2004-06-14 第159回国会 参議院 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第18号
しかし、現実問題として、私はこれまで議論してまいりましたが、イラク側が米英占領軍、米英多国籍軍の様々な活動をチェックすることができない、これは拒否権が存在していませんから。こういう状況があるということは、私はイラク国民に主権が完全に返還されていない、この点をやはり私は強く指摘をさせて、是非総理、そのことを確認をしておいていただきたいと思います。
しかし、現実問題として、私はこれまで議論してまいりましたが、イラク側が米英占領軍、米英多国籍軍の様々な活動をチェックすることができない、これは拒否権が存在していませんから。こういう状況があるということは、私はイラク国民に主権が完全に返還されていない、この点をやはり私は強く指摘をさせて、是非総理、そのことを確認をしておいていただきたいと思います。
そこで、一番の問題は、私は、米英占領軍を、あっ、失礼、米英の軍を中心とした占領軍が多国籍軍として残ること。これまでも、総理も御承知のとおり、私も総理とこの場で様々論戦やってまいりましたが、これまで占領軍は、例えばファルージャ、これはバグダッドの近郊の町で大変大規模な戦闘が行われた。この中では、イラクの女性や子供たちやお年寄りが大変たくさん亡くなられた。
多国籍軍については、私も何遍も外務大臣と議論してきましたが、多国籍軍の法的地位、つまりCPAオーダーの十七号、これは裁判権の刑事、民事あらゆる権利を米英占領軍には免除するという特権を定めたものでありますが、そういうものも全部この政権移譲後であっても引き続き存続するんだと。
○小泉親司君 ちょっと不鮮明なんですが、そうすると、多国籍軍というのは、通常いうCTJF7、つまり合同機動部隊、第七合同機動部隊、これが具体的には多国籍軍と、これは米英占領軍のことですが、そういうことに、いわゆるコアリションのことですが、そういうことだということなんですね。(「CJTF」と呼ぶ者あり)あっ、CJTF、失礼、コンバインド・ジョイント・タスク・フォース・セブン。
○小泉親司君 ということは、国連決議一五一一では、御承知のとおり、統一した指揮の下にある多国籍軍に対し、イラクにおける安全と安定の維持に貢献するあらゆる必要な処置を取る権限を与えると、こうしておりますが、そうしますと日本、この多国籍軍が果たして今の米英占領軍に当たるかどうかというのは国際的にいろんな見解の相違がございます。
現在、イラクは米英占領軍の占領が大きく破綻していると思います。私は、この破綻している一つの要因に、今回のイラクの戦争が果たして正しい戦争だったのか、大義のある戦争だったのかという点があるというふうに思います。私は、今回のイラク戦争は大義のない無法な戦争であった、現在の占領も不当なものだというふうに考えております。これは、私どもばかりじゃなくて、多数の国際社会の認識であるというふうに思います。
私は、三月十八日に、例えばイラクの戦争を支持して現在米英占領軍の主力部隊の一つでありますポーランドのクワシニエフスキー大統領、この大統領は、大変、大量破壊兵器問題で釣られたことは大変全く不愉快だと、我々は作り話にだまされたと言っておられる。ポーランド大統領は、アメリカからイラクに大量破壊兵器があるという非常に強い可能性を知らされていた、しかし見付かっていないと、こう言っておる。
米英占領軍のパルマー大佐は、彼自身の参謀の一人である日本人の三佐と毎日テーブル越しに顔を合わせる。日本人のヒデシマ・タカ三等陸佐は、この二週間、第七米英占領軍民生部門の朝のミーティングでテーブル越しにいた人物だ。この方はヒデシマ・タカアキさんという方ですが、その三佐が実際にはこの米英占領軍の実際には民生部門の占領機構に参加していると。
ちょっとこの点だけ触れさせてもらうと、今やはり米英占領軍の枠組みでイラクの問題は進んでおりますが、私たちは何よりもこの枠組みを国連中心に切り替えると、このことがイラクの復興のためには何よりも重要だということを強調させていただきたいと思います。
それはなぜかといえば、米英占領軍でも人道復興支援任務をやっておりますから当然だと思いますが、外務大臣はこれまでも、連合の一員ではあるけれども連合軍の一員ではないということを繰り返してまいりましたけれども、これだけ続々と問題が出てまいりますと、やはり私は、連合の一員であり、連合軍の一員であるということをもうそろそろお認めになった方がよろしいかと思いますが、外務大臣、いかがでございますか。
国連にまず中心的な役割を与える、そして国連は米英占領軍の撤退の基盤と条件をつくり上げる、こういうことをこの周辺国の声明の中でははっきり出しているんです。 外務省の仮訳のところで疑問に思うのがありますが、その二のところに、国連はイラクの暫定統治期間中、重要な役割を負っている、これは外務大臣も先ほどそのように答弁いたしました。
国連がそういう状態だからこそ、イラクの周辺国は、国連が中心的な役割をもっと果たしてほしいという要望が出ているのであって、そして今、米英占領軍が撤退する条件をつくる、基盤をつくる国際的な努力がどんなに大事であるかということを主張しているのであります。四十九カ国、大したものじゃないかというお話がありましたが、そういう感覚だから世界の支援は得られないと思います。
総理は、自衛隊は戦争に行くのではない、イラクの人道復興支援に行くのだと言いますが、自衛隊がイラクで実際に行う任務は、米英占領軍が行う軍事作戦支援そのものです。安全確保支援活動の中には、掃討作戦への支援や武装した米兵の輸送、イラク国民の米英占領軍に対する抗議・抵抗運動の鎮圧への支援が含まれることを小泉総理も認めているではありませんか。
しかも、自衛隊が行う安全確保支援活動は、家屋を焼き払いイラク国民を不当に逮捕、拘束する非人道的な米英占領軍の軍事作戦を支援するものにほかなりません。さらに、武器弾薬を輸送しないということも、実際には米兵が携帯する機関銃や無反動砲、携帯用対戦車弾なども輸送することが政府答弁からも明らかになったのであります。
政府・外務省の説明でも、この無償資金協力の半分以上は、CPA、米英占領軍による暫定行政当局が実質的に支配するイラク暫定統治評議会などを通じて提供されるとしています。このような資金提供は、米英軍による不法な占領に加担し、それを固定化させるものであり、断じて許せません。
それで、次に行きますが、それで今、米軍は、例えば安全確保活動、これ何と言うのかよく分かりませんけれども、安全確保支援活動と自衛隊の活動を言っておられるから、米英占領軍のやっているのは安定及び安全を確保する活動と、回復する活動と言っておられるので、通称、安全確保活動と私申し上げますが、安全確保活動として今やっておられるのは、例えば米英占領軍の言葉でいきますと、砂漠のサソリ作戦とかガラガラヘビ作戦とかアイアンハンマー
○小泉親司君 私、それはもう本当に米英占領軍のやるような国際法違反にも自衛隊がくみすることになると、この点で私は大変重大な問題じゃないかというふうに思います。 次に私お尋ねしたいのは、先ほど同僚委員からお話がありました宿営地の問題でございます。長官、よろしゅうございますか。
私、今外務大臣言われましたけれども、米英占領軍が国連決議に沿っているかどうかというのはこれはいろいろ議論がありますが、私、沿っていたとしても、この決議の中では、これはジュネーブ条約、戦時国際法は遵守しなけりゃいけないということを明記しているでしょう。それは外務大臣もお認めになるでしょう、外務大臣。
総理は、昨年十二月の私の、外交防衛委員会での私の答弁に答えまして、イラクに派兵される自衛隊は、人道復興支援ばかりではなく、安全確保支援活動、米英占領軍の武器弾薬の輸送、フセイン前政権の掃討作戦の支援、イラク国民の抵抗闘争に対する鎮圧の支援、これを行うというふうに答弁された。そのときに総理は、武器弾薬の輸送はしないと言明し、実施要項で担保すると答弁された。
その意味で、私どもは、この間もCPAの文書ですとか、これまでも連合軍司令部に問い合わせをしまして、これは、自衛隊は連合軍の指揮下に置かれるというふうな回答も得ておりますので、こういう米英占領軍の指揮下に置かれる自衛隊の派兵は憲法違反だと、これは占領軍の一翼だということを申し上げて、私の質問を終わります。
○小泉親司君 私、資料を二つお配りいたしましたが、これは連合軍の、いわゆる連合軍たる米英占領軍のホームページから転載したものであります。 この米英占領軍のホームページの中に、連合軍としてジャパンと、日本ということが明記されている。
総理は、昨年十二月の私の質問に、自衛隊が人道復興支援ばかりでなく、米英占領軍が行っている軍事作戦を支援することを認めました。この米英占領軍の軍事作戦は、アメリカの人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチの報告によると、イラク国民の家を焼き払い、イラク国民を不当に逮捕・拘束するものであります。同団体は、この軍事作戦は国際法違反だという書簡をブレマー占領機構、CPA行政官に送っています。
このような時期に我が国がイラクに自衛隊を派遣することは米英占領軍の支援、協力という色彩が強く、小泉総理が強調されるイラク国民への人道復興支援という性格を持たせるためにはまだ時期尚早であると言うべきではありませんでしょうか。 したがって、一歩譲って派遣せざるを得ないとしても時期をもっと先に遅らせる必要があると思いますけれども、その辺についての総理のお考えを聞かせてください。
総理、イラクでは航空自衛隊も陸上自衛隊も米英占領軍の一員として行動するのではありませんか。そして、あなたも認めているように、米軍による武装勢力への掃討作戦の支援、米軍によるイラク人の攻撃、抵抗運動への鎮圧作戦の支援を行うのではないのですか。これがどうして憲法が禁ずる武力の威嚇にも武力の行使にも当たらないと言えるのですか。はっきりお答えください。
米英占領軍への攻撃が激化しただけではなく、八月には国連のイラク事務所が攻撃され、国連は撤退を余儀なくされました。十月には赤十字の事務所が攻撃され、赤十字も撤退を余儀なくされました。ことしに入って、バグダッドの暫定占領当局への大規模なテロ攻撃も行われました。 首相は、施政方針演説の中でテロに屈してはならないと述べ、自衛隊派兵を合理化する理由にしました。
○小泉親司君 それで、私は米英占領軍の、これは明確な支援活動だと。総理は、武器弾薬は排除すると言っておきながら、現実にその排除する担保については何ら私は、具体的に示し得ない。こういうことをやっているから、やはり自衛隊が、私、標的になる。例えば、この占領軍の支援の問題については、例えば、今度陸上自衛隊が派遣されるサマワ地域でも攻撃があるんですね。
例えば、部隊行動では機関銃、迫撃砲、無反動砲と自衛隊は持っていきますが、そういうものは、そういう米英占領軍及びその他の占領軍の機関銃、迫撃砲、無反動砲、こういうものは運べないんですね。
元々この武器弾薬の輸送というのは、米英占領軍及び占領軍の、分かったでしょう、武器弾薬の輸送の話をしているんですよ。自衛隊の話なんかしていませんよ、一つも。
自衛隊のイラク派兵は、アメリカが始めた国連憲章違反のイラクへの無法な侵略戦争、それに続く不法な占領と現に戦闘が続いている米英占領軍を支援するもので、それはイラク国民の自主的な国の再建を助けるどころか、テロと暴力を拡大し、一層の泥沼化をつくり出すことになります。 また、戦争状態にあるイラクに自衛隊を派兵し、米英の軍事占領を支援することは、海外での武力行使に道を開くことに結果としてなります。
しかし先ほど申し上げたように、アナン国連事務総長も、少なくも短期に撤収すべきだ、このことが、今の米英占領軍のこの不当なやり方がテロの温床になっている、これは世界の共通のあれじゃないですか。問題は、そういう武装活動や、また米軍が行う戦闘活動、それに協力するんだということなんです。 ではもう一つ、人道支援を聞いてみましょう。
問題は、今私が言っているのは、その意味でいえば、テロリストを孤立させる、またテロの土壌を絶つ、そのためにこそ、私は、先ほど基本的な考え方を述べたように、米英占領軍のそういう支配、占領をやめるべきだ、このことを言っているんです。 問題は、私が問うたのは、そういう掃討作戦、ひどいことをやっている、こういう事態の物資についても米兵についても送るんだな、輸送するんだなということを聞いているんですよ。
国連では、アナン国連事務総長を先頭に多くの国々が、米英占領軍による軍事占領の下ではイラクの復興はできないとし、国連中心、国連主導のイラク復興に転換することを求めています。イラクの主権を期限を決めてイラク国民に回復することを要求しています。ところが、総理は、米軍の占領が中心であって、国連は補助的な役割にするというブッシュ大統領と同じ言い分に終始しました。
その点で、総理はこういうやはりアメリカの立場に立つんじゃなくて、米英占領軍のままでいいという立場に立つんじゃなくて、国連中心と、立場でやるべきだ、国連主導でやるべきだと、こういうことがなぜ言えないんですか、総理。
我が党は、今のイラクの泥沼化の現状を打開してイラクの復興を進めるためには、不法な米英占領軍主導の軍事占領をやめて国連中心に切り替えるべきだと、国連主導の下でイラクの主権を早期にイラク国民に回復して、国連のバックアップの下でイラクの復興を進めることが重要だというふうに考えております。 現在、国連で新しい決議をめぐって協議が始まっております。ここでは二つの問題が焦点になっている。
少なくとも、先制攻撃を加えて占領している米英占領軍に対して、その占領軍に後から参加するような形のイラク支援法に基づく自衛隊派遣には絶対に反対です。 しかし、人道支援という問題での費用負担は従来からあり得ると申し上げておりますし、また、間違った戦争であったと思いますが、それでもフセイン政権を倒した以上は、それにかわるイラク人による政権を、国連との協力のもとにいち早くそれを回復すべきだ。