1954-05-17 第19回国会 参議院 外務委員会 第33号
外務省から御返事願いたいのですが、この国連軍の活動について起る漁業補償の件については、米軍並には今まで行われていなかつたと了解いたしますが、今回の提出予定の土地等の使用及び漁船の操業制限の法律案において補償される見通しがあるでしようか、それが一つ。
外務省から御返事願いたいのですが、この国連軍の活動について起る漁業補償の件については、米軍並には今まで行われていなかつたと了解いたしますが、今回の提出予定の土地等の使用及び漁船の操業制限の法律案において補償される見通しがあるでしようか、それが一つ。
○曾祢益君 それからこの他にもやはり立法或いは予算措置が要るのじやないかと思われるのは、仮に米軍並にやるといたしますと今の問題ばかりでなくてもつと広い道路の修理とか或いは改善とか、こういうことについては米軍のほうについては安全保障費でやるとか、何と言いますか便宜と言つちやおかしいかも知れませんけれども、方法がある。ところが法的根拠から言うとそういうところは出せない。
○下田政府委員 国連軍に対して日本攻撃の際に日本の援助義務を負わせることの可否につきましては、これはそういうことをやろうということを考えたことは全然ございません、濠州なり、ニユージーランドなりの現在の対日感情から見まして、濠州兵、ニユージーランド丘が日本のために戦つて死ぬというような義務を負うような国情にございませんのが一つと、もう一つは国連軍協定の交渉の当初から、米軍並の待遇はなるべく与えないという
そのかわり労務の問題についても、方式及び内容を米軍並にしてもらいたいということを強く要求いたしまして、先方も非常に真剣に、われわれの方から提出いたしました労務管理費等に関する資料を研究して、目下本国政府にその可否を請訓中でございます。
大体米軍並にやれば、そうなります。ですから、その差異が百八十名ということになるのであります。それからまた金の面から行きまして、現在英連邦軍が、五十名がいらなくなる。その五十名分については、年に約一千二、三百万円給与その他に払つている。それから日本側の主張とする二百三十名の分といたしましては、約六千万円ぐらいいる。こういう計算になりますから、そこに差異が五千万円ぐらい出て来るということになります。
ここにおきまして、呉市といたしましてはぜひともこの駐留軍関係の労務者諸君の雇用関係を、米軍並のいわゆる間接雇用の姿に是正していただきまして、労務者諸君の雇用関係の地位を安定なものにしていただきたいというのが、市民全体の願いでございますし、またこの願いは、たとえ英、米と国は違いましても、かかる平等の原則に乗せてもらいますことは、国際正義の観念から申しましても当然の願いだと、私たちは信じますがゆえに、かかる
御承知のように、日本の方で国有財産を無償で米国側に提供しておるのに対して、国連軍側に対しては異なつた措置をとりたいという、これは日本の財政的な立場の主張もございまして、その辺の調整が十分できていないために、また先方はあくまで米軍並にしてもらいたいということを主張しておりますために今日まで延び延びになりましたが、先ほども御指摘の通り、大部日本側の立場もはつきり整いまして、近く交渉いたしましたならば、この
国連協定のこの労務問題は、国連軍が米軍と均等待遇を欲するならば、また岡崎外交が国連軍に均等待遇を与えるならば、当然米軍並でなければならぬ。
それのみならず、今日までの国連側の主張は、すべてその待遇を米軍並にしろということでありました、今日それらの国々のみずからも結んだNATO協定が発効し、また日米間にも当然なる改訂が行われて、わが方に裁判権があることが確認されました以上、これらの基準にしてわが国の裁判権を行使することに何ら反対する必要はないのでございます。
国連行政協定で、ただいま御説明の点は何でも米軍並の扱いがあるかのことく聞いたのでありますが、それはよく御研究願いたい。そんな安易な考えでおやりになると、国会は単純に聞きのがすわけに行かない。
そこで米軍並の国連協定が結ばれて、特権を英連邦に与えた場合には、絶対にこの国内立法が裏づけをするというようなことについて、国会の同意は得べきものではないという私個人としての見通しを持つておる。外務省はその辺についていかなるお見通しをお持ちになつて、問題協定に対処せられようとするのであるか。
○宮原委員 ただいまの御説明は一応了承いたしておきますが、現実の問題として、国連軍について米軍並というような取扱いに相なりませんように、御留意を希望いたしておきます。 それから第二にお伺いしたいことは、国連軍と日米行政協定の対象になつた米軍との性格の相違であります。