1976-04-26 第77回国会 参議院 予算委員会 第4号
学校給食にだけはやっと道を開いたというふうな程度であって、私はそんなだけのことではどうにもならないのであって、もっと国民の皆さん方が米食い率をずっと増していくような、そういう方向へ、これは農政だけでなしに、国の行政というものを一さっき教育の問題にもちょっと触れたですけれども、もうすべてをそこへみんな集中をしていくようなことを、これは日本の国家のためにぜひひとつやってもらわなきゃ困ると思うのですよ。
学校給食にだけはやっと道を開いたというふうな程度であって、私はそんなだけのことではどうにもならないのであって、もっと国民の皆さん方が米食い率をずっと増していくような、そういう方向へ、これは農政だけでなしに、国の行政というものを一さっき教育の問題にもちょっと触れたですけれども、もうすべてをそこへみんな集中をしていくようなことを、これは日本の国家のためにぜひひとつやってもらわなきゃ困ると思うのですよ。
時間の関係で数字など用意してきておりましたけれども、それはまた別の機会に譲ることにしますが、私どもが育ったころの戦前の米食い率に比べると、いまは大体七割くらいのものなんじゃないですかね。だから、国民がもっとずっと米を食べてくれるようになれば米をもっとつくれるわけだし、そうすれば自給率だってかなり上げることができる、こういうことだと思うんですが、こんなことは、やる気があればできるんですよ。
ということは、米食い率がまた復元しておるということにもなるわけでしょうからね。それを少し政策的に米を食わせるというような方針がとられれば、ぼくは日本の食糧問題という中における米の位置づけというものがやっぱりはっきりしてまいるわけであって、それがないというところにぼくは非常な不満があるんです、一つの問題としては。
○神沢浄君 米食い率が非常に落ちてきておるということ、これはお米のほかに食べる物を入れておるから、結局米に依存しなくなってきているわけなんでしょうけれども、そこら辺は——そんなことに時間を私はかけたくないから、自分の意見だけを述べておくにとどめますけれども。
つまり、最近の米食い率というものがふえたということは、政府の手持ちをもってしては、一月から内地米の割り当て量が一人当たり六・四キロに減らされたという一つの事実から見ましても、何か消費者に不安を与えるわけで、米屋さんがどうも米が足りないですぞ、そこでやみ米を押しつけてもうける、そういった微妙なからみ合いが、一つの米不足のムードを醸成しておるのではなかろうか、かように私どもは見ておるのであります。
このこと自体は、米食い率というもの——麦の消費の減退、雑穀の消費の減退等が、米に移ってきておる。米が一番安い。また国民嗜好に合っておる。いままで麦を食べておった者、雑穀を食っておった者が、だんだんと米に移ってきておる。そういうふうに米の需要が増大をし、一方酒米の需要も激増しておる。
内地米の配給量が少くなり、米食い率が下るということは、それだけやみ米に依存する度合いを高めて参る。一方また外米が内地米にかわつて配給されるといえども、粗悪な外米では、とうてい日常必要な栄養を確保できぬ関係から、当然蛋白脂肪給源に大きな経費を費さなければならぬ関係があつて、消費者は、この政府の食糧政策の結果非常に大きく負担を増大されることが見込まれる。
またかりにこれが農村側が千七百万人の半分といたしますと、農村の米食い率がそれだけ節約されますから、それだけ米が都会へ出ましようし、またいろいろの面で、それだけ国内に余裕が出て参ります。さように、この際財務当局の一つの財政的な節約からも、粗悪な外米に依存をしていたずらに体面的な米食い率を維持するよりも、もう少し親切に、いわゆるバターなりあるいは蛋白給源を確保いたしまして、粉食に切りかえて行く。
勘案してやらなければ基本米価は安いし、そこにもつて来てやみで売ればこれで売れるという一つの印象が農民にあり、またやみで売らなければ農家経済が立つて行かないような農業経済の中に置いておいて、また都会においてはいわゆる内地米の米食い率を引下げておるのでありますから、そうなればやみ米を買わなければならぬ現状に追い込められる。
○井上委員 次に、消費者米価の値上げについて二、三伺いたいのですが、一つは、政府は今回の値上げは、家計米価のはねかえりの上から考えても、そう大して家計には響かない、こういうことでありますが、現実に政府みずからの操作の悪いといいますか、いろいろな点から、内地米の米食い率が下つておる。そうすると、当然やみ米というものに目が向いて参ります。ところがやみ米の価格が非常に暴騰しており、それが一向に下らない。
○井上委員 次に、本年度の食糧の需給計画について伺いたいのですが、農林大臣が本国会において、十五日の米食い率は引下げない、これを維持するということをたびたび言われております。ところが現実に政府が本年内地米を買上げますのは、義務供出と超過供出と合せて二千百万石であります。これに古米九十方石を加え、さらに二十九年度産米の百五十万石を予想して、内地米の米食い率を維持しようということであります。
また売渡し価格につきましても、消費者の家計の安定の趣旨に基きまして、現行価格水準を維持するとともに、米食い率の均一化に努力いたしたい次第でございます。要するに食糧需給確保のために、生産者並びに消費者ともに満足のできるよう万全の処置をとるのでありまして、そのためには食管特別会計に赤字を生じました場合には、一般会計より補填をなさんといたすものでございます。
○吉川委員 麦の統廃によつて配給のルートに乗るのは米一本になるわけですが、そうすると、米食い率が各地によつて非常に相違を来すのです。この問題については、井上委員から大分詳細な質問を長官にされたので、私はそのことには触れませんが、不均衡是正について、将来政治的に何か問題が起りはしないかと憂慮するのでございます。それについて何か大臣お考えを持つておいでになりますか。
〔遠藤委員長代理退席、委員長着席〕 しかも現実の問題として、さきにも問題になつておりますが、政府ははたして現行の配給量で、九月の早場米が出るまで米食い率を維持し得るということの責任が持てますか。農林大臣としてその責任が持てますか。
この十五日分の米食い率を維持することは、外米で補えばいいですから、楽です。問題は内地米です。内地米ではたして現行の配給量が維持できるかどうかということは非常に危険があると私は見ている。
それから九月まで現在の内地米の米食い率を保障するかということですが、われわれは保障いたしたいと思います。ただ西日本等においては作柄が非常に悪かつたので、東北、あるいは新潟の米まで送らなければならぬことも常識でありまして、向うが少いのでありますから、それで米食い率を下げないようにして操作して行きたいと思つております。
それからもう一、二点伺つておきたいのですが、最近巷間伝えるところによりますと、先ほど井上君も指摘されましたが、至るところで米食い率が非常に下つておる。あるいは炭鉱における労務加配米等がだんだん外米にかわつて来ておる。こういうことでございますが、そこで私が伺いたいのは、巷間日本の内地米が朝鮮に少し出ているのではないかというようにもつぱらうわさされておる。
私たちは日夜これに苦労をいたしておるのでありますが、前に食糧庁長官から言われた、おもに米について、いわゆる米食い率と言いましようか、これについて不安があつたようでありますが、私は今一生懸命やつておる超過供出等によつて、米食い率を下げないで行きたい、こう考えておるのであります。それからなお東北、北陸地方における米の配給辞退量が相当数に上つております。
○竹村委員 私は井上委員がいろいろ米合い率の引下げの問題について質問されましたので、この点は拔きますが、そこで私が大臣からの答弁を何つておりますと、大体内地米の米食い率を引下げないというその根拠は、結局現在政府が各員をまわつて督励をされておりますところの、いわゆる匿名等による超過供出に大きな期待をかけておられると思うのです。
○井上(良)委員 もう一度大臣に確かめておきたいのですが、今大臣は、できるだけ米食い率を下げないようにしたいという御答弁でございましたが、まだはつきりした数字をこの際政府から聞くことができませんで、その点多少不安でございますけれども、そういう抽象的なことでは、私ども国民を納得さすわけには参りません。
これは七月以降十月までの四箇月間の米食い率をできるだけバランスいたしいために、御承知の通り凍結米をもつているのでありますが、外国から輸入いたします食糧が、どうしても予定通り参りません場合は、六月以降は、政府はこの凍結米を放出いたしまして、これを埋めていくつもりであります。
こういう凸凹についても、実際の主食の中の米食い率を平均化しようとして非常に努力しておりますが、何としてもやはり農村が有利な立場にあるのです。そこでやはり食生活全体から見まする場合に、魚のみを農村も都市も公平にと行かないのでありまして、やはり都市に重点が置かれると、こういうように御了解を願いたいのであります。