1983-10-04 第100回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
現在の段階は、まず外国稲と日本稲の交配という方法で、たとえば半優性のインディカタイプのものを日本稲と交配するということでやりますと、多収事例は見られるわけでございますけれども、耐冷性とか耐病性あるいは脱粒性、そういう面で若干問題もございます。
現在の段階は、まず外国稲と日本稲の交配という方法で、たとえば半優性のインディカタイプのものを日本稲と交配するということでやりますと、多収事例は見られるわけでございますけれども、耐冷性とか耐病性あるいは脱粒性、そういう面で若干問題もございます。
試験の成績は、何分にも大変小規模の温室内のものでございますから、その品種の持っております特性、たとえば稔性でありますとかあるいは脱粒性でありますとか、あるいはその穂が長いとか短いとか、分けつ性がどうとか、そういったことについてはある程度わかるわけでございますが、向こう側の宣伝文句でありますところの大変多収でありますとか、あるいはわが国の気候風土に対する適応性といったことについては、この程度の試験においては
また、米につきましては、えさ米の品種開発ということを私どもは言って、アルボリオの問題を取り上げて何回もここでえさ米を認知してほしいというようなお話をすると、これも脱粒性があってどうも品種として定着させこれを一般化させるというのにはもう一つ踏み切れないものがあるというお答えしか返ってこないのでありますけれども、こうやって挙げてまいりますと、新しい要求に対して的確に対応していくという品種の開発というのが
なお今年度、五十七年度におきましても、都道府県を含めまして二億数千万の、六千万近い予算をもちましてこの超多収穫米の品種開発、固定に進みたいと思っておりますけれども、従来言われておりますようなイタリーのアルボリオであるとか、韓国から入っております密陽、その他の多収穫米につきましては、耐病性、耐冷性、あるいは脱粒性というような点から、まだまだ日本国内で奨励するような品種にはなっていないというのが現状でございます
多収穫のえさ米を外国から持ってきましても、脱粒性が非常に強いという問題がございます。 それから品種改良をして脱粒性を除くための努力を、国といたしましてもここ三年ほど全力を挙げております。と同時に、ことしから新規に研究費を計上いたしまして、全国の農業試験場で農業団体、農家の協力を得て試験をして、早く新品種を造成しようという努力をさせております。
えさ米は、いまのところは脱粒性が非常に強い、しかも収穫も一トンを超えることは非常にむずかしい、こういう段階では奨励するわけにはまいりませんので、いま政府におきましては、全力を挙げまして新品種の創生を急いでおるところでございます。
やっぱり水田の地力を活用して生産できるという強みがあるわけでございますので、ただ、その多収穫品種の南方系の品種は非常に脱粒性が強くて、実が入りますとちょっと動かしてもぼろぼろぽろぽろ落ちてしまうという脱粒性があるということ、それと、えさとして果たして採算に乗るかどうかということ、それから採算性がとれるようにするためには多収穫品種でなけりゃならぬということ、これらの条件をそろえて奨励しなけりゃいかぬわけでありますが
昭和六十五年度までの農産物の需給の長期見通しという関連からきて、特にこのえさ米についてどういうふうにこれから展望を立てられるのか、そのことについて前回前向きの政府の意思がわかりましたので、その上にさらにどうするかということを、脱粒性だとか収益性だとかそんなことばかり言っていないで、もっと前向きにこの計画をお立てになっているのかどうか、その辺をお聞かせいただきたいと思うのです。
また、現在の米の収量というのは十アール当たり五百キロ程度でございまして、こういう程度の収量ではなかなか収益性の向上という点からもまだ問題があるわけでございますし、最近超多収穫品種ということでいろいろ注目されておりますたとえばアルボリオというような外国の品種がございますが、これにつきましても、脱粒性あるいは耐冷性あるいは耐病性というような点で品種そのものにつきましてもまだ技術的にいろいろ問題があるという
先般、この問題について転作カウントに含めるということにつきましては、技術会議が進めます試験研究の体系に入りまして、かつ一定の要件に沿うものについては、私どもこうした試験研究をさらに一層進めるということで転作カウントの扱いをしたわけでございますが、現状におきますえさ米の問題は、技術的な脱粒性等の問題もございますし、収益性の点から申しましてもこれを奨励するような段階にあるというふうには考えておらないわけでございます
○新盛委員 非常に関心が高まってきたということで、私どもも力を得ているわけでありますが、農林水産大臣は、脱粒性があるとかあるいは収益性がないとかと、いまだに少し足踏みしておられるようでありまして、これから一生懸命努力はしてまいりたいと思います。
この超多収品種の育成につきましては、すでに農事試験場等関係のところで新しい素材の探索あるいは外国品種と日本の多収性品種の交配等いろいろやっているわけでございますが、現在までのところ外国品種等にやや有望のものもございますけれども、脱粒性の問題ですとか耐冷性、耐病虫性その他いろいろ問題がございまして、まだ飼料用稲という形で農家の方々に栽培をお勧めをするという段階に至ってないわけでございます。
○二瓶政府委員 えさ米につきまして、民間の試験研究につき単に転作カウントということだけでなしに、奨励金を出すということでいろいろ前向きに考えられぬかというお尋ねでございますが、先ほど大臣からもお答え申し上げましたように、えさ米につきましては、収益性あるいは識別性あるいは脱粒性等を含みます技術面等の問題があるわけでございます。したがいまして、現段階で本格的生産を見込むというのは困難でございます。
なぜかと申しますと、結局品種が固定してないということ、脱粒性もあるし収益性も低いしといったようなもろもろの難点のあるものに、奨励金をつけてこれを奨励をするという段階までにまだ品種が固定していません、こういうことでございますので、当分の間は奨励金は出さないということで、長期的に見て考えていこう、こういうことでございます。
ただ、現在までのところ、一部外国品種に多収のものがあるということもございますけれども、脱粒性ですとか、耐冷性ですとか、病害虫の問題ですとかいろいろございまして、まだ農家に本格的に栽培をお勧めするという段階になってございません。
皆さん御承知のように、脱粒性が非常に強い。それから、えさでございますから、食べるお米のような値段で供給したのでは、えさの用をなさないわけでございますから、これは、どうしても価格を安く生産するという条件があるわけでございます。
なぜ農家に指導するところまでいってないかといいますと、脱粒性の問題ですとか病害虫の問題ですとか、まだいろいろと検討しなければならない問題がございますので、目下そういった点について研究を進めているというところでございます。
そのために、私ども、現在技術会議等を中心にいたしまして、先ほど大臣からお話がございましたように、飼料米の超多収穫性という点に着目いたしまして、その開発を進めているところでございますが、現在飼料用米に使われております、たとえばアルボリオというような品種がございますが、これには技術的に、まだ脱粒性が多い、また現地の圃場で農家が一般的に容易に栽培できるというようなところまで来ておりません。
○亀岡国務大臣 上原委員も御承知のように、日本の米作一つを考えてみましても、米は南方性植物でございますから、われわれの子供のころは、こういうふうにしてたたいたりこいたりしてやるものですから、脱粒性、早く落ちる方がいいという時代もあったわけであります。現在もASEAN諸国に参りますと、米そのものが非常に落ちやすい。
そこで、いま技術会議の事務局長から答弁申し上げましたように、農林水産省といたしましてもやはり超多収穫のものでなければ生産性から見まして、収益性から見まして奨励できないということが一つと、脱粒性がまたなかなか抜け切らないという問題があるわけでありまして、これらの問題がやはりきちんとしました際には、政府においても積極的な奨励策をとらなければいかぬと思っておりますが、それまでにはまだ相当の時間がかかると、
水田が保存できるというような利点はあるんでございますが、一方、そうしたことがただいま先生が申されました食糧、食管によります直接統制下におきまして、主食との識別性の問題あるいは収益性につきましても、トン当たり約三万円程度の評価で、通常の主食用の場合の三十万円程度のものとかなり差があるというふうな点がございまして、同時に技術的な問題といたしましてもより多収穫なものでなければ収益性が償えない、あるいは脱粒性
○国務大臣(亀岡高夫君) その点については、農政審議会においても論議がされ、長期的な情勢のもとでえさ米というものの位置づけをどうすべきかというようなことをやはり検討すべし、こういう示唆をいただいているわけでございますので、農水省といたしましても、品種改良の面においては技術会議を中心にいたしまして、どの程度まで多収穫あるいは脱粒性の阻止、固定した新しい品種をつくることができるのかというような見通しもしっかり
最後に、農林水産省所管につきましては、農産物の自給率を高めるためにも、えさ米についての試験研究を推進すべきでないか、民有林における林業労働者の振動病の認定患者が年々増大している実態に時間規制を行うなどの措置を講ずべきでないか」などの質疑がありました、これに対し、亀岡農林水産大臣及び政府委員より、えさ米については、水田農家の多いわが国の農業の実態から望ましいことであるが、食糧米との識別性、脱粒性、収益性等問題
○下田京子君 本当に三年かかっても、五年程度でという方向でおやりいただければ、かなり目標が持てるわけですから、皆さん大変確信が持てると思うんですが、ちょっと心配なことは、大臣がそういう三年とか五年とか目標に置く際に、脱粒性が解決したら実用化したいと、こういうふうに言われている場合もあります、それから超多収の品種が見つかれば実用化したいという答弁をされている場合もあるんですよね、超多収のお米ということになりますと
これは非常に私たちも期待しているところでありますけれども、その具体化の点でお尋ねしたい点は、大臣が言われている点で、一つは収益性が低いから、いますぐ実用化するという点では問題があるとか、あるいは識別が困難で流通上問題があるから大変だとか、あるいは脱粒性があって品種的にむずかしいとか、しかし研究という点では本当に期待にこたえられるようにやりたいと、こういうふうにいろいろ理由を挙げられているわけなんです
これはしかし非常に脱粒性が強い。せっかくつくっても、さわればぼろぼろと落ちてしまう。こういう品種の間には、やはり奨励品種として政府が責任を持って農家に勧めるわけにはまいらぬ。こういうことで、多収であり、しかも価格的にもえさとしての収益性があるような多収性の品種をつくっていかなければならない。まず三年の時間をかしてほしい、こう筑波の技術者の諸君は言っておるわけであります。
そういうことと同時に、さらに南方系の多収米になりますと、脱粒性という問題も解決しなければならない。これはせっかく政府が勧めましても、いざ収穫の時期にぼろぼろ落ちてしまうというようなことでは農家に大変な迷惑をかけるということも考えないわけにはまいりません。
したがいまして、現時点におきましてはとにかく脱粒性が激しくて、私も見てまいったわけでありますが、せっかくできた稲でも打撃を与えるとばらばらと落ちてしまう、これは南方系の稲の特徴なんだそうでありますが、こういうことで、脱粒しないような品種にしていかなければ、もう日本の水田経営といいますか稲作経営の路線の上には乗っけられないということが一つあるわけであります。 私もいろいろ考えました。
それから、外国品種につきましては、韓国ですとか、言われている品種につきましていろいろ検討してみますと、先ほど申し上げましたような脱粒性の問題ですとか病害虫の問題ですとか耐冷性に対する問題ですとかにいろいろ問題がございます。また、外国稲と日本稲との交配は、まだ手がけて日が浅いということもございまして、品種としてまだ世に出す段階に至っておりません。