1969-07-25 第61回国会 参議院 本会議 第37号
一九六三年、トンキン湾事件を契機にいたしまして、本格的にベトナム侵略に乗り出しましたアメリカは、六年の歳月と一千億ドルをこえる戦費を浪費し、三万四千名の米軍戦死者を出し、朝鮮戦争の二倍の犠牲をしいながら、数限りないベトナム人の殺戮を行なってきましたが、ベトナム人民の戦いと、平和を願う世界世論の前に、いま敗れ去ろうとしております。
一九六三年、トンキン湾事件を契機にいたしまして、本格的にベトナム侵略に乗り出しましたアメリカは、六年の歳月と一千億ドルをこえる戦費を浪費し、三万四千名の米軍戦死者を出し、朝鮮戦争の二倍の犠牲をしいながら、数限りないベトナム人の殺戮を行なってきましたが、ベトナム人民の戦いと、平和を願う世界世論の前に、いま敗れ去ろうとしております。
四番、問、議会や米軍戦死者の家族等からの抗議をどう思うか。 答、私自身あての抗議や反対はなく、全部ネーバル・インスティチュートあてのものである。戦死した人々の血縁者や負傷者が私に対して好感を持っていないことはよくわかる。しかし、私の弟も戦死したし、郷里の親族は原爆にあっている。戦争を終わっていま感情的にはともかく、国交関係にもってくることはよくないと思う。 五番、問、日米安保条約について。