1975-06-20 第75回国会 衆議院 本会議 第29号
しかも、わが国が着々と軍備を拡張し、有事の際には米軍進発の前線基地ともなるわが国の条件下で、朝鮮半島の動向を注視し、朝鮮民主主義人民共和国との接触を拒否し、朴政権との軍事的、経済的癒着をますます深める現行の外交姿勢を続けるならば、南朝鮮の政情はいよいよ厳しい抑圧下で不安感を高め、ひいては、朝鮮半島における安定を破壊する作用しかもたらさないでありましょう。
しかも、わが国が着々と軍備を拡張し、有事の際には米軍進発の前線基地ともなるわが国の条件下で、朝鮮半島の動向を注視し、朝鮮民主主義人民共和国との接触を拒否し、朴政権との軍事的、経済的癒着をますます深める現行の外交姿勢を続けるならば、南朝鮮の政情はいよいよ厳しい抑圧下で不安感を高め、ひいては、朝鮮半島における安定を破壊する作用しかもたらさないでありましょう。
(拍手) 今回のベトナム戦争にいたしましても、幸いにしてパリ会談の開催にこぎつけましたが、もしこれがエスカレートして米中戦争に発展するがごときことがあれば、米軍進発の基地を持つ日本は、当然戦争に巻き込まれざるを得ないのであります。日米安保条約が常にこの危険を包蔵していることに、佐藤君は目をおおわんとするのでありますか。