急に実施に移す必要を一そう痛感している次第であります。
○安井委員 いま十万トンの輸入の問題をまた重ねて言われたわけでありますが、農林省が上期の粗糖輸入計画六十六万七千トンですか、これに重ねて別ワクで十万トンを輸入させるという問題については、日本精糖工業会では現在反対をしておるというふうなことを聞くわけであります。
それは、たとえば粗糖輸入の切符を渡して砂糖会社へ持っていきまして金をもらう。幾らの金をもらうかわからないんです。総超過利潤十八億、税その他を引かなければ三十六億というやつも、あれは全国べースのわけでございます。キロ当たり十二円の上期もあれば、八円の下期もある。翌年の三十五年は二十円くらい。しかし個々の企業と企業がそれは結びつくリンク制でございますから、そう行ってない場合があり得るのです。
最後にお尋ねしておきたいのは、これは文書ででも何ででもいいのですが、政府は新年度五万トンの粗糖輸入ワクを決定していると聞いております。これに対してのブドウ糖業界の御意見を伺っておきたい。
次の十二ページは「昭和三十四会計年度国別粗糖輸入実績」でございます。注にございまするように、これは三十四年の四月から三十五年の二月末までの十一カ月間の通関実績に相なっております。従って、あと大体三月分が十万トン程度のものが見込まれているので、年間は大体百十万トンというふうに考えております。