1973-03-13 第71回国会 衆議院 本会議 第16号
政府は、防衛施設庁費に三沢及び岩国の米軍基地兵舎の改修、改築費十億円を計上しておりますが、これは、安保条約締結以来、わが国が負担する初めてのケースであります。まさに地位協定第二十四条の拡大解釈であり、旧安保条約の防衛分担金を復活するものであります。(拍手) 現在、米軍が基地の整備拠点化や老朽施設の改築を要求しており、その額は数百億円にのぼっているといわれています。
政府は、防衛施設庁費に三沢及び岩国の米軍基地兵舎の改修、改築費十億円を計上しておりますが、これは、安保条約締結以来、わが国が負担する初めてのケースであります。まさに地位協定第二十四条の拡大解釈であり、旧安保条約の防衛分担金を復活するものであります。(拍手) 現在、米軍が基地の整備拠点化や老朽施設の改築を要求しており、その額は数百億円にのぼっているといわれています。
ここで特に申し上げたいのは、政府が、防衛施設庁費に、三沢及び岩国の米軍基地兵舎の改修、改築費十億円を計上していることは重大であります。これは、安保締結以来、提供施設の改築費をわが国が負担する初めてのケースであり、まさに地位協定第二十四条の提供施設の維持管理費は米側が負担するというこの規定をほごにするものであり、旧安保の防衛分担金を復活するものであり、われわれは絶対に許すことはできません。