2004-05-27 第159回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第13号
○中川(正)委員 今、大臣は客観的に事の動きを説明されましたけれども、その中で、特に国連の米英案と、それから、フランス、ドイツあるいはロシア、中国も新しい提案が出てきましたが、それぞれある。そのスタンスに対して、日本政府は今どういう立場にあるんですか。論点を整理しながら、日本政府の立場を説明してください。
○中川(正)委員 今、大臣は客観的に事の動きを説明されましたけれども、その中で、特に国連の米英案と、それから、フランス、ドイツあるいはロシア、中国も新しい提案が出てきましたが、それぞれある。そのスタンスに対して、日本政府は今どういう立場にあるんですか。論点を整理しながら、日本政府の立場を説明してください。
(小泉内閣総理大臣「聞いていますよ」と呼ぶ) 安保理決議が、米英案が通ったら、そしたらもう最後の機会を逸したということになるから、それであれば、イラクはいつ攻撃されても、それは、国際社会としてその攻撃がその意思になるから、結局は、イラクが攻撃されてもいいんだという位置づけになりますね。
○末松委員 そうしますと、今度の米英案で非常に重要なことは、対イラクの新決議案の中で非常にこれは重要だと思うんですが、イラクが国連が与えた最後の査察協力の機会を逃した、こういう位置づけがなされております。そして、原口国連大使も、イラクの査察協力あるいは査察の効果に対して、シリアス・ダウトといいますから、重大な疑念があるということを言われております。
しかし最近、米英の新たな決議案が出るに当たって、米英案を支持するように、ODAをちらつかせながら理事国を説得する。新聞でも報道がございました。これはもう二枚舌外交と言わざるを得ません。国会を軽視するのみならず国民を愚弄する。全く説明責任を果たしていないと言わざるを得ないんです。 以上のことを申し上げて、具体的に幾つかの点について外務大臣にお尋ねをしたいと思います。
イラクに圧力をかける点では米英もフランスも同じ、しかし、先ほど私が読み上げた点は米英案とは違う。このフランス、ドイツ、ロシアの覚書のこのくだりについて、外務大臣はどのように考えますか。
外務大臣は、この間の米英案の私の質問に対して、問題を平和的に解決するために真に最後の外交的な圧力を加えるということで、米英案への支持を表明されているわけです。 外務省から、独仏ロ案、ロ案じゃなくて覚書のペーパーですね、外務省のペーパーを見せていただきました。
しかしながら、これらはいますぐ問題にはなりませんけれども、しかし、これに対しまして、たとえば日本がこの米英案に加わるというようなことになりますというと、これはアラブ連合をはじめ他のアラブ諸国からはイスラエルに加担したものととられるおそれも出てくるわけであります。
国連におきましては、今御承知と思いますが、米英案、これは核実験停止のジュネーヴ協定、あれを再開して、あの線に沿うた協定を作れという案でございますが、これが出ております。それから一方インドが案を出すということを申しております。
○小坂国務大臣 目下第一委員会におきまして問題になっている、いわゆる米英案というものは、核実験の停止交渉ですね。先ごろまでジュネーヴで行なわれておりました停止交渉の問題を早く結論に到達するようにされなければいかぬ、こういう趣旨であるわけでございます。
最近の新聞報道によると、今政治委員会に出ておる実験停止に関する決議案は、米英案、インド案、それに全面軍縮を含むソ連案、三つです。そこで、日本政府としては、こうなると核実験停止に関する決議案は出さない、こういうことでございますか。それともインド案を支持する、あるいはまた米英案とインド案の折衷案を出す、あるいは米英案に同調する、その二つないし三つしかない。
この対日本平和條約米英案が、七月でありましたが、公表された後、イギリスの議会で、政府から説明をしたそのときに、この十六條に説明が及んだときに、満場の議員が拍手をしたという報道を私どもは読んだことがあります。
最近米英或いは濠洲等では、若しソ連が米英案に同調しないときは、單独講和又止むを得ないとする意向を伝えておるのでありますが、仮に單独講和が成立しますれば、その特定国だけとは国交が回復いたしまするが、併しそれに漏れた他の交戰国とは依然として戰争状態が継続するのでありまするから、これでは真の平和回復とは言えないと思うのであります。