1947-11-13 第1回国会 衆議院 予算委員会 第20号
すなわち去る五日の閣議において三木遞信大臣と米窪勞働相がそれぞれ千八百圓ベースに對する問題について述べられておるのが新聞に出ておりますが、それを見ると九月平均の民間企業の賃金水準は二千四百圓であると述べられておるのであります。
すなわち去る五日の閣議において三木遞信大臣と米窪勞働相がそれぞれ千八百圓ベースに對する問題について述べられておるのが新聞に出ておりますが、それを見ると九月平均の民間企業の賃金水準は二千四百圓であると述べられておるのであります。
そこでお尋ねをいたすのでありますが、米窪勞働相その他經濟閣僚の人たちの間におきましては、一般官公職員の千八百圓ベースに對する生活の急迫を實際の面において察知しまして、何とかこの際において適當の應急措置を講じたいという考え方から、いわゆる越冬資金と申しますか、應急資金と申しますか、そういつた名稱のもとに何らかの措置を講じて、この計畫の齟齬をいたしておる穴埋めをいたしたいという考え方をもつておるやに承つております
また先日米窪勞働相は、ただいま中勞委にこの千八百圓ベースの問題が提訴されている。その決定いかんによつてはまた閣議で檢討して、そうしてその追加豫算をあるいは豫算委員會に求むるであろう。こういう意味の御答辯をされたと私は思います。そういたしますと、現内閣の閣僚間におきましても、すでに千八百圓ベースというものがあるいは壊れるのではなかろうか。