1952-11-11 第15回国会 衆議院 法務委員会 第2号
またこれらの人々が非常に赦免を切望し、最高裁判所に人身保護法による救済を申し出たというような非常に窮迫した事情も察知せられますので、これら三十人全部について、米、英、濠州に対し赦免の勧告をいたしたのでございます。この表の説明に相なりまするが、これは三十人に対して三十五の勧告が出ておる勘定になつております。
またこれらの人々が非常に赦免を切望し、最高裁判所に人身保護法による救済を申し出たというような非常に窮迫した事情も察知せられますので、これら三十人全部について、米、英、濠州に対し赦免の勧告をいたしたのでございます。この表の説明に相なりまするが、これは三十人に対して三十五の勧告が出ておる勘定になつております。
御承知のように、終戰後各地から続続と集団的な引揚が行われたのでありますが、米英、濠洲軍の管理下にありました南方地域からは、戰犯を除きまして、すでに昭和二十二年末を以て集団引揚を完了したのであります。
米、英、濠等からの引揚げは、昭和二十二年末をもつて戰犯者以外の引揚げが全部完了してしまつた。それからソ連及び中共地区においては、なお約三十七万に上る未引揚者がある。そのうち三十四万については政府の方で姓名その他が判明しておるのである、こういうことはもうすでに御承知だと思うのでありますが、そうしてソ連地区からの引揚げは昭和二十五年四月の信濃丸による集団引揚げ、それ以後は行われていないのであります。
引揚げ促進に対する国連の人道委員会における米・英・濠三国及びその提案に賛成された各国の理解あるとりはからいに感謝いたしますとともに、一日も早く全員を母国に迎える日の来ることを、衷心より希望にたえない次第であります。 遺族援護については、第五国会において本院が遺族援護に関する決議をいたしましたことは、われわれの記憶に新たなるところであります。
その次にはインドの人が、米英濠の話を聞いていると、多数の未引揚者があるということであるが、ソヴイエトの話を聞くと一人もいないと言つている。それならば、おるかおらないかわからないような問題をここで討論する必要はないじやないか、これはやめましようというようなことを言い出したのであります。
八月二十二日になりますと、米英濠三国は第五回の国連総会の議題に、日独捕虜の引揚問題を加えるようにリー国連事務総長に要請したと報ぜられております。一週間たつた八月二十九日、日本人の捕虜はない意味のプラウダの発表に対して、シーボルド議長がひどく非難した報道も発表されております。
またその一翼に位する呉市は、米英濠連合軍の根拠地でありまして、いろいろ軍事上の重要性を引続いて加えておるのであります。また旧軍用施設を利用して、平和産業、港湾都市として、呉市の将来については相当の発展を予想されております。また近時貿易港として外国船の出入も相当頻繁を加えて来ておるのでありまして、この意味において、呉市も三原市以上の重要度があるのであります。