1999-02-10 第145回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
僕は、対米自主性というものを確保できれば日本の外交というのはもっとダイナミズムを持てるのではないかなと思うんですが、そこをどうお考えかお伺いしたいと思います。
僕は、対米自主性というものを確保できれば日本の外交というのはもっとダイナミズムを持てるのではないかなと思うんですが、そこをどうお考えかお伺いしたいと思います。
日本の鈴木総理を初めとする各閣僚も、対米自主性は貫いているとおっしゃるのでしょうけれども、結果としての事態を客観的に見る限り、日本外交はアメリカの圧力に屈していると見ないわけにはまいりません。
○上田耕一郎君 あまりにも簡単過ぎますけれども、この自立計画はやはり対米自主性が非常に大事だと思います。石油の消費量中、中東石油の占める割合はアメリカはどのくらいでしょうか。
(拍手) 第二に、日米安保条約は、基地、駐留条項、極東条項、事前協議等に具体的な欠陥があるばかりでなく、もしこれを放置して自動延長していく場合には、安全保障、外交面における対米自主性の喪失をはじめ、基地問題や国論の対立等、多くの面で重大な政治的マイナスを甘受しなければならないのであります。
第一に、わが国は、自動延長することによって、独立国としての権威を失い、安全保障、外交の両面で対米自主性の喪失を余儀なくされるのであります。第二に、これによって反米感情をますます台頭させ、安全保障の基本である国論の統一をいよいよ困難にし、かつ、極左勢力に跳梁の機会を与え、日米友好の阻害を助長することに注意しなければならないのであります。
また一方、全世界の三分の一に縮小された資本主義国のうちで、EECは急ピッチにその共同化による経済発展、対米自主性の回復をはかっており、さらに、三分の一を占めるアジア・アフリカやラテン・アメリカの植民地諸国の民族解放独立運動は、ますます強化されているのであります。残り三分の一の世界を占めるソビエト、中国などの社会主義国は植民地市場としては永遠に放棄しなければなりませんアメリカの立場であります。